団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

占領史学ぶ自民党の新組織に期待したい

2015年12月07日 | GHQ

  阿比留さんは、2015年11月26日 (木)、第 525回の「知 られざる『GHQの洗脳』」でも取り上げたように、今度の自民党が立ちあげる検証の組織を非常に高く評価し ていますね。
  続けて、又、取り上げてくれています。この件については、私も大賛成です。日本人が洗脳から目覚めて、日本の歴史を 正当に知ることにより、どんなに日本が素晴らしい国であるかを認識することが、日本再生の一番の近道だと思うからです。
  これが無くして、日本が、先人が築き上げてくれた素晴らしき日本の伝統に気づき、心から日本を誇りに思う精神を持つ ことは不可能でしょう。

  これがないために、日本に害をなしてきたのが外務省であることは間違いないでしょう。

  産経ニュースより    2015.11.20

  【阿比留瑠比の極言御免】 知 られざるGHQのマインドコントロール 占領史学ぶ自民党の新組織に期待したい

   「オウム真理教の信者のマインドコントロールはよく知られていますが、6年8カ月にわたる占領期間中の日本人に対 するマインドコントロールについてはあまり知られていません」

  この言葉は、自民党の稲田朋美政調会長が弁護士当時の平成8年8月、産経新聞の連載企画「教科書が教えない歴史」に 執筆した記事の書きだしである。

  稲田氏は連合国軍総司令部(GHQ)による言論統制や、日本人に罪悪感を植え付けた宣伝計画(ウオー・ギルト・イン フォメーション・プログラム=WGIP)の弊害を指摘し、記事をこう締めくくっている。

  「いまだに日本が占領下の厳しい検閲によるマインドコントロールから抜けきれないでいることは悲しむべきことです」

  問題意識が現在まで持続しているのだろう。稲田氏は、自民党が今月29日に開く結党60年記念式典に合わせて設ける 日清戦争以降の歴史や極東国際軍事 裁判(東京裁判)、GHQによる占領政策などを学ぶ安倍晋三総裁(首相)直属の新組織づくりを主導してきた。組織トップ には谷垣禎一幹事長が就くが、今後 の活動に期待したい。

  戦争に負け、占領国民が施される「洗脳」とはどんなものか。われわれの父祖が直接体験した出来事とその影響は、学校 教育ではほとんど触れられず、実態はあまり知られていない。

  その意味で、自民党の新組織がGHQの占領政策について議論し、そこから日本の現状について考えることには大きな意 義がある。また、メディアのあり方、報道姿勢にも少なからず関わってくる問題でもある。

  例えばGHQは稲田氏が指摘した検閲を実施する一方で、真珠湾攻撃4周年の昭和20年12月8日から、10回にわ たって全国の新聞に、日本の侵略と悪行を強調する連載記事「太平洋戦争史」(GHQ民間情報教育局提供)を掲載させた。

  翌9日からは、「太平洋戦争史」をドラマ仕立てにした「真相はかうだ」をNHKラジオで放送させた。米国の原爆投下 を正当化し、日本の指導者らが戦争犯罪人の指名を受けるのは当然だとする内容だった。

  単行本化された「太平洋戦争史」については、文部省(現文部科学省)に各学校に購入を求める通達を出させることもし ている。

  一方でGHQは検閲指針の項目の中に、「東京裁判への批判」「GHQが憲法を起草したことへの批判」などとともに 「検閲制度への言及」を盛り込んだ。自分たちが徹底的な検閲を行い、メディアを取り締まっていることを日本国民に知られ ないようにしたのだ。

  「占領軍が被占領国民の歴史を検閲することが、本当に民主的であるかどうか。アメリカ人はもっと議論する必要があ る。私たち自身が日本の歴史を著しく歪曲してきた」

  こう率直に記したGHQの諮問機関メンバー、ヘレン・ミアーズの昭和23年の著書『ア メリカの鏡・日本』は、日本では翻訳出版が禁じられた。訳書が出版されたのは、実に半世紀近くたった平成7 年のことである。

