家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

曾孫の発表会

2012-03-27 10:40:18 | Weblog
妻のピアノ発表会があった。

妻と同じ講師が5人で合同で開催した。

私は妻を会場まで送った後母と姉を連れに行った。

会場のホールには既に多くの人たちが集まっていた。

あっちにもこっちにも妻の生徒達が着飾って座っている。

私を見て手を振ったり頭を下げたりする。

彼らの親達はカメラやビデオカメラのセットで忙しい。

真っ先の出場は妻の生徒でもあり私の姪の子供でもある虎太郎君とその弟光君だ。

二人ともムースで髪を立ててカッコいい。

お辞儀も兄が小声で指導して揃った。

連弾は兄の伴奏と弟の、つたなくもハキハキとした演奏で楽しく幕開けできたと感じた。

しばらくは子供達の子供らしい演奏を、まるで子猫や子犬を見るような目で見ていた。

席に戻ってくる我が子を両親は「ようやったようやった」と迎える。

演奏している子から3番目までの子は緊張しながら予備席に着く。

虎太郎君の演奏が始まった。

ギロックのニューオリンズブルースだ。

なかなかの名演で音の強弱も付きテンポの揺れもあってジャズっぽい雰囲気も伝わった。

終わったときの拍手も多かった。

その後休憩時間になると母が帰りたいと言った。

長時間座り続けられないのだ。

私は母の手を私の腕に掴まらせて歩いた。

まさに親孝行している瞬間を感じて嬉しかった。

翌朝母から妻に電話が来た。

「あんた。ありがとうね。すごくシアワセだったよ」とのことだ。

曾孫の晴れ姿を見るのも最後かもしれないとの覚悟で見たという。

今シアワセと口に出来る母を誇りに思う。


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2 コメント

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Unknown (山水)
2012-03-27 17:13:47
素晴らしい親子愛です 
知人もピアノ発表会へ行ってきたといってましたが
もしや同じ場所・・・浜北の孫のようでした
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山水様 (無職無収)
2012-03-28 07:26:24
もしかしたら同じ場所かもしれませんね。講師が5人も居ますから知らない人のほうが多いです。コンサート用のピアノで弾けるので子供達には良い経験になると思います。
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