家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

物置の基礎の不思議

2024-02-17 16:46:30 | Weblog

春野にある物置の扉がうまく動かなくなった。

もう8年も前2016年の話だ。

その時に処置はしたのだが、その原因にやっと気づいたのは2022年10月の頃だ。

物置の下にあるブロック製の基礎の、その下にあるブナの木の根っこが太くなり過ぎでブロック基礎を持ち上げている。

だから扉の動きが悪くなりキーがうまく掛からなくなった。

最大3㎝上がってしまった。

「それならば」とブナの根の一部を切り取った。

だが根の一部を切り取っても、切り取られたその先の根はそのままだ。

相変わらず不便なまま。

近所の土建屋さんに話すと「こりゃあこの木を切り倒すだなぁ」と言う。

その言葉に妻が反応して「私もそう思う」と言い出した。

このブナの根が物置だけでなく、そのうち母屋の下に伸びて母屋を持ち上げるかもしれない、と言い出した。

「じゃあ仕方がない」ということでそのブナの種を拾い種を蒔いた。

それが2023年の9月の事だ。

さて別の人に見せると「これはこの基礎のブロックを外せば元通りになるんじゃないの」と言われた。

「なあるほど。その手があるじゃん」私はこの人の言うことに飛びついた。

で物置の下にジャッキを当てて少し持ち上げてブロックを外すことにした。

だがそのブロックはモルタルで簡単な基礎と接着してあった。

しかたなくブロックを壊すことにした。

ジャッキを利用してブロックが壊れて物置が落ちてきても手を挟まないように気を付けながら作業した。

ハンマーとハツリ用のたがねで行った。

毛布を敷いて膝を付き、たがねに少しずつハンマーを当ててブロックを破壊する。

とうとうブロック一個が全部壊れた。

ところが物置は傾いたままだ。

これが不思議でならない。

不均衡が崩れて均衡になりたいはずの物置が1ミリも動かずにそのままだ。

根を切ってもそのまま。

ブロックが外れてもそのまま。

2016年に気づいていたら根を切るだけで元通りになっていただろうに。

 


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