テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 光走る天地 ~

2022-05-31 23:32:37 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 いつのまにかァ、ろくがつゥ??」

「がるる!ぐるがる~??」(←訳:虎です!もう6月~??)

 

 こんにちは、ネーさです。

 はい、明日はもう6月!

 梅雨入りも間近となりますね。

 そこで、5月を締めくくる本日の読書タイムは、

 こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

  

 

 

        ―― 稲妻と雷の図鑑 ――

 

 

 編著者は吉田智(よしだ・さとる)さん、

 2022年3月に発行されました。

 『大地に降り注ぐ“光・熱・音”の脅威を美しい写真と科学する。』

 と副題が付されています。

 

「ごろごろごろォ~…!」

「ぐっるぅ~る!」(←訳:がっしゃ~ん!)

 

 闇を照らす一瞬の稲光、

 雷鳴と、衝撃音と、突風、豪雨――

 近年、大規模な水害が余りにも多く、

 少しばかり遠雷を耳にしただけでも

 不安になってしまう私たち……

 ですが、

 この御本の表紙をヒョイッと捲れば、

 

   うっわ! 雷ってこういう現象なんだ!

 

 と、“見直し“しちゃうこと間違いなし、ですよ。

 

「なんでスかッ、これはッ?」

「がるるぐるるるるぅ!」(←訳:CGを超えてるよぅ!)

 

 分かりやすい例を引くなら、

 映画『天空の城ラピュタ』でしょうか。

 パズーくんに『龍の巣だ!』と叫ばせた

 ラピュタの豪壮な巨大雲、

 雲の中で暴れ狂う数十もの稲光は、

 とてもフィクショナルな光景に思われましたが。

 

 いやいやいや、

 フィクショナルではありませんでした。

 

 この御本に載っている写真の数々は、

 むしろ『ラピュタ』より派手!

 『ラピュタ』の方がおとなしいくらいです。

 

「とりはだァ、なのでス!」

「ぐるるがるるぐる!」(←訳:まるで絵画のよう!)

 

 米国の平原で、

 ボリビアのウユニ塩湖で、

 オーストラリアの海上で、

 英国のイーストボーン埠頭で、

 天地を揺るがす光の剣。

 

 宇宙ステーションからも、

 落雷の発光は確認できますし、

 木星や土星の大気中にも

 雷が……?

 

「あわわわッ! そうぞうゥいじょうゥ??」

「がるるる!」(←訳:怖ろしや!)

 

 御本の後半には、

 スーパーセル、

 落雷が生み出すガラス管『閃電岩』や、

 雷から身を守る方法、

 雷と日本人、

 等々の章もあって、

 雷とヒトの係わりの歴史についてもページが割かれています。

 

 精細な落雷の写真は、

 科学好きな方々だけでなく、

 アート好きな活字マニアさんも

 息を呑むことでしょう。

 

 感嘆必至な、

 《雷の科学》を凝縮した一冊を、

 ぜひ、手に取ってみてくださいな♫

 

  

コメント
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