家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

墓参りにて

2008-11-27 08:55:43 | Weblog
風もなく暖かい日。

墓参り日和だった。

最近は市も財政難だからか墓の周りの手入れがずさんになった。

自分でツゲの木の手入れをして草取りをした。

「おばあちゃんは、きっとあなただけを見守っているような気がする」
妻が突然言った。

「そうかー?」と私も答えはしたが確かにそうかもしれないという感じはしている。

母親が自分の夫に対して強い好意を持っているというのは娘にしてみると複雑な感情であろう。

だが妻は母親のシアワセを考えて私に「ありがとう」を言う。

「オレがシアワセなんだよ」と言い返す。

市営の霊園に妻の両親と私の父の墓がある。

「千の風になって」の歌詞じゃないけど、みんな春野に行っている気がしている。

留守になった墓をきれいにした。

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4 コメント

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Unknown (おちゃぼっこ)
2008-11-27 20:00:50
読んでから、心がほのぼのとしてくる。
やさしさプラス文章力・・
奥様がやさしくなるはずです・・あなたなら。
いつか・・山の家で・・・
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おちゃぼっこ様 (無職無収)
2008-11-28 09:07:17
ありがとうございます。
逆です。
妻のやさしさが私を変えました。

いいえ。
近いうちに山の家で。
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Unknown (山水)
2008-11-28 18:29:04
昨日コメントしたつもりですが載ってません
何を書いたか忘れましたが
たぶん 「おばあちゃんは、きっとあなただけを見守っているような気がする」とは奥さんは粋な方ですね
直接言葉にせず間接的にうたかたさんに礼を言っていると書いたような・・
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山水様 (無職無収)
2008-11-29 09:27:19
義母の最期の行動は私の手を握ることでした。
動かなくなった手を無理やり動かした。
その月内に亡くなりました。
そこまでする義母を妻はシアワセに思えたのでしょう。
私がイチバンシアワセですが。
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