物の名前の由来はいろいろとありますが、中には冗談のようなものがあるようです。
10月2日読売新聞 コラム「日めくり」より
~もヘチマ――ヘッタクレということも
「理屈もヘチマもない」「予定もヘチマもあったものじゃない」のように使う。つまらないもののたとえとしてヘチマを持ち出すことで、否定を強調する言い方だ。
たわしに加工したり、せき止めや化粧水に用いたり、ヘチマは有用な植物のはず。取るに足らないもの、つまらないものを「ヘチマの皮」と言うが、その「皮」を略した表現なのだろうか。
ところで、ヘチマは糸瓜と書く。イトウリ→トウリと読んで、トはイロハ順ではヘとチの間、「ヘチ間」となったという語言説がある。
これは中々面白い語源ですね。本当でしょうか。早速ウィキぺディアで調べてみました。
ウィキペディア → ヘチマ
名前の由来 [編集]
本来の名前は果実から繊維が得られることからついた糸瓜(いとうり)で、これが後に「とうり」と訛った。「と」は『いろは歌』で「へ」と「ち」の間にあることから「へち間」の意で「へちま」と呼ばれるようになった。今でも「糸瓜」と書いて「へちま」と訓じる。
沖縄ではナーベーラーと呼ぶが、一説によるとこれは“なべあらい(鍋洗い)”に由来するという。
どうやら本当のようです。しかしこんな冗談のような名前が残ると言うのも凄いですね。日本人って結構ユーモアのセンスがあるのかも。
ところで、ヘチマって食べられるんですね。タワシとしてのヘチマのイメージしかないのであんな硬い物をどうやって食べるのかと不思議でしたが、その前の青い時に食べるのだそうです。キュウリの親分のような感じらしいです。参考:へちま料理
ゴーヤが食べられるのにも驚きましたが、これもどちらかと言えば沖縄とか九州の方で食べるところがあるようです。ゴーヤは結構食べるようになりましたが、ヘチマは未だ試した事がありません。一度挑戦してみたいものです。
意外とおいしそう!