ハシブトガラス (嘴太烏) は、日本全国、山地から低地まで、一年中(=留鳥)どこででも見られるカラスで、嘴(くちばし)が太(ふと)いのが特徴です。
去る6月中旬、我家の近くでカラスが大声で鳴き続けているので何事かな? と見てみると、ハシブトガラスの巣立ち雛 2羽が親鳥に餌をねだって鳴き続けていたのでした。(↓)

(↑)のように、ハシブトガラスの巣立ち雛の特徴は、顎(あご)や口の中が鮮やかな赤色 で、成長につれてピンクになり、その後 舌の先から黒くなっていき、8~12ヶ月位で口内はほぼ黒色になるそうですが、喉の奥まで黒くなるには3年位かかるそうです。
ハシブトガラスの巣立ち雛は、巣立ち後1ヶ月位は親鳥から餌をもらいながら家族と共に行動し、その後 独立して、若鳥の群を作って3年間位過ごし、繁殖可能になると番(つがい)で縄張りを構えるそうです。
(↑)のような巣立ち雛が見られるのは 巣立ち後1ヶ月位の間なので、珍しいと言えば珍しい姿ではあります。
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)