家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

春迎

2012-03-18 08:01:03 | Weblog
群馬県永井酒造の「春迎」純米大吟醸を呑む。

長男が蔵元から届くように手配してくれた。

待ち遠しかった。

月曜日から木曜日までは呑まない日と決めているから。

自分で作ったぐい飲みを使いたかったから。

庭で採れたフキノトウはフキ味噌として食べているが天ぷらで食べたかったから。

そういう諸々の事情が金曜日に全て解禁になった。

自作のぐい飲みは持ちやすく色もきれいだ。

器に液体を満たすとぐい飲み本来の美しさが浮かび上がる。

「もう少したくさん呑みたいな」という程度の大きさだ。

呑むときには外側の肉球マークは気にしていないことが分かった。

マークをどの向きにして呑むかという細かなことが気になった。

咽を美しい液体が滑り落ちる。

「米はフルーツか?」

この酒は米で出来ているとは思えないほどフルーティーだ。

酔って長男に電話した。

お礼を伝えてツマミは敷地の中で取れたフキノトウの天ぷらと煮魚というと「うーん」と唸った。

「それは美味しそうだ」と酒飲みなら容易に想像される苦味と酒、煮物と酒の組み合わせ。

この酒はわざわざ2月29日に搾ったものであることを教えてくれた。

2月は通常28日までだから4年に1度しか29日には会えない。

その日に搾るという正に限定そのものだ。

味には変わりがないが、そのコダワリが作り手の凝り性を想像させるではないか。

ロンドンオリンピック開催時にも限定品を出すらしいから、それにも期待している。



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2 コメント

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Unknown (山水)
2012-03-18 18:11:06
またまた 文章読むだけで優雅な気分居させてもらえます
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山水様 (無職無収)
2012-03-19 07:44:31
山水さんには是非飲んでもらいたい酒です。
春迎は限定品でホームページに載っていませんが水芭蕉もかなり美味しいと聞いています。
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