団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

朴槿恵大統領は政権末期お決まりのポピュリズムに走るのか?

2016年05月10日 | 韓国

  それでなくても、レイムダック状態の朴政権 が、4月 15日 (金)、第 1039回の「朴 槿恵与党ボロ負け!」でも取り上げたように、崖っぷちに追い詰められて、一体これからどうなるのかと密かに 楽しみに していましたが、今のところは、大きな変動は見られないように思えます。しかしながら、やはり、どう考えても前途は厳しそうで す。

  産経新聞が韓国大統領お決まりのポピュリズムに走るのじゃないかと、現地の厳しい様子を詳しく書いてくれています。 やはり、 もうどうにもならないのでしょう。

   産経ニュースより    2016.5.4

  【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】総 選挙でボロボロの朴槿恵大統領は政権末期お決まりのポピュリズムに走るのか?

    朴槿恵政権の信任投票だった韓国総選挙。与党惨敗で選挙後の朴槿恵氏は批判の雨あられにさらされた。韓国メデイアは「大統領の独善」「傲慢」「不通(コ ミュニケーション不足)」をあげつらって痛烈な批評を展開。ついに朴氏は4月末、大統領府に韓国マスコミ幹部を大勢招い て「民意 を踏まえて今後は意思疎通の努力を尽くす」と“自己批判”せざるを得なかった。残る任期は1年8カ月だ。この政権末期、朴政権は 大衆迎合(ポピュリズム)に走る可能性が確実に高まった。

  韓国世論はさらに左傾化する懸念

 与党惨敗で韓国国会は小与野大となり、今後は“決められない政治”が続く。だが、政権のレームダック化よりさらに懸念 されるの は次期大統領選への影響だ。韓国政界の関心事は一気に次期大統領選に移っている。政界に保守の影は薄く、世論は左傾化傾向が強 まっている。

 総選挙で第1党になった野党「共に民主党」は北朝鮮にシンパシーを持つ親北色が濃い。第2党の「国民の党」も対北対話 派で革新 陣営だ。こうした野党は、総選挙で得た民意を背景に保守陣営を攻撃すると予測される。その際のテーマは(1)日韓慰安婦合意 (2)韓国歴史教科書問題-となりそうだ。いずれも朴政権が推進した成果で、野党が反対していた政治イシューだ。

 2野党はいずれも日韓合意に反対で、破棄または再協議を求めている。左傾化していた教科書は朴槿恵政権が北朝鮮に厳し い内容に 変更したが、親北色の強い野党側は猛反発していた。これを再度、改訂する可能性がある。

 今回の総選挙は議席数だけでなく首都圏で野党が高い支持を獲得したのが特徴だった。さらに野党は伝統的な保守地盤の慶 尚道でも 善戦した。朴政権の最大の失政は、自らの失敗で韓国世論全体を結果的に野党支持に追いやり、左傾化させてしまったことなのだ。

 次期大統領選は来年末で候補者が出そろうのは来夏だが、今後は候補者をめぐり政界再編や大物政治家の動きなどが活発化 する。朴 政権は次期大統領選へのエネルギーを野党陣営に与えてしまった。

 与党は当面、責任の所在をめぐり混乱するだろう。次期大統領選の与党候補では、朴氏と近い潘基文・国連事務総長の名前 が挙がっ ている。潘氏といえば中立的であるべき職にあって慰安婦問題などで反日的な発言が目立ち、中国の抗日戦勝記念日軍事パレードにも 参列した人物。しかし与党は大統領候補を保守本流からではなく、潘氏のような“大衆受け”の人物で影響力保持を図る可能 性も出て いる。

 どうなる慰安婦合意、未完の合意になる?

 朴槿恵大統領は総選挙後、慰安婦問題の焦点のひとつ、慰安婦像の日本大使館前からの撤去について「慰安婦像の撤去が (日韓合意 に)関係があるとかないとか言われているが、合意では言及もしていない」と述べ、早くも韓国世論に屈する姿勢をみせた。

 日韓合意で慰安婦像の撤去については「適切に解決されるよう努力する」と謳ったに止めたが、交渉で日本側の強い要求が あったの は周知事実で、民間団体を説得して韓国側が撤去または移転することが了解され合意が成立していた。

 その見返りとして日本側は安倍首相の謝罪の言葉のなかに「軍の関与」という言葉まで入れた。「軍の関与」はアジア女性 基金の首 相名のおわびの手紙に使われた表現で、軍が衛生管理などを行った間接的関与を指しているが、間接的な部分を“中抜き”して「軍の 関与」とした。この譲歩にはいまだに日本でも批判が強い。