  「老いも若きも幅広く、虚心に学ぶということだ」

  谷垣氏は新組織について周囲にこう語り、特に提言などをまとめることはしない考えだ。確かに70年近く前のことを、 今さら恨みがましく言い募るのは みっともない。ただ、何があったか、それが現在にどうつながっているかはきちんと押さえておいた方がいい。(論説委員兼 政治部編集委員)

  相変わらず、谷垣さんは甘いですが、稲田朋美さんが先頭に立ってくれることで、その平和ボケの甘さは十分に補われる でしょう。やはり、次期総理の稲田さんに期待しましょう。

  偶然でしょうか、ねずさんが日本は縄文時代から素晴らしい国だったことを教えてくれています。こんな素晴らしい国を 歪めようとするのが、GHQによっ て洗脳されたと思われる日本考古学会のようです。こんな人達が日本の歴史を牛耳っているのですから国民が目を覚まさない のも良く分かります。やはり、教育 の改革こそが急がれます。 

   小名木善行 ねずさんの ひとりごとより   2015年12月02日  

  縄 文・弥生の時代変化のお話

  2005年の夏休みのことです。
   国立科学博物館で「縄文対弥生ガチンコ対決」という催しものが開催されました。

   上にあるのは、そのときのポスターの写真です。
実は、この写真、縄文人、弥生人に現代人が扮しているのですが、服装や装飾品、髪型に加えて、モデルの顔立ち体型などま で、しっかりとした時代考証に基づいて、写真に収まっているとされたものです。
   たいへん印象的なよくできた写真で、これでも当時の国立科学博物館の催しとしては、現代日本考古学界に対して、かなり挑 戦的かつ野心的な展示会だったものですが、それから10年、いまでは、この催しの間違いも明らかになっています。

   野心的だったのは、縄文時代について、当時の日本考古学会の大御所たちの公式見解は、いまも公式にはそうですが「縄文人 は鹿の毛皮を着ていた」というものでした。
   これに対しこの展示会は、縄文人が「布の衣装を着ていた」としたことです。
   しかもその衣装は染料で染められて、折柄の装飾まで施されていたことを、日本考古学会の公式見解に対する野心的提言とし て、堂々と世間に公表したことです。

   このことは、日本考古学会の公式見解的には「あり得ない展示」でした。
   しかし実際に8千年くらい前の、たとえば鳥浜貝塚などから現に布が出土しているわけです。
   また、そもそも縄文という名が示す通り、土器にも繊維の跡が付けられているわけです。
   ということは、布があったということです。

   布があるのに、毛皮しか着ないというのは、ありえないことです。
   なぜあり得ないかといえば、日本列島の気温は、いまから6千年ほど前は、平均気温がいまより2度高かったのです。
   年間平均気温が1度違うと青森が鹿児島の気候になります。
   2度違うとどうなるかというと、台湾の高雄市の気候が、大阪くらいになります。
   つまり、日本列島の西日本は熱帯になります。
   日本はただでさえ高温多湿ですが、これがさらに気温があがって熱帯性気候になっていたのです。

   今年の夏も猛暑でしたが、それよりもずっと暑い中で、男たちは山で狩りをしたりする。
   鹿の皮の褌にこだわる日本考古学会の男性の先生方は、そんな中で毛皮のパンツを履いていてもインキンタムシになる心配の ない特異体質の先生方と言わざるを得ません。


悪貨が世界を脅かす

2015年12月07日 | 中国

  どう考えても、呆れた決定としか思えない元の SDR入りですが、これに関しては、昨日も取り上げたように、様子を見るしかないでしょう。
  どこの記事を見ても、両論併記のような分かり難い表現が多いような気がします。

  その中で、流石は産経新聞と思える記事がありました。これは、誰が書いたのだろうと思っていたら、案の上田村さんで した。
  やはり、小気味が良いですね。今回のSDRに関する記事で、これ程、私の気持ちにぴったりで、喜ばしてくれた記事は 初めてでした。流石、田村さんです。  
  
