一旦狙いを定めたヘビが、そう安安と諦めるとは思えない。
冬眠明けで腹はそうとう減っているだろう。
だが私が追い払った時のことが記憶に残り、あれに懲りて二度と襲うことがなければ幸いだ。
あれから3日後巣に近づいてみる。
何も聴こえない。
ほぼ99パーセントやられたな。
別の作業が終わったあと巣を下ろすことに決めた。
もしヒナの1匹がやられて、その後親鳥が巣を放棄したとしたらヒナは飢えて死んでいるだろう。
そうなるとヒナの体が腐り虫が湧き始めるに違いない。
ハシゴをかけて巣をブナから下ろす。
電ドルでビスを外して中の様子を見てみた。
カラだった。
スピーカーに元々入っていたウールの上にコケが敷いてあり、その他は何もない。
ヒナの鳴き声から最低でも3羽以上いたはずだが。
卵のカラもないので何羽いたのかは分からない。
中を見てがっかりしているとヤマガラの声が聞こえた。
ああ、いるじゃん。
エサを2箇所のエサ場に置いた。
「おーい。置いたよエサ」と少し離れた杉の木からこちらを見ているヤマガラに伝えた。
いつもなら「サーッ」と降りてくるはずが、いつまでも枝に留まったままだ。
考えてみれば複数のヒナがやられたということは、その都度修羅場を目撃していたということだ。
恐怖で我が家の敷地に降りてこられないのだろうと想像した。
私は以前自宅にあったツバメの巣のことについて思い出した。
カラスに襲われ何度かヒナを持って行かれたり巣ごと落下したり留守になった巣をスズメが自分たちの巣にしてしまったり。
その都度ツバメたちは気を取り直し新たな巣作りを開始し最終的にはヒナを立派に巣立ちさせていった。
今度は私が立ち直る番だ。
中を掃除した巣をいままで実績のあるエゴノキに掛けることにした。
比較的低い位置にして人間の生活の範囲に入るようにした。
これまでも3組ほどヒナを巣立ちさせた、その場所だ。
巣としては合格のようだから、位置の問題を解決して、ぜひもう一度入居して欲しいと望む。
冬眠明けで腹はそうとう減っているだろう。
だが私が追い払った時のことが記憶に残り、あれに懲りて二度と襲うことがなければ幸いだ。
あれから3日後巣に近づいてみる。
何も聴こえない。
ほぼ99パーセントやられたな。
別の作業が終わったあと巣を下ろすことに決めた。
もしヒナの1匹がやられて、その後親鳥が巣を放棄したとしたらヒナは飢えて死んでいるだろう。
そうなるとヒナの体が腐り虫が湧き始めるに違いない。
ハシゴをかけて巣をブナから下ろす。
電ドルでビスを外して中の様子を見てみた。
カラだった。
スピーカーに元々入っていたウールの上にコケが敷いてあり、その他は何もない。
ヒナの鳴き声から最低でも3羽以上いたはずだが。
卵のカラもないので何羽いたのかは分からない。
中を見てがっかりしているとヤマガラの声が聞こえた。
ああ、いるじゃん。
エサを2箇所のエサ場に置いた。
「おーい。置いたよエサ」と少し離れた杉の木からこちらを見ているヤマガラに伝えた。
いつもなら「サーッ」と降りてくるはずが、いつまでも枝に留まったままだ。
考えてみれば複数のヒナがやられたということは、その都度修羅場を目撃していたということだ。
恐怖で我が家の敷地に降りてこられないのだろうと想像した。
私は以前自宅にあったツバメの巣のことについて思い出した。
カラスに襲われ何度かヒナを持って行かれたり巣ごと落下したり留守になった巣をスズメが自分たちの巣にしてしまったり。
その都度ツバメたちは気を取り直し新たな巣作りを開始し最終的にはヒナを立派に巣立ちさせていった。
今度は私が立ち直る番だ。
中を掃除した巣をいままで実績のあるエゴノキに掛けることにした。
比較的低い位置にして人間の生活の範囲に入るようにした。
これまでも3組ほどヒナを巣立ちさせた、その場所だ。
巣としては合格のようだから、位置の問題を解決して、ぜひもう一度入居して欲しいと望む。
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