家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

アウトレットで待ち合わせ

2019-03-25 15:47:53 | Weblog
次男から連絡が来た。

御殿場にあるアウトレットで待ち合わせをして孫を見ていて欲しいということだった。

御殿場は私たちからも次男からも中間距離に有り待ち合わせには好都合だ。

私たちは孫を見たい。

次男たちは夫婦だけで買い物をしたい。

肝心な孫は私たちに会いたがっている。

誰もが得をする名案だ。

昼に待ち合わせをした。

私たちの姿を見た孫は小躍りして喜んだ。

昼食を一緒にとり、そこからそれぞれの仕事をする。

2歳半の孫は機嫌よく親たちと別れる。

私たちと孫は遊びの開始だ。

オムツが分かるタイツ姿で孫は走り回る。

追いかけるのは私の担当だ。

妙にバランスがよく、決して転ばない。

妻はカメラで楽しい瞬間を撮る。

途中で親を呼び出した。

底なしのように、たっぷり食べた昼食の反応があったようだ。

トイレから帰ってきた孫の母ちゃんが言う。

「コンクリートのようなものが出ていました」

その後再び遊び作戦開始。

臆せず子供たちの中に入り込んでいく孫は、中にいるアニキ格の男の子にブロックされたり肩を小突かれたりする。

一瞬ひるむが続いて別のところに走っていく。

小石を拾って私に渡す。

何をするのかと思ったら地面で飛べなくなっている小さなアブに投げつけた。

大きく外れたが何度も投げているうちに当たりそうになった。

人目があったが、やらせた。

「小動物をいじめない」ということを教えない、まだ私は。

そのアブが動き始めたとたん「こわい」と言って私にしがみつく。

別れの時間になった。

孫は「おじいちゃんの家に行く」と言うが、そうはいかない。

次男は「お前もうひとりで新幹線に乗れるだろ」というが妻が「オムツがとれてからにして」と言った。

孫は車の中で爆睡したという連絡が来た。