第4027回の日本の終わりで、中国に進出している企業は撤退して日本に戻ってくるべきと書きましたが、経団連にはその気はなさそうです。
船長釈放に一定の評価 経団連会長 2010/9/28
尖閣沖の中国漁船衝突事件で、日本経団連の米倉弘昌会長が、船長釈放について政府に一定の評価をしていることが、2010年9月28日分かった。
毎日放送が、「政府としての沈静化させようとする努力の結果」だとする米倉会長の言葉を伝えた。会長は、日中関係という国益優先が大事だとして、「政争の具に使わないでほしい」と注文した。ハイブリッド車に必要なレアアースの輸出停止への影響については、否定的な見方を示した。
日本の経営者は自分の会社さえ儲かったら日本の国なんかどうなっても良いんでしょうね。人件費を削るという何の工夫も無い情け無いやり方と13億の市場が欲しいがために中国の危険性を深く考えずに中国へと進出してしまったため、気がついたら抜け出せなくなってしまったということでしょう。
確かに、競争力を確保するためには上がりすぎた人件費を抑える必要があったのかもしれませんが、リスクを考えずに単純に人件費の安い国に進出すると言うやり方が間違いだったと分かった今何を置いても撤退することが必要でしょう。一時の損失を恐れて撤退が遅れれば、最後には会社ごとなくなるなんてことになってしまい、後悔しても遅すぎたと言うことになりそうです。
もう一度日本を取り戻すために経営者の決断を望みます。
きっと無理なんだろうなぁ!