昨日も書いたLED、家庭用照明だけでなく第3682回や第3704回で取り上げた産業用などの水銀灯などの大容量な光源の代替としても着々と使用は進んでいるようです。
113年前の明治時代に建てられ、横浜港では最古の横浜北水堤灯台が、このほど白熱灯から発光ダイオード(LED)に切り替えられた。電力が従来の25分の1で済み、太陽光発電装置も併設されたクリーンエネルギータイプ。海上保安庁が全国の灯台でLED化を進め、これまでに約3300ある灯台の8割以上が切り替えられている。
北水堤灯台は高さ15メートルの赤い鉄塔型で1896(明治29)年に建設された。当初は石油ランプが使われ、大正時代にガス灯に変わるころまで、夕方に灯台守が船で向かい、泊まり込んだ。1923年の関東大震災で一部が倒壊したが、ドーム形の天井などは当時のままだ。
19日にあった交換作業では、震災後に付けられた直径約50センチの巨大レンズを外し、100個以上のLEDが並ぶ円盤状の灯器が組み込まれた。
海保によると、日本初の洋式灯台・観音埼灯台(神奈川県横須賀市)など大型灯台は大光量が必要なためLEDには切り替えず、現行の光源を続ける。
これが初めてかと思ったらもっと切り替えは進んでいるようです。
毎日jpより
境海上保安部は、境水道の入り口にある境港防波堤灯台の光源を白熱電球からLED(発光ダイオード)灯器に切り替え、電源も一般の商用電源から太陽電池に変更する。CO2の排出が少ないエコ灯台に生まれ変わり、見た目も電線のないすっきりした容姿になる。
海上保安庁は「地球にやさしい航路標識」と銘打ちLED灯器への転換を進めており、境海上保安部も今年度17カ所の航路標識をLEDを導入する。うち7カ所は電源も太陽電池に切り替える。今年度中に管内の灯台やブイなど光を使う航路標識148基のうち98基(66%)がLED化される。使用電力が少ないため太陽電池と蓄電池で電力はすべて賄えるという。
LED灯器は寿命が長いため、電球のように定期的に交換する必要がない。維持管理のコストが省けるメリットもある。【大川泰弘】
灯台がこんなにLEDに替わっているとは知りませんでした。第3682回の水銀灯の代わりなども開発されてきているので、このあたりのコストダウンが進めば工場や体育館などの公共施設など大量の電気を使っているところも交換が一気に進みそうです。
この当たりがLEDになれば消費電力の削減は一気に進むと言うものです。そうなれば、太陽光発電などの自然エネルギーの比率も大きくできると言うものです。その上、24時間営業や深夜放送などの中止が進めば電力消費はかなり削減されそうです。これは意外と早くエネルギー問題や温暖化対策は達成されるかもしれませんよ。
前途は明るいかも!