テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 今日も明日も、お城は大騒ぎ ~

2022-05-24 22:45:31 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 わふふふゥ! またしてもォ、やられたァ!のでスゥ!」

「がるる!ぐるがるるぅ……!」(←訳:虎です!そう来たかぁ……!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 いきなり始まったNHK『義経のスマホ』、

 放送第1回から大笑いしてしまい、

 『鎌倉殿の13人』での義経さんロスも吹き飛びました♪

 今日深夜の第2回では何がどうなるのか?

 腹筋にチカラを入れてオンエアを待ちながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~!

  

 

 

   ―― ブランディングズ城のスカラベ騒動 ――

 

 

 著者はP・G・ウッドハウスさん、

 原著は1915年に、画像の日本語版は2022年4月に発行されました。

 英語原題は『Something New』、

 《ブランディングズ城》シリーズの第1作です。

 

 著者ぺラム・グレンヴィル・ウッドハウスさん(1881~1975)の

 代表作といえば、

 上流階級の青年バーティー・ウースターくんと

 優秀すぎる執事ジーヴスさんが大活躍する

 《ジーヴス》シリーズ!

 

 ……なのですけれども、

 ここにもうひとつ、

 ウッドハウスさん御自身が

 愛してやまなかったシリーズ作品があります♫

 

「ぶたいィはァ、おしろッ?」

「ぐるるがる!」(←訳:本物のお城!)

 

 ブランディングズ城の主、

 エムズワース伯爵はたいそう悩んでおりました。

 おバカな次男坊・フレデリックをどうすべきか。

 

   フレディめ! あいつときたら!

   イートンは放校になり、

   オックスフォードは退学させられ、

   陸軍士官学校の試験にも落ち、

   競馬に入れ込んで借金の山。

 

 なれど。

 捨てる神あれば拾う神ありと申しますように、

 おバカなフレディを拾ってくれる

 奇特な淑女が、この世にいた……!

 

 昨秋、ブランディングズ城に隣接した屋敷を借りたのは、

 ピーターズ氏なるアメリカ人。

 もちろん、お金持ち。

 そして、美しい一人娘がいて。

 

「おおッ! つまりィ~!」

「がるる!」(←訳:彼女が!)

 

 麗しのアリーン嬢と

 ぼんくらフレディさんはしっかり恋に落ち、

 めでたく婚約するに至って、

 ホッと胸を撫でおろしたエムズワース伯爵に、

 ああ、さらなる試練が。

 

 ピーターズ氏所有の

 貴重なスカラベが、紛失した?

 

「ああァ、つまりィ~…」

「ぐるるるるぅがる?」(←訳:探さなくちゃダメ?)

 

 ワケの分からない紛失事件になど

 係わりたくないという御方も、

 ピーターズ氏がスカラベ奪還の報酬として密かに

 千ポンドを提示した、と聞けば

 興味が湧いてくるかもしれませんね。

 

 1915年当時の千ポンドは、

 現在の通貨の価値に換算すると

 6万ポンド弱――

 日本円でなら、約900万円になるとか。

 

「むむむゥッ!」

「がるぅ!」(←訳:むむぅ!)

 

 お城に渦巻く

 さまざまな思惑、困惑。

 スカラベの行方は?

 次男坊フレディの未来は?

 

 もっとお喋りしたいのですけれども、

 ネタバレは許されません。

 スカラベ騒動のゴールを、

 ミステリ好きさんも

 ウッドハウスさんのファンの方々も、

 ぜひ、ご自分の目で確認してくださいな~♪

 

「わらえるゥ~みすてりィ!」

「ぐるるるがる!」(←訳:おすすめです!)

 

 

 

  

コメント
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