家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

TVのリモコン

2020-11-05 07:12:17 | Weblog
私が帰宅すると妻はTVを見ていた。
リモコンのチャンネルガイドを押せば現在他の局では何を放映しているかが分かる。
妻に断ってからリモコンを持ちボタンを押した。
ところがチャンネルガイドは画面に現れない。
「あれ?へんだなぁ」と言って別のボタンを押してもTVは全くいうことを聞いてくれない。
汎用のリモコンなので我が家のシャープ製TVに合わせて使うのだが、たまにその設定が外れて、やり直すことがある。
設定しなおしてみたが直らない。
そのときリモコンに少し水がかかっていることが分かった。
スマホを出してカメラにし、リモコンのボタンを押して信号の様子を見るつもりだった。
だが押してみるまでもなくリモコンからは常時信号が発信されている状態にあった。
人間の眼では見えないがカメラを通すと、それが見えるのだ。
「さきほど手違いで水がかかっちゃったから拭いたんだけど、ごめんね」と妻は言う。
すぐに電池を外して、もう一度丁寧にリモコンの全てを雑巾で拭いた。
ついでにドライヤーを吹き当て、さらにコタツの中に入れて乾燥させた。
だがリモコンは何かの信号を出し続けた。
本体に異常はないので本体のスイッチを使えばTVも見られるしチャンネルも変えられるし問題ないと思っていた。
ところが、私たちは、もう老齢になっていて耳が少し遠くなりボリュームを上げて聞くより字幕スーパーを見たい。
だが本体スイッチには、それがない。
また急に電話がきたりすると消音ボタンを即座に押すのだが、それも無い。
いつものようにいかない不便さを痛感した。
大手家電量販店を見てみたがケーブルテレビ用のリモコンは売っていなかった。
ネットで探して同じタイプの物を発注した。
やっとリモコンが届いたが品物は間違って届いた。
私の欲しかったリモコンはBR―V3なのだが届いたのはBR―V3Jで「J」は余分だ。
試してみるとTV本体は動くがケーブルテレビのチューナーは作動しない。
これではダメだと落胆していると妻が「直っているかもしれないから元のリモコンを試してみて」という。
電池を入れて試してみると正常な動きをした。
「直ってるよ」
と二人で喜んだ。
届いたリモコンを送料無料で返品して、今日返金しますというメールが入った。
いつも通りってありがたい。