   産経ニュースより     2015.12.1

  【人 民元SDR入り】 悪貨が世界を脅かす

    「悪貨が良貨を駆逐する」とは、金本位制の時代に限らない。いつの世も似たような法則が働く。現代版悪貨とは人民元である。

  元は中国共産党の支配下にある中国人民銀行が基準相場を設定し、変動を基準値の上下2%以内に限って許容している。 元の金融・資本市場は制限だらけ で、取引不自由だ。公正に開かれた金融市場を基盤とし、為替レートが自由に変動する先進国通貨とは対極にある。ところ が、国際通貨基金(IMF)は円を押 しのけて元にドル、ユーロに次ぐ特別引き出し権(SDR)シェア第3位のお墨付きを与えた。

  IMFを背後から突き動かしたのは国際金融界である。2008年9月のリーマンショックでバブル崩壊、収益モデルが 破綻した国際金融資本が目をつけた のはグローバル金融市場の巨大フロンティア中国である。その現預金総額をドル換算すると9月末で21兆ドル超、日米合計 約20兆ドルを上回る。

  中国の習近平党総書記・国家主席は元の国際通貨化工作に大号令をかけてきた。対外膨張戦略のためには国際通貨元が欠 かせないからだ。ラガルドIMF専 務理事は3月下旬に訪中して「元のSDR入りは時間の問題よ」と李克強首相らにささやいた。元決済機能誘致を北京に陳情 してきた英国を始め、欧州主要国は こぞって支持に回った。

  米オバマ政権の中枢はニューヨーク・ウォール街出身者が占める。同政権は当初こそ態度を留保したが、北京がこの夏、 金融の部分自由化を約束した途端、 「IMFの条件に合えばSDR入りを支持する」(ルー財務長官)と豹(ひょう)変(へん)した。ウォール街ではシティ、 JPモルガン、ゴールドマン・サッ クスら大手が中国の大手国有商業銀行と組んで元決済センター開設準備がたけなわだ。

  今後、世界では何が起きるか。元は世界最大の通貨発行量を誇る。国際通貨になれば、元は国際市場でドルとの交換が保 証される。経済面ばかりでなく、政治、軍事の分野で元の威力はさらに増すだろう。

  北京は最近、元の国際通貨化をうたい文句に、国際的な元決済システム「CIPS」を構築した。ドル決済システムの代 替で、米情報当局による監視から逃 れたい「ならず者国家」は元を使えばよい。党支配下の企業はカネにモノを言わせて、日本を排除しては東南アジアのインフ ラを手中に収めている。日米欧のハ イテク企業などを対象に「爆買い」攻勢をかけている。

  悪貨の膨張を防ぐ手段はただ一つ。元の為替制度と金融市場を他のSDR通貨と同程度に完全自由化させることだ。党に よる支配は自由市場から嫌われ、資本の逃避や元の暴落を招く。

  ところが肝心のIMFは「市場改革が進むかどうか今後も監視していく」(ラガルド氏)と弱々しい。約束違反しても罰 則はない。IMFへの資金の貢ぎぶりでは世界一の日本は、もういい加減、口くらい出したらどうか。(編集委員 田村秀 男)

  やっぱり世界の金融機関が裏で動いていたんですね。やはり、マネーゲームが諸悪の根源ですね。自分達が儲けることが 出来れば、世界がどうなろうと関係ないとの腹黒い奴等ばかりです。
  日本も相変わらず腰が引けているようです。

  田村さんの今年の初期に書かれた人民元のSDR入りの危険性にを指摘している記事も面白いです。結構長いので、全文 はリンク元で読んでください。

  iRONNAより
 
  不動産バブル崩壊でも人民元が増 長する秘 密  『月刊正論』 2015年3月号  田村秀男(産経新聞特別記者兼編集委員)

  習近平共産党総書記率いる中国が「人民元帝国」建設に向け血眼になっている。中国主導のアジアインフラ投資銀行 (AIIB) 本部を年内に北京に創立し、日米主導のアジア開発銀行(ADB)に対抗する。米国の裏庭、中南米のニカラグアでは中国資本が第2 パナマ運河建設事業に乗り出した。そして、中国の執拗なまでのワシントンでのロビー活動の結果、早ければこの5月には人 民元が国 際通貨基金(IMF)の仮想通貨「SDR」の構成通貨に認定され、円をしのいで一挙にドル、ユーロに次ぐ世界第3位の国際通貨の座につく公算が出てきたと いう。 

