家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

松月堂

2011-06-14 06:48:17 | Weblog
ここのパンを食べるようになってから優に20年は経っている。

行きつけの喫茶店で食べて美味しさに気付いたのが始まりだ。

この喫茶店に配達に来たついでに私の分も届けて欲しいと申し出たが断られた。

残念ながら当たり前だが毎回買いに行くようになった。

ただし競争率が高く売り切れになる可能性が高いため予約してから混まない時間帯に取りに行く。

何度も買いに行けば、その店員と顔なじみになる。

「久しぶり。元気だった?」と声をかけられるようにもなった。

ただ、このところは店員が入れ換えになり顔馴染みのオバチャンとは顔を合わせなくなったし奥様も店に出なくなったようだ。

職人である店主は健在でガラスの奥から挨拶してくれる。

子供達は生まれてこの方東京に出て行くまでズーット食べ続けた。

このパンで育てたといっても過言ではない。

購入してきた日は、いまだに夕食が待ち遠しい。

30cmほどのカタマリから3センチ程度の厚さに切ったモノを食べる。

ミミの固さと香ばしさ。

白い部分の柔らかさとモチモチ感がワインとよく合う。

いわゆる食パンのマキシーも美味しいがボルガという黒パンも、これまた美味しい。

「けっこうパンにはうるさい」という人もいるが、この店のパンを食べてもらって美味しくないと言った人はいない。

朝昼晩いつ食べても美味しい。

行きつけの喫茶店は道路拡幅で閉店してしまったが、いつぞや松月堂で出会ったことがある。

個人になっても、やはりこのパンを食べている。

また知り合いの「とんかつ屋」も、このパンを下ろしてパン粉にしている。

美味しい物の材料も、やはり美味しい物だった。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (山水)
2011-06-14 21:06:55
手帳にメモしました 
美味しそうな文章の書き方T文協のS局長におしえてやったら
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山水様 (無職無収)
2011-06-15 07:04:52
友人から問い合わせが来ました。
ぜひ一度食べてみてください。
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