10月からの値上げを控え何かと話題に上るタバコですが、何時もの武田先生が世間の常識となっている説に異論を唱えています。
…略
タバコを簡単にまとめると次のようになる。
1) タバコを吸っている人は肺の疾患、特に肺がんになりやすい、
2) (タバコの排斥運動が起こってからの話だから、そこがちょっと引っかかるが)タバコを吸っている人の横にいる人も健康障害がでると言われる、
3) タバコを吸っている人の近くにいると煙たい、
4) タバコを長く吸っていた人の部屋はヤニ臭い、
5) タバコはストレスの解消や、一服して気分を和らげにはとても良いものだ、
6) タバコを吸っている人が極端に短命という感じもしない、
7) タバコを吸っている人は他人に強制されているような感じはしない、
8) タバコには高い税金がかかっていて、我々はその人達の恩恵を受けている、
9) タバコを吸っている人はなんとなく人なつっこい。でも図々しいと思うこともある。
こんなところだろう。…中略
ここで2つのグラフを提示してそれから読み取れることを書いています。
…略
この2つのグラフで、まずは次のことが思い浮かぶ。
1.男性で喫煙率が2分の1に減っているのに、肺がんは8倍に増えている。
2.女性と男性は肺がんの発症率はかなり違うようだ、
3. おそらくは肺がんになるかならないかは、タバコ以外の別のなにかが原因しているのだろう。…以下略
相変わらず武田先生の視点は面白いですね。あれほど世間ではタバコは害と認識されていることに真っ向から反論するのですから勇気があります。
わたしも、タバコが本当に肺がんの原因かどうかに関しては何とも言えませんが、一つだけ言えることはタバコの害としてポイ捨てとそれによる火災の原因の点から喫煙を反対します。
総務省消防庁より
6 出火原因別にみた火災発生状況
- 全火災34,248件を出火原因別にみますと、以下のとおりです。
たばこ 4,048件 11.8%
東京消防庁管内の火災原因の上位は、昭和51(1976)年まで「たばこ」が第一位でしたが、昭和52(1977)年から「放火・放火の疑い」が第一位となり、「たばこ」は第二位となって、その後も第二位を続けています。…中略
平成11年中の東京消防庁管内におけるたばこによる火災は、1,061件で全火災件数の15.7パーセントを占めています。なお、毎年、たばこによる火災は、1,000件前後発生しており、喫煙者率が低下しているにもかかわらず、火災件数についてはほぼ横ばいです。
死者の発生した火災の原因を見てみますと、たばこによるものが最も多く31人が犠牲になっています。特に飲酒酩酊状態で喫煙し、そのまま寝込んでしまったために死亡するケースが多くみられ、昔からいわれている「飲酒による寝たばこは死を招く」は事実なのです。
ウィキペディア 喫煙
ごみとしての紙巻きタバコ
世界中で海岸ゴミを拾っている国際海岸クリーンアップキャンペーンによれば、上位十傑のプラスチックゴミ(2007年現在)を除くと、海岸ゴミの中では紙巻きタバコ関係が最も多く、残りの約三分の一を占める。
火災とタバコ
2003年版消防白書によると、建物火災の10.6%、林野火災の14.7%がタバコが原因であり、放火に次ぐ主な出火原因となっている。タバコ火災のうち57.8%が紙巻きタバコの投げ捨て、18.7%が火源の転倒、落下(寝タバコなど)によるものである。
ポイ捨てによる汚さの上に火事の原因ともなるのですから2重に性質が悪いと言えば愛煙家には嫌われそうですね。しかし、毎日タバコのポイ捨てを拾ってる身としてはどうしてもそのマナーの悪さと危険性を言わずにはいられません。
ポイ捨ての吸殻の大部分がフィルターの根元まで燃え尽きているものが殆どであるところを見ると、きちんと消すことなく捨てているのが良く分かります。
これは歩きタバコより車からのポイ捨ての方が多いような気がします。歩いていれば、足で消す事もできますが、車の場合は灰皿で消して捨てるなんてことは面倒でしないのかもしれません。もっとも、灰皿で消すような人はそのまま灰皿に捨てるのかもしれません。
それにしても、これだけポイ捨てが減らないという事はマナーの悪さもありますが、タバコの存在自体が悪いと言ったほうが良いのかも知れません。タバコさえなければ、街のヨゴレも少なくなり火事も減り、もしかしたら健康にも良いかもしれません。悪いのは、税金が入らない位でしょうか。気分転換くらいはタバコなしでもできるでしょう。現に吸わずにいる人の方が多いのですから。
タバコを無くしましょう!