家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

浜松フィルハーモニー管弦楽団

2009-01-12 10:49:22 | Weblog
浜松フィルハーモニー管弦楽団2009年ニューイヤーコンサートに行ってきた。

今年になって3回目のコンサートだ。

知人からチケットをいただいたので来てみたが実のところ、この団体は知らなかった。

パンフレットの中に浜松市民オーケストラというのも入っていたので、浜松交響楽団しか知らなかった私は「さすがは音楽の街だ」と感心した。

この浜松フィルハーモニー管弦楽団はプロの演奏家の集まりだとプログラムで知った。

どおりで上手なわけだ。

1階席6列目に座った。

貴賓席の真後ろなので良い席なのだろうが少し前過ぎて音的にはどうかな。

指揮者を下から眺めるので、まるでカブトムシが、もがいているようにも見えた。

3人のソリストが唄ったが人間の声と言うのは素晴らしい楽器だなと感じた。

声量がオーケストラを凌ぐほどだし表現力としては他の楽器には、とうてい真似できない優れものだと思う。

「鍛冶屋のポルカ」(ヨーゼフ・シュトラウス)では私の欲しいアンビルが主な役目を果たした。

アンビルというのは鉄を曲げるときにハンマーで叩く、その下に置く金具のことだ。

鍛冶屋の必需品。

それが初めはやかましく感じたが聞いているうちに「良い音」い感じられてきた。

最後は「アンビル協奏曲」でもあったかのように楽器として認知するようになった。

新幹線のレールで造ってあるというこのアンビルが是非とも欲しくなった。

もちろん音楽としては使うことはない。

誕生日 56歳

2009-01-10 10:00:06 | Weblog
また誕生日がやってきた。

56歳になった。

早い!

妻が祝として友人のレストランに予約してくれてあった。

まずはギネスビールで乾杯した。

発泡白ワインに切り替えて生牡蠣からコース料理を堪能した。

最後にイチゴのケーキとコーヒーで仕上げた。

店は貸切り状態で静かだった。

家族と私を支えてくれる皆に感謝して、いつもと違う酔いを満喫した。

オンドジェイ・ヴラベッツ&鳥山明日香 ジョイント・リサイタル

2009-01-09 10:19:20 | Weblog

オンドジェイ・ヴラベッツ&鳥山明日香 ジョイント・リサイタルに行ってきた。

コンサートでは、いつもいろいろなイメージをしながら楽しんでいる。

当初は非協力的で自信満々なホルン吹きと何とかうまく合わせようと神経を尖らせるピアニストというイメージで始まった。

ヴォカリーズ(ラフマニノフ)は柔らかなホルンの音色に対して「はきはきと言い過ぎる」ピアノのようだった。

だがピアノのソロになると俄然、活き活きとし始めた。

エチュード「音の絵」(ラフマニノフ)では濃厚な油絵を無心に描く画家のような止まらない才能のほとばしりを感じた。

黒い衣装に着いた細かなスパンコールの輝きが客席全員を直線的な光で差す。

明日香さんの手が黒い衣装と黒いピアノの間で白い別の生き物のように舞い続けた。

第2部が始まって山崎崇(コーディネーター)の登場で雰囲気は一変する。

山崎氏は演奏家と客とのやり取りによって音楽会を盛り上げる方法を教えてくれた。

するとどうだろう、あのホルン吹きが変わり明日香さんにも笑顔が見られるようになった。

音楽というのはちょっとしたことでガラッと変わってしまうものだと実感した。

「日本の調べ」は明日香さんの母親の編曲したものであった。

なんとも良い感じだ。

父親の唄ってくれる子守唄のような安心感で充たされた。

明日香さんは日本の着物をステージ衣装にリメイクしともので演奏した。

正直言ってチグハグ感は若干残るが狙いは素晴らしく、これで外国で演奏したら喝采をうけるのではないかと予想できた。

明日香さんはまたフランスのブランド「シャネル」による若手音楽家支援事業「シャネル・ピグマリオン・デイズ」の参加アーティストとして選ばれたが、そちらでの活躍も期待している。