  不動産バブルの崩壊で揺れる中国がなぜ、国際金融大国となりうるのか。筆者自身、2010年に『人民元が基軸通貨に なる日』 (PHP研究所)を上梓してこの方、絶えずこの疑問と格闘してきたが、結論を先に言おう。人民元帝国は虚構の産物であり、いずれ 限界に突き当たり、雲散霧消する可能性がある。だが、その膨張プロセスが長引けば長引くほど、横暴によって世界が受ける 災厄の度合が高くなるかもしれない。…以下略

  結局は、世界の金融業界と中国によって世界は崩壊させられることになるのでしょうか。何とも、嫌な世の中です。

  やはり、この欲にまみれた世界を救うことが出来るのは、再生に成功した日本が、先人の心を取り戻して先人が日本誕生 以来作り上げてきたものを持って、世界を救うしかないのじゃないでしょうか。

いよいよ日本の時代か!

マイナンバー制度、全国の地裁で一斉提訴

2015年12月07日 | 反日売国奴左翼・在日

  地方の反日売国弁護士が、12月4日、第 906回の 「埼玉弁護士会が馬脚を現す」に続いて、又しても、湧い てきているようです。
  今度は、マイナンバー反対 だそうです。次から次への良く これだけネタを見つけて来るも のです。と言うか、それしかや ることないのでしょうね。

  日本は、反日左翼弁護士の 撲滅が本当に急がれます。余命三年作戦で、安倍さんが密かに動いている とは思いますが、一日も早い成 果が待たれます。 


  www.fnn-news.comよ り   12/01

  「マ イナンバー制度はプライバシー侵害」 全国の地裁で一斉提訴

    マイナンバー制度は、プライバシーを侵害しているとして、県民や弁護士でつくるグループが、1日午前、マイナンバーの削除と損害賠償を求める訴えを、金沢 地方裁判所に起こした。

  マイナンバー制度をめぐる訴えは、東京や金沢など、全国5カ所の地方裁判所で一斉に行われ、金沢地裁には、石川県民 50人と弁護士グループが提訴した。

  原告団は、マイナンバー制度が、税や社会保障などに関する個人情報を勝手に集めて、利用するものだと主張している。

  さらに、情報漏えいする可能性が高く、プライバシーの権利を侵害するとして、原告のマイナンバーを削除することや、 1人あたり11万円の慰謝料を求めている。

  原告団長・坊 真彦さんは「わたしたちのプライバシーが明らかになることで、さまざまな不利益を被るおそれがある」と話した。

  また、弁護団長の岩淵正明弁護士は「マイナンバー制度のシステムは、監視社会につながる」と、警鐘を鳴らし た。  (石川テレビ)
  
  これは、一番困る在日朝鮮人が必死になっているのでしょうね。もう今更遅いでしょう。尤も、この表面だけに煽られて 騒ぎだす情弱日本人が増えないことを願いたいものです。

  その点、情報を盗られても、何の影響もない私のような極貧負け組は強いものです。その点では勝ち組だったりして。


★★輝く女性の日本

2015年12月07日 | 日本の女性

  加瀬英明さんのブログは滅多に更新されないの ですが、更新されたときの記事は何時も素晴らしいので、目が離せません。
  今回のは、2015年11月21日 (土)、第 520回の「『女 性が輝く時代』という欺瞞」で取り上げた、ねずさんが、紫式部など日本の女性がどんなに輝いていたかを教え てくれたのと同じでした。
  ねずさんと加瀬さんの考えは共通するところが多いと常日頃から感じていましたが、どちらかが先生なのでしょうか。そ れとも、やはり、昔は、こうした歴史教育が当たり前だったのでしょうか。
  いずれにしても、この説を日本人全てが共有すべきです。この説を持って世界に出て行けば、何を言われても、自信を 持って、反論できるでしょう。早く、そんな時代にしたいものです。

  加 瀬英明のコラムより   2015/12/01 (Tue)

   輝く女性の日本
 
  安倍首相が「輝く女性の社会」をつくるという目標を掲げて、女性を閣僚や高官に登用しようと努めている。

  私は高校生のころから、『徒然草(つれづれぐさ)』を愛読してきた。「よろずにいみじくも、色好まざらん男は、いと さうざうし(物足りない)て、玉の巵 (さかずき)(杯)の当(そこ)(底)なき心地ぞすべき」と、戒めている。私は女好きなことでは人後に落ちないから、女 性にいっそう輝いてほしいと願って いる。

