家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

中田島砂丘から馬込川河口

2019-11-24 08:42:11 | Weblog
妻を送り届け再び迎えに行くまで時間があった。

中田島砂丘に行くことにした。

駐車場から少し歩くとすぐに砂丘入口がある。

大きな石に中田島砂丘と彫られている。

その先の階段を上ると松林の間が通路になっていて砂丘が見えている。

砂丘に足を一歩入れると「ザク」という音をたてる。

蹴っても蹴っても前に進みにくい。

「そうだった」と過去の経験を思い出す。

歩きにくさを気にせず前に進もうとするとスニーカー先端に空けられた穴から砂が侵入してきた。

いよいよ砂丘らしくなってきた。

砂の上り坂だ。

前を行く人々は歩みが遅くなってきたが私は構わず進む。

と、大量に砂がスニーカーの中に入り込み靴下を通過して直接足指にまとわりつく。

登りきると広い海が見渡せた。

渚まで到達すると海と糸でつながっている多くの釣り人が見渡せた。

進路を東にとり少し硬い砂の上を右耳に潮騒の音を聴きながら歩いた。

砂には小鳥の足跡や小さな犬の足跡などと混ざり丸く角の採れた石が見える。

突如子犬の足跡が出てくるのは、そこまで飼い主に抱っこされてきたのだろう。

案外馬込川の河口は近い。

川には釣り人や投網を打つ人など楽しんでいる人たちがいる。

河口から川沿いに少し登っていった。

ゴミ焼却場や水泳施設などが立ち並び多くのウが羽を休めている。

川であっても岸には砂が堆積している。

私の足跡を振り返って69.55cmの間隔を目で確認した。

馬込川に架かる最後の橋の下から上に戻る。

海浜公園の東屋で休憩を取って靴に入った砂を取り出す。

足の指の間にまで入り込んだ砂は幼い頃の砂場を思い出させてくれた。

砂をきれいに落として靴下とスニーカーを履くと普通に履いている時よりも気持ち良い感覚になった。

次は中田島砂丘から西に向かい今切れ口まで歩きたいと思った。

砂の入り込まない靴はないものか。

デザートブーツか長靴になるのかなあ。

妻を迎えに行く時間までには十分に間に合った。




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