 しかし、こうした双方の妥協で成り立った日韓合意の履行は全く先行き不透明面になっている。まず、韓国世論の反発の強 い慰安婦 像撤去は事実上、難しくなっている。無理に動かそうとすれば、野党が猛反発して世論を煽るからだ。慰安婦像が撤去できなければ、 合意の柱である慰安婦のための財団創設も困難になる。財団ができなければ日本は約束した10億円の拠出ができなくなる。

 双方が約束を履行できないと、日韓合意は未完に終わる-とのシナリオも現実味を帯びている。未完となり韓国の次期政権 に引き継 がれたら、合意は白紙に戻るだろう。

 韓国野党は慰安婦の支援団体(韓国挺身隊問題対策協議会)との連携が強い。そして同団体の関係者には北朝鮮系のメン バーが少な からず入っている。慰安婦運動はナショナリズムを利用しようとする勢力、イデオロギー化させようとする勢力などが介在した政治運 動ともいえるだけに、韓国国内の世論の影響を直接受けることになる。

 ただ、日韓合意は安倍首相と朴大統領の日韓電話首脳会談で確認しているため、朴政権で外交の争点化することはできな い。日本に とってはすでに決着した問題。当面、韓国の「国内問題」を静観の構えで見守る必要がありそうだ。(産経新聞編集局編集委員)

  日本も反日売国左翼の汚染の酷さには呆れるしかないですが、韓国は日本以上のようですね。どちらも、北朝鮮の工作が 効いてい るようですね。
  この機会に、北朝鮮が攻め込んできて共倒れになってくれれば有難いのですが、そうは上手く行かないでしょうか。いず れにして も、本気で戦端を開いてもらいたいものです。
  そうすれば、流石の平和ボケの日本も国交断絶を決断するのじゃないでしょうか。兎に角、何があっても、未来永劫相手 にしては いけない国であることだけは間違い無いでしょう。兎に角、無視で遠しましょう。


世界は変わった 日本の憲法は?

2016年05月10日 | 日本再生

  虎ノ門ニュースで、4月 7日 (木)、第 278回の 「外 務省の驚くべき闇」や、4月27日 (水)、第 1051回の「世 界記憶遺産改革と外務省問題」で高橋史郎さんがユネスコへの中国の工作を警告してくれたものや、 5月8 日(日)、第 689回の「なぜ岸田外相は中国・王毅外相の不遜な主張に反論しないのか?」で、櫻井さんが取り上げてくれ た高橋史 朗さんが警告している捏造本を最初に取り上げてくれています。

  この動画は、いずれ削除されると思われるので早めに是非見てください。百田さんと櫻井さんのこの動画は絶対見ておく べきで す。と言うか、削除しないで欲しいですね。何で、削除するのでしょうか。

  こういう動画が地上波で放送されれば、日本人は一気に目覚めるでしょう。早く、そういう日が来ることが必要です。 NHKは 「虎ノ門ニュース」を放送しろ。

  今回は殆どが憲法問題です。DVD「世界は変わった 日本の憲法は?」の紹介は1時間1分過ぎから。

  美しい日本の憲法をつくる国民の会  → 憲 法改正ド キュメンタリーDVDのご案内

5/3(火)~ 百田尚樹・櫻井よしこ・居島一平~【真相深入り!虎ノ門ニュース】【Toranomon NEWS】


英紙『フィナンシャル・タイムズ』も中国を見限った

2016年05月10日 | 中国

  中国との共倒れを選んだイギリスですが、その 後、パナマ文書を暴露 されたように、どんどん追い詰められているのじゃないでしょうか。
  今度は、とうとうフィナンシャル・タイムズにも見限られて来たようです。

  取材旅行から帰られた宮崎さんが久しぶりに書いてくれています。

  「宮崎正弘の国 際ニュース・早読み」より  平成28年(2016)5月4日(水曜日)弐 通算第4894号 

  宮 崎正 弘の国際ニュース・早読み

 英紙『フィナンシャル・タイムズ』も中国を見限ったようだ
   来年の党大会前後に中国経済崩壊の山場がやってくるだろう

 英紙『フィナンシャル・タイムズ』もついに中国経済を見限ったようだ。
というのも、4月30日付けのコラムに寄稿したジョージ・マグナス(USB顧問)のコメントを読んで、「?」。