  『古事記』(712年)は日本最古の歴史書だが、日本はそこに描かれている時代から、世界で女性がもっとも輝く国を 形成していた。

  『古事記』には、第十六代天皇の仁徳天皇が、大雀命(オオサザキノミコト)として登場する。

  仁徳天皇のお后

  天皇は皇后の石之日売命(イワノヒメノミコト)に終生惚れ込みながら、八田若郎女(ヤタノワカイラツメ)に心を奪わ れ、后に八田姫を娶(めと)る許しを乞う。后は夫を同じように愛していたが、依怙地(いこじ)になって拒んで、京都南部 の山城の国の御殿に去ってしまう。

  天皇が舎人(とねり)に后のもとに、后を慕う歌を持たせて差遣する。舎人が大雨のなかを庭先で平伏して、お戻りいた だくよう懇願するが、会おうともしなかった。皇后は没するまで、天皇に従わなかった。

  『古事記』は后が嫉妬深いと描いているが、今日の日本にも激しい女性が珍しくない。

  万葉集の輝く女性

  額田王(ぬかたのおおきみ)は『万葉集』の女性のなかで、輝く明星である。秀逸な歌人であり、のちの天智天皇となる 中大兄と、その弟で天武天皇となる大海人の2人を、恋人とした。

  『万葉集』には、多くの才気煥発な女性が名をとどめている。この時代の世界では、女性は男性に従属して、文盲だった のに、日本では女たちが男に劣らない豊かな教養を、身につけていた。

  紫式部がいまから1016年前に、19歳上の藤原宣孝と結ばれた。

  式部は26歳で、初婚だった。宣孝は中級の役人で娘を1人もうけるが、2年後に死んでしまう。式部は宮中に働きに出 て、今様にいうとOL生活をしながら、人類史上初めて女性が書いた小説『源氏物語』を著した。

  『紫式部日記』も遺したが、火事や泥棒の話もでてきて、千年前の日本もいまとあまり変わっていないことを、教えてく れる。

  紫式部は光源氏を称えるかたわら、叩くところは、叩いている。

  平安時代の才女の活躍

  平安時代では才女たちが、絢爛たる筆を競った。

  清少納言も『枕草子』のなかで、男をやり込めている。清少納言は24歳で結婚し、結婚を重ねた。

  平安朝で最大の歌人は、『和泉式部日記』の和泉式部である。私は日本文学史上で、最高の詩人だといいたい。恋心や孤 独や哀愁を歌って、右にでる者はいな い。20歳で結婚して再婚しなかったが、多情で同時に多くの恋人をもっていたために、当時から「浮(う)かれ女(め)」 「遊び女」といって、非難されてい る。

  日本は実に稀な国

  『源氏物語』によって触発された菅原孝標女(たかすえのむすめ)は、日記文学の白眉である『更級日記(さらしなにっ き)』を著したが、33歳で結婚している。

  あのころは、女性が12、3歳で結婚したが、今も才女は晩婚なのだ。『更級日記』は13歳から40歳までわたってい る。あの時代の世界で日本の女性だけが、日記をつけた。

  ヨーロッパで女性が小説を書くのは、18世紀まで待たなければならない。中国、朝鮮、インドなどで女性が小説を書く のは、その後のことだ。日本はじつに稀な国だった。

  平安時代の『土佐日記』は、男性の紀貫之(きのつらゆき)が筆者だ。「男もすなる日記といふものを、女もしてみむと てするなり」と、始まっている。作者 が女性を装って、平仮名で綴っている。いったい、あの時代の世界の他のどこで、男性が女性を装って筆をとったものだろう か。

  『蜻蛉日記』の率直さ

  この時代に、藤原道綱母(ふじわらのみちつなのはは)の『蜻蛉日記(かげろうにっき)』がある。19歳から20年あ まりの日記だが、結婚生活の恨みや辛(つら)みを、率直に記している。

