家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

カタクリの群生

2020-03-27 10:48:45 | Weblog
朝は少し早めの出発。

予定時刻に出発できそうだったのだが急にモーガンのシートベルトが言うことを聞かなくなった。

過去にも何回か同じことが起きているが今日は運悪く私ではなく珍しく助手席に座る妻のベルトだ。

何度試してもダメなので、とりあえず走り出し途中で止まってエンジンも切って試すがダメだ。

急に妻が後ろ向きなことを言い始めた。

「私行かない方がいい?」「捕まらない?」

高速道路に乗る前にコンビニ駐車場で、もう一度試したら難なく外れた。

やっと気兼ねなく走ることができた。

浜名湖SAで待ち合わせした友人たちと時間内に落ち合うことができた。

友人のあとを付いて香嵐渓に到着した。

澄み切った空気とほんの少しの寒さが心地よい。

駐車場に車を駐めて、まずはカタクリの群生地に向かう。

平日の午前10時過ぎらしく観光客は邪魔にならない程度の人数であった。

その奥にある寺も参拝し静かな佇まいと綺麗に手入れされた庭を見て継続の素晴らしさや凄さを感じる。

この街並みは古いままで残っていて歩いているだけでとても気持ち良い。

足助川沿いの整備された堤防を歩くと、川と共に暮らしてきた各家々には独自の門が備えられていて、そこから川に出られるようになっている。

「こんなところ家が在ったら朝食もここで摂るし夕方は必ずビール片手にここに来るね」と本気で羨ましくなった。

水面に届きそうなほどツルが垂れ下がり、そこに数種類の鳥たちが騒いで飛び交う。

街の規模の割には多く感じる和菓子屋さんでふたり分の桜餅といちご大福を、そして今ではなくなった量り売りの日本酒も購入した。

友人たちは私たちと別れてすぐに満開の桜に出会ったというし私たちは路上で3匹のサルと出会った。

着膨れした妻が助手席でリラックスしている。

春の日差しを感じ清流を眺め谷にこだまするエキゾーストノートを聴きながら加速と減速を楽しむ。

こんな至福な時間を感じられて嬉しい。

落涙しそうになったのは、もう行きがけから何度もだ。

年食っただけじゃなくて幸せを見逃さないからだと思う。

車で233.6Km走行し徒歩で10766歩1時間58分移動した。



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