 まさにキャメロン政権の中国寄りスタンスとは百八十度異なって、近未来の中国経済に悲観的、いや絶望的でさえあるから だ。
 
 マグナスはいう。
「中国経済の絶頂は2011年だった。世界第二位の高さを誇る上海タワー(632メートル)がピークを象徴する。そして 不動 産バブルがはじけ、下降が始まった。地方政府などに債券の発行を認め、急場を凌いだ。シャドーバンキングを黙認し、生命保険 の資金などを使って梃子入れし、銀行の不良債権比率を低く見せかけ、架空の信用創造を築いてきた中国経済だが、遅かれ早 か れ、終わりを告げる。問題は、これが世界経済に与える悪影響だ」。

 そして次のように続けた。
「貸し付けのベースは経済成長の四倍、債務の転がしが17年の党大会まで続くかも知れないが、すでに大量の失業、暴動の 頻発 によって習近平政権の権力は基盤が崩れ始めている。このうえ、経済の不安定化が続くとなれば、政権はますます不安定となるか ら、大量失業、業界再編の大鉈(なた)ばかりか、銀行、大企業の倒産を認めるという路線のシフトが早晩おこるであろう」 (同 コラムより要訳)。
 
 日本のマスコミは習が権力基盤を固めたと書いているが、実態は逆である。なによりも、それを象徴する事件は「任志強」 事件 だろう。
 任志強は「中国のトランプ」を言われ、不動産ビジネスで当てたが、共産党中枢を批判するので「任大砲」とも呼ばれた。 彼の ブログは3700万人のフォロアーがいて、共産党をぼろくそに批判するごとに中国の庶民は溜飲を下げた。

 ▼任志強事件が意味するのは権力状況が星雲状態化していることだ

 任志強は習近平がマスコミの幹部を集め「党の方針通り、マスコミ論調を堅持せよ。党とは異なる報道をしてはならない」 と 言った。すると、「党が報道を統制するなど、笑止千万」と強い批判を展開し、ついにブログは閉鎖された。
5月1日に、かれは「一年間の観察処分」とされた。

 党を批判した知識人は「十年以上」も監獄に入れられるのに、なぜ拘束もされず、任志強は、逮捕も取り調べも受けずに たった 一年間という「観察処分」に付されたのか。「軽すぎる」のではないか、と訝る声があがる。

 じつは任志強は反腐敗キャンペーンの中心的推進者である王岐山と近く、また彼は曽慶紅に近い。曽慶紅はいうまでもなく 江沢 民派の重鎮、元国家副主席。しかも習政権を誕生させた最大の功労者である。
 曽は太子党の強力な領袖でもある。

 つまり、曽慶紅に繋がる人脈に習近平は鉄槌をおろせない。習の権力基盤は逆に脆弱となっており、こうした権力状況を把 握し て いるからこそ、任志強は随分と大胆な発言を繰り返すことが出来たのである。

 党大会前に人事抗争はもっと荒れるだろう。
しかし、その前に、人民元の暴落が開始されるだろうが、前出マグナス論文はそこのところを曖昧としている。

 習の立場も、どんどん悪くなっているようです。宮崎さんが言われているように来年に崩壊の山場が来るのでしょうか。と 言う か、来年まで待ちたくないですね。もっと、早く勝負を付けてもらいたいものです。どうにも、待ちきれない。

  そんな、崩壊確実な中国に未だに秋波を送っている日本の政治家って、一体何をしたいのでしょうか。のこのこ出かけて 行っ て、コケにされているようです。どこまで卑屈なのでしょう。それ程までに中国にお世話になっているのでしょうか。

   産経ニュースより    2016.5.4

  日 中友好議員連盟の訪中に中国が“格下”との会談を用意 南シナ、唐氏の「正当な活動」との強弁に高村氏は…

   【北京=水内茂幸】超党派の日中友好議員連盟(会長・高村正彦自民党副総裁)の訪中団は4日、北京で中日友好協会会長の唐家●(=王へんに旋)元国務委員 と会談し、唐氏は5日に李源潮国家副主席との会談を調整していることを明らかにした。李氏は中国共産党の最高指導部であ る常 務委員でなく、ワンランク下の政治局員。

 日中友好議連は昨年、党常務委員の張徳江・全人代常務委員長と会談している。中国側は、先月の日中外相会談で南シナ海 問題 をめぐり対立したことを受け、今回の訪中団に厳しい態度を取ったとみられる。

 唐氏は会談で、「南シナ海で中国は正当な活動を行っており、日本は適切に対応していただきたい」と述べ、日本が先進7 カ国 (G7)外相会合などで批判を強めたことを批判。高村氏は「南シナ海問題は、日本だけでなく国際社会全体の懸念だ」と述べ、 人工島造成など軍事拠点化を進めていることを牽(けん)制(せい)した。

