「こんにちわッ、テディちゃでス!
しゅわッちィ!」
「がるる!ぐるるるるがる~!」(←訳:虎です!スペシウム光線~!)
こんにちは、ネーさです。
今日5月13日は『シン・ウルトラマン』公開日!
もう映画館へ行ってきちゃったわ♪という方々を
羨ましく思いつつも、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
―― 名画の暗号を解く本 ――
編者は『歴史の謎を探る会』の皆さん、
2020年4月に発行されました。
『キャンバスが語る驚きのメッセージ』
と副題が付されています。
巨匠さんたちが描いた《名画》の中の、
これにはどんな意味が?
なぜこんな風に描かれているの?
といった疑問をめぐる
アート評論42篇が収録されています。
「れおなるどォさんッ!」
「ぐっるがる!」(←訳:ゴッホさん!)
「むんくゥさんもッ!」
『モナ・リザ』が人びとを魅了し続けるのは、なぜ?
『叫び』の中央に描かれているのは、ムンクさん自身なのか?
エル・グレコさんが
念願の宮廷画家になり損ねてしまった理由は……?
といった、
数々の《?》に対する解釈&解説は、
楽しくもあり、
考えされられもします。
私ネーさが、うぅむ、と唸らされたのは、
本文141ページの
『なぜ、太陽王はハイヒール姿なのか?』。
「しょうぞうがァ、でスねッ!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:超がつく有名作品!)
イアサント・リゴーさん作
『フランス王ルイ14世の肖像』(1701年)は、
世界史の教科書に必ず載っているような
超有名肖像絵画と申せましょうか。
豪華な白テンのマント、
ユリの紋章、剣、王冠など、
王者らしいアイテムがふんだんに描き入れられ、
画家リゴーさんの代表作であるこの作品を、
ルイ14世自身も気に入っていた、といいます。
それにしても……
ハイヒール?
当時、フランスの貴族社会では
ハイヒールが流行してはいたものの、
上半身のどっしり感に比べ、
下半身がタイツとハイヒールでは、
アンバランスではなかろうか……?
その答えは……
王さまは女装が趣味だったから?
身長が低いのを気にしていたから?
「ふァ? じょそうゥ??」
「ぐる??」(←訳:身長??)
女装云々はともかく、
ルイ14世は身長が160~165㎝で、
本人もそれがコンプレックスであったという説に
驚かされました。
18世紀初頭のフランスでは、
165㎝では背が高くないとされてたの?
宮廷をあまねく照らす太陽王としては、
“背の高い美丈夫“でありたかった?
「おうさまもォ、たいへんッなのでスゥ~!」
「がるーるぐるがる!」(←訳:イメージ戦略大事!)
ルネサンス、フランドル派、
日本の浮世絵、
ロマン派、印象派、エコール・ド・パリ――
この御本に掲載されている絵画は、
巨匠とされる画家さんたちの、
よく知られる人気作品が殆どです。
そんな有名作品に
いまさら《謎》なんてあるのかしら?
と疑ってしまうかもしれませんが、
読み始めてみれば、
驚きや発見が待っていますよ。
アート好きな方々、
歴史好きな活字マニアさんも、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