固定観念というか思い込みというものは自分ではなかなか気が付かないものです。
16日の読売新聞コラム「平城京を歩く」でそんな思い込みに気が付きました。
元林院(がんりいん)
…略
ポクッ、ポクッ。通りの向こうから、舞妓の履くおこぼの音が響いた。出会ったのは菊弥さん(19)。着物や舞が好きで、2年前にこの世界に入ったという。「自分の芸を磨いて、街をもり立てたいです」とほほ笑んでくれた。
明治初めからある花街。元林院の名はこの地にあった興福寺の別院由来する。
大正~昭和初期の最盛期には、300人の芸舞妓を抱え、京都、大阪の花街に並ぶにぎわいがあったそうだ。今、置屋は3軒、芸舞妓は10人ほどになったという。…以下略
舞妓と言えば祇園という固定観念に囚われてしまっていました。考えれば芸妓さんのいるところは当然舞妓さんもいるはずですね。
ウィキペディア 舞妓
舞妓(まいこ)は年少芸妓、芸子(芸妓)の見習い、修行段階の者を指す。舞妓は京都(大阪、奈良などでも)の呼称である。東京など関東地域でいう『半玉』もしくは『おしゃく』に相当する。芸者は江戸での呼び方なので、区別する必要がある。
参考:菊乃流
関東と関西では呼び方も違うんですね。芸者が江戸での呼び方というのも知りませんでした。全く、何にも知らないですね。尤も、どちらにしても一生縁の無い世界です。
それにしても、自分の頭の固さには今更ながらあきれます。もっと柔軟な考え方が必要ですね。とは言うものの、それができていれば人生も変っていたのかも。
今更遅い!