第3994回で日本の農政の救世主になるかもしれないと書いた米粒べーカリーの開発の話題がありました。
「非常に苦労しました」――米粒からパンを作れるホームベーカリー「GOPAN」を商品化するまでの経緯を担当者が明かした。
2010年10月01日 07時00分更新
「非常に苦労しました」――世界で初めて米粒からパンを作れる機能を備えたホームベーカリー「GOPAN」(ゴパン)は、三洋電機が5年間かけて開発した製品だ。9月30日に開いたGOPANのプロモーション展開発表会で、同社の担当者が商品化までの道のりを語った。
GOPANは、米粒を水にひたしてやわらかくした上で、粉砕・ペースト化。こねて発酵させ、焼成してパンを作る。7月の発表直後から話題になり、発表後5日間の商品サイトとニュースリリースページへのアクセス数は過去最多を記録したという。
発表後2カ月間で寄せられた問い合わせ件数は850件。当初予定以上の数量の確保を迫られ、発売日を1カ月先の11月11日に延期したほどだ。GOPANの味を体験できる「GOPAN cafe」(9月30日で終了)でも評判は上々だったという。
同社はこれまで、米粉からパンを作る「米粉ベーカリー」を販売してきたが、米粉は流通量が少ない上、比較的高価。「米粉より手ごろな米粒を使ってパンを作りたい」といった声が寄せられていたため、GOPANの開発に取り組んだ。だが「商品化は非常に苦労した」と、同社家電事業部の滝口隆久さん(製造統括部副統括部長)は振り返る。
当初は、米粒を砕き、パンの原料となる米粉を作る仕組みで開発を進めていた。米の硬さに負けない刃物も研究。セラミック素材の刃物を使って米粒から米粉を作り、パンを焼いたところ、生地にセラミックの粉末も混ざってしまい、ジャリジャリした――という失敗もあったという。
3年間試行錯誤した後、米粒を砕く方法は断念。炊飯器を製造してきた経験から、米粒を水にひたしてペースト化する仕組みを考案して方針を転換。2年間かけてようやく商品化にこぎつけた。「おいしさにもこだわっている」と、滝口さんは胸を張る。…以下略
米粒を水にひたしてというところが生米なのか炊飯したものかが良く分からなかったのですが、下記のリンクの画像を見るとどうやら生米のようです。つまり、御飯を炊くのと同じ様に生米をみずでひたしたものからつくるようです。
いずれにしてもこれは待ち遠しいですね。いったいどんな反応が起きるのか。私の期待する農政の改革に繋がるような爆発的人気を博すかそれとも期待はずれに終わるか。
と言うより、これを黙って指をくわえている手は無い。あの民主党のばら撒きである子供手当てや個別農家への給付金などを止めて、全戸にこの「GOPAN」を配布すべきです。それだけで米余りは解消され、米の増産も必要になるかもしれません。農家にお金を配るより余程生きた金となりそうです。
是非やってもらいたい!