第4012回で書いたように今年の暑さは太陽光発電にとって日照の面では恩恵を蒙りましたが、暑さによる変換効率のダウンは大きいような気がしました。
そこで気になるのが第3987回の「麻の里発電所」さんや「まっくんち」さんの冷却装置がどのくらいの効果があったかです。
そんな私の気持ちをお見通しでしょうか「麻の里発電所」さんがメールで概要を知らせてくださいましたので紹介させていただきます。
…略
8月はほぼ毎日散水しました。下記条件で、晴れた日は約90回前後30秒散水、4分休止、パネル裏温度46℃以上℃、8:30~16:30の間貴宅の発電データ、日射量と比較して多く見ても発電量の増加は約5%程度、売電率の向上は3~4%(深夜電力利用システム)でしたこれでは投資額の回収には相当年数かかります
しかし今年の猛暑には気分的に爽快(ヒートアイランド現象の減少)でした。また水も風呂の残り湯とたまに降った雨でほとんど賄うことが出来ました来年以降の課題として
・散水チューブでは散水範囲が不安定、熱に弱い、風で曲がる
→VE配管、芝生用の広範囲の散水ノズル等の採用
・発電量UPは反射シートの採用の方が効果的…中略
まっくんちの井戸水事件の件
見事に真っ白に白濁化してしまいました。現在発電量が約2割減少しています。試行錯誤の結果、表面を幅広のカッターで削り、特殊なWAXで磨くことでほぼ元の状態に戻ることが判明しました。復元までは、あと1ヶ月はかかるでしょうが、二人でコツコツやっています。ゆめゆめ太陽光パネルに井戸水をかけることの無いようにして下さい。…以下略
やはり効果はあるんですね。今年の夏は冷却には最高の条件だったように思われます。但し、よく考えると、反射シートなら一年中効果がありますが、冷却装置は半年、最盛期は2,3か月というところでしょうか。やはり費用対効果で考えると難しいところですね。但し、あの暑いときに効果が上がっていると思えば気分は最高でしょうね。
井戸水による白濁は残念でしたね。無事な復活を期待しましょう。それにしても、全ての井戸水でそうなるとは思えませんが含まれた成分によってそうなるのでしょう。なかなか奥が深いようです。
それにしても、冷却や反射シートなど楽しそうですね。予算の無い私としては何とか費用のかからない方法を考えたいものです。
できるかな!