団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

坂の上の雲

2009年12月03日 | 日本再生

  9月以降出てくるニュースの政治家の顔を見るだけでも気分が悪くなるし、裏に日本批判をこっそり入れたりする番組作りに局全体が売国に染まっているような気がして殆どNHKも見なくなってしまい益々ネット三昧の毎日です。
  しかしながら、今度始まったドラマ「坂の上の雲」は中身は殆ど覚えていないが昔面白く読んだ記憶があり
NHKがどんな意図で作っているのかの興味もあり取りあえず初回だけ見て継続して見るかどうか判断することにしました。

  見始めると明治の人の気骨が描かれていて思わず引き込まれてしまいました。何であんな気骨のある人達が居た日本がこんなに酷くなったのかと悲しくなりますが、どうやら貧乏こそが人を育てたように見えました。
  それに比べて今の生まれたときから生活の苦労を知らない2世・3世の政治家がどうにもならないのは仕方がないのかもしれません。昔の人が世界に追いつけ追い越せの精神で頑張った結果がもたらした繁栄が日本の国をどうしたいかの考えも無い政治家達を生み出したのだと考えると歴史の皮肉としか思えません。

  さて、そのドラマの主人公の一人秋山好古さんの言葉が身にしみました。

  参考になる良いHPがありました。

  坂の上の雲マニアックス → 「秋山好古」人物評伝 → 「秋山好古」語録集

  弟の真之さんを東京に呼び寄せ一緒に生活を始めたとき食事をするのに茶碗一つしかなく兄が酒を飲んですんでその茶碗を弟に渡してそれに弟がご飯をよそって食べるので、弟がそんなに貧乏なのかと不審そうな顔をして兄を見ると、兄が「お金はある。しかし身辺は単純明快でいい、余分なものは身動きの邪魔をする」と言うようなことを教え聞かすのです。

  これには参りました。思わず自分の身の回りを考えてしまいました。何と言う無駄の多い生活をしているのでしょうか。
  私のような負け組みの貧乏人でもあの生活の潔さに比べると贅沢三昧と言えるでしょう。そんな自堕落な生活をしている人間があの人の足元にも及ばないのは当たり前だと考えさせられました。
  ましてや、苦労知らずの2・3世の政治家たちが及ぶわけもありません。日本の国がここまで酷くなったのも仕方なさそうです。

一度落ちてしまうしかないのかも!