家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ヤギの小便

2021-11-07 10:57:48 | Weblog
先日のイグアナは、交番に届けた以降見えなくなった。
4か月間待ち望んでいた持ち主の元に戻りイグアナ共々涙の再会となったことを想像する。
さてその一日前にも別の動物との出来事があった。
私がいつもの川沿いをいつものように歩いていくと、おばさんが手をパンパン鳴らしながら叫んでいる。
「こら!ほら!」
私が近づき堤防の下を見るとヌートリアが草の間に隠れている。
私とおばさんが話をしていると草の間から姿を現した。
「あれ。ズーズーしいね。人の植えた野菜を食べて」という。
だが食べているのは収穫を終えて畑に残ったサツマイモの葉と茎だ。
「ほれっ。逃げないと罠に掛かっちゃうよ」と実はヌートリアの味方のような発言。
「あっ。何か棒を持った人が来ましたよ」と言うと「あれはウチのだ」と言い、その棒は釣り竿だった。
その場所から100メートル行くとヤギを飼っている幼稚園がある。
今日のヤギ君は堤防の上に居た。
私は座り込んでヤギとのコミュニケーションを楽しんだ。
私の話は少ししか理解できないだろうけど通じていないことはないと思っている。
わが家に20年暮らしたネコは飼い始めの頃から「ニャー」と鳴くと「はい」と我々家族の誰かが返事をした。
何回鳴いても答える。
そうしているうちに両者のコミュニケーションが成り立って行った記憶がある。
口の堅いネコは誰にも言いつけないから安心して何でも話せる。
突然ヤギが「ジャー」とオシッコをし始めた。
持っていたカメラで記録した。
ヤギは訴えない。
セクハラでも盗撮でもない。
ヤギに前立腺があるかどうか知らないが元気を証明するような透明な尿を何の滞りもなく放出した。
川の反対側を引き返していると、先ほどの「ウチの」がルアーを川の中に放り込んでいた。