  このなかの「なげきつつひとり寝る夜のあくるまではいかに久しきものかは知る」という歌は、鎌倉時代の『小倉百人一 首』にでてくるから、よく知られている。

  この時代は妻問婚(つまどいこん)で、男は何人もの妻を持てたが、妻のほうも何人も男を持てた。道綱母は夫の兼家に 立腹することが多く、兼家に「おお、こわや、こわや」と、いわせている。この本は、結婚前の男女にすすめられない。

  『栄花物語』の生活ぶり

  やはり平安朝に赤染時用の娘だった、赤染衛門の『栄花物語』は、女たちの生活をつぶさに描いている。

  私は学生時代から、とくに平安時代に強い関心をいだいていたので、『栄花物語』を読んだが、40帖(巻)にわたっ て、文体もどうということなく、退屈させられた。私は国際政治を学んでいたので、そのためには日本の文化を知ることが、 欠かせないと思った。

  『栄花物語』をひもとくと、当時の女性たちが衣裳に目がなく、いまでいえばブランド物や、化粧品を買い漁る。何が欲 しいのか、自分で勝手に決めているところを、学ばせられた。

  私は社会勉強のために、たまに百貨店を覗くが、女性服の階が3、4階もあるのに、男物は1階しかない。いまも昔も、 日本は変わっていないのだ。

  このほかに、平安朝の女たちが書いた多くの他の作品が、逸散してしまったはずだ。

  『古事記』には、まだ和歌が登場しないが、男女が数多くの美しい歌を、交換している。

  その後、恋人や夫婦がさかんに相問歌や、贈答歌を交しているが、男女が対等であって、はじめて成り立つことである。

  女性の高位の役人が活躍

  1000年前の日本では、高位の女性の役人も珍しくなかった。地方長官の国造(くにのみやつこ)は世襲制だったが、 女性が少なくなかった。

  私は都心に住んでいるが、毎朝、小さな庭先に、雀がやってくる。2000年前にも、雀はまったく変わらなかったはず だ。

  私たち日本人も、古代から変わっていないだろうと思う。そうなると、『古事記』も『源氏物語』も、つい昨日のことの ように、身近に感じられる。

  最高神が女神は日本のみ

  世界の主な国の神話や、宗教のなかで、最高神が女神であるのは、日本だけだ。

  朝鮮神話の檀君、中国神話の天帝、インドのヒンズー教の主神のシバ、ヒンズー教から生まれた釈迦、同じ唯一神を拝ん でいるユダヤ・キリスト・イスラム教も、ギリシア・ローマ神話のゼウスとユビテル、北欧のオーディンなど、みな男性神で ある。

  女性の特技はやさしさである

  天照大御神は主神であるものの、他の男の主神たちと違って、絶対権力を握っていない。日本はつねに神々が神(かむ) 謀(ばか)って、あらゆることを集議制によって決定している。日本は女性が優っている文化なのだ。

  父親ができる子供とできない子供を、区別して競わせるのに対して、母親はできる子も、できない子も均しく愛して、 守ってくれる。父親は子に義務を課すが、子はやさしい母親に甘える。

  母国と父国の違いは大きい

  日本では祖国のことを、母国と呼んでいる。私たちが国に対していだくイメージは、母親なのだ。父親を連想しない。
  フランス語で祖国はpatrie(父国)であって、母国という表現がない。英語でも、ドイツ語でも、父国 ――fatherland, Vaterlandという。

  愛国者は英語でpatriot, ドイツ語でPatriot, フランス語でpatriote, イタリア語でpatriotaというように、ヨーロッパ諸語の根となっている、ラテン語の父国patriから発している。父国に対する忠誠なのだ。もちろ ん、ラテン語に母国という言葉はない。

  私たちが「愛国」という時には、母なる国を愛しているのだ。

  いまでも日本では、母を母堂というが、なぜ、父堂がないのか。どうして、構内のもっとも主な家を、母屋(おもや)と いうのだろうか。
  
  こんな凄い国が女性を大事にしていないと世界から非難され、それを信じて騒ぐ反日左翼がいるのですから、本当に、今 の日本は腐り切っています。

  一日も、早く、目覚める必要があります。日本ほど、昔から女性が尊敬されていた国はないのですから。