 先月30日の日中外相会談では、王毅外相が岸田文雄外相に「誠意があるなら歓迎する」と挑発。南シナ海問題でも、岸田 氏が 中国の動きに懸念を示し、王氏は議題に取り上げたこと自体に不快感を示した。

 高村氏らには、政府間のような厳しい外交交渉と一線を画す議員外交を活用し、日中間の「雪解けムード」を加速させる狙 いが あった。議連は年1回の訪中で、過去2年連続で張氏と会談していただけに、思わぬ中国側の態度硬化に戸惑いが広がっている。

  何と、パナマ文書の仕掛けにジョージソロスが絡んでいると河野さんが解説しています。


  結局、中国の金に目が眩んだ者たちが、みんな一緒に崩壊することになりそうですね。ざまあみろです。

早く決着を見たい!

★南京記念館が賛美する元朝日記者

2016年05月10日 | 南京問題

  昨日の「真実は、中韓と日本で全く違う」 で、ねずさ んが教えてくれた、日本と中国の違いを見事に証明してくれる記事を産経新聞が書いてくれています。結構分量がありますので、全文 は是非リンク元で読んでください。如何に、中国の真実が恐ろしいものが良く分かります。
  どうあっても、この捏造の酷さを世界に広報する必要がありますが、外務省は絶対にやらないでしょうね。

   産経ニュースより      2016.5.1

  【歴 史戦 南京が顕彰した男(上)】南京記念館が賛美する元朝日記者 “大虐殺”の宣伝に貢献「小日本にもスゴい記者 が…尊敬す るよ」

    「小日本(日本人に対する蔑称)の中にもスゴい記者がいたんだね。尊敬するよ」

 中国・江蘇省南京の「南京大虐殺記念館」。展示の後半にある「南京大虐殺史学研究及(およ)びその影響」というコー ナーに掲げ られたある男性の写真や著作に見入っていた50代の女性が、複数の同行者に大声で話しかけた。団体旅行とおぼしき年配の集団で、 おそろいのピンクの帽子には浙江省寧波の地名が読み取れた。

 1997年に『ザ・レイプ・オブ・南京』を著した中国系米国人アイリス・チャンの紹介の左隣に大きなサングラスをか け、素顔を 隠した人物の写真が並ぶ。男性は元朝日新聞記者、本多勝一。「大虐殺」を世界に周知するうえで大きな貢献をした数人の日本人のひ とりとして本多は顕彰されているのだ。…以下略

  
  2016.5.2

  【歴 史戦 南京が顕彰した男(中)】なぜ中国は「南京大虐殺」を記憶遺産に登録しながら証拠開示を拒むのか? 「中国の 旅」の影 響なお

    ■「朝日記者著書は必読の教材」

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は昨年10月、中国提出の「南京大虐殺文書」を記憶遺産に登録した。「大虐殺」を示 す文書や 写真などで構成されているとされるが詳細は明らかになっていない。中国が公開を拒んでいるためだ。

 外務省の国際文化交流審議官、下川眞樹太は4月28日、自民党の部会で中国側が「技術的な問題」を理由に、登録資料の 大半の閲 覧を拒んでいると説明した。登録資料は中国国内の公文書館などに保存されている。外務省が一部施設で資料を確認した後、2月に検 証を進めようとしたところ、態度を急変させたという。このため、日本政府はいまだ登録資料の真贋(しんがん)性を検証で きていな い。

 出席議員からは「都合が悪いから見せないのではないか」との意見も出た。“証拠”であるはずの資料を中国がひた隠しに する「南 京大虐殺」だが、今の日本の教科書には「事実」として掲載されている。

   「日本軍は12月、南京を占領しました。このとき、国際法に反して大量の 捕虜を殺害し、老人・女性・子どもをふくむ多数の市民を暴行・殺害しました(南京事件)」

 今年度から筑波大付属駒場中や灘中など最難関校を含め、30以上の国立、私立中で使用される「学び舎」(東京)の中学 校用 歴史教科書の記述だ。

 東京書籍の中学歴史教科書も「女性や子どもなど一般の人々や捕虜をふくむ多数の中国人を殺害しました(南京事件)」と 記載 し、「『南京大虐殺』とも呼ばれます」と注釈を付けた。

 「南京事件」は戦後、一貫して歴史教科書に記載され続けてきたわけではない。東京書籍の中学歴史教科書の場合、昭和 53年 度用(52年検定済み)から「南京虐殺」の文字が登場した。

 犠牲者数はこの時点では「おびただしい数」とあったが、その後、「20万以上ともいわれる」「中国では(中略)30万 以上 とみている」(59年度用)と記されるようになる。

 「南京事件が初めて教科書に登場したのは、昭和49年度の中学校の検定の際であった」…以下略

  2016.5.4

  【歴 史戦 南京が顕彰した男(下)】朝日記事「万人坑」はなかった…「中国の主張を代弁しただけ」 虚偽拡大 慰安婦問 題と 同根

    昭和史を研究してきた田辺敏雄は「中国の旅」を執筆した元朝日新聞記者、本多勝一とその連載記事を単行本、文庫本として刊行した朝日新聞社に憤る一人 だ。

 「朝日新聞は数多くあったはずの抗議や反論を軽んじ、『中国の旅』に実名で書かれた人々の名誉を傷つけ、日本人に大虐 殺の ぬれぎぬを着せた」

 田辺がここで言う「大虐殺」とは南京事件のことではない。本多が連載の前半で大きく取り上げた「万人坑」のことを指 す。本 多は昭和46年6月下旬から7月はじめにかけて中国東北地方で取材した内容を4部構成の連載の前半で報告した。「万人坑」は 第2部のタイトルとなっている。

 「万人坑とは、虐殺された中国人の死体を集めて、何千人、あるいは万単位で埋めた巨大な『ヒト捨て場』である」(46 年9 月13日付朝日夕刊)

 「中国の、とくに東北地方には、鉱山や大工事現場に、必ず万人坑ができました。何千人、何万人という中国人の死体の丘 で す」(同10月6日付夕刊)

  戦時中、旧満州の日本企業の鉱山や大規模工事現場では過酷な労働で「使い殺され」た中国人労働者の遺体や「消耗して 動け なく」なった労働者を生きたまま、万単位で埋める「ヒト捨て場」が「必ず」あり、それが「万人坑」だと本多は伝えたのだ。

  ■  ■

 連載では、南満州鉄道株式会社が経営していた撫順炭坑(遼寧省撫順)と南満州鉱業株式会社(南満鉱業)のマグネサイト 鉱山 (同省大石橋)が取り上げられた。「万人坑」は撫順に30カ所以上、大石橋には3カ所と報告されている。本多はこう解説す る。

 「仮に一日平均二十人が“消耗”されるとしよう。百日で二千人、一年間で七千三百人に達する。『万人坑』という言葉の よう に、ひとつの万人坑を一万人とすれば、この大石橋にある三つの万人坑(三万人)ができるまでに、ほぼ四年あればよい」(同 10月11日付夕刊)

 大石橋の「万人坑」の一つ「虎石溝万人坑」。現地で「階級闘争を決して忘れるな」と正面に書かれた入り口を通過し、白 骨死 体の「厚い層」を見た本多は、感想をこう書き記した。

  「私はまだ、ナチがやったアウシュビッツ殺人工場の現場を見たことはない。だからこの万人坑のような恐ろしい光景 は、生 涯で初めてだった」

 白骨死体の写真も朝日の紙面に掲載された。

  ■  ■

 「万人坑」に強い疑問を抱いた田辺は調査を始めた。旧撫順炭坑、旧南満鉱業の関係者らにアンケートを送付。回答した約 60 人と面会するなどしたところ、全調査対象者が次のように答えた。

 「万人坑を見たことがない」「万人坑という言葉も知らなかった」

 田辺は平成2年、雑誌「正論」(8月号)で「万人坑はなかった」とする調査結果を発表した。これに本多は「少数のアン ケー トで断定するのはおかしい」と反論した。

 双方の主張の食い違いを受け、旧撫順炭坑関係者らでつくる東京撫順会は約1000人の全会員にアンケートを送付した。 469人から得た回答を精査し、同会は「強制労働による犠牲者の“人捨て場”としての万人坑がなかったことははっきりし た」 と結論づけた。

  旧南満鉱業の幹部らは連載当時に朝日に「万人坑は事実無根だ」と記事取り消しを求めていた。だが、「門前払い」だっ たと いう。

 本多にも撫順炭坑で電気技師をしていた久野健太郎が手紙を送って抗議した。本多は昭和61年3月、久野にこんな返信を 寄せ た。

 「私は中国側の言うのをそのまま代弁しただけですから、抗議をするのであれば、中国側に直接やっていただけませんで しょう か」

 連載当時は多くの人が存命だったはずだが、本多や朝日が日本側関係者を取材した形跡は見当たらない。…以下略

  それにしても、朝日新聞の酷さは想像を絶するものがありますね。こんな新聞社を未だに存続させていることこそが、日 本人 の洗脳と劣化の証拠です。
  一日も早く目を覚まして、この新聞を叩き潰さない限り、日本の再生は難しいでしょう。