ケントさんの日本再生への貢献は素晴らしいものがあります。ケントさんのお陰で自虐史観から目覚めた日本人は多いのじゃないでしょうか。
何と言っても、欧米人コンプレックスのある日本人は日本人の発言には疑問を持つ事があっても、彼等の発言は感激して受け入れる傾向があるだけに、その効果は計りしれないものがあるのじゃないでしょうか。
かく言う私も、自虐史観からそういう傾向がありました。今でこそ、バカなアメリカと言えますが、当時はそうは行きませんでした。
そのケントさんが『NEWSWEEK』日本語版に取り上げられたのだそうです。何時もの宮崎さんが書いてくれています。
宮崎正弘の国際ニュース・ 早読みより 平成30年(2018年)10月28日(日曜日) 通巻第5870号
書評
いま戦わなければ中共の軍門にくだり、自由世界の人々がシナの奴隷に
トランプは米中貿易戦争という「大英断」を下したのだ
ケント・ギルバート『「パクリ国家」 中国に米・日で鉄槌を!』(悟空出版)
いま店頭に並ぶ『NEWSWEEK』日本語版(2018年10月30日号)は、なんと「ケント・ギルバート現象」特集である。
なぜ「ケント本」が書店にうずたかく積まれベストセラーを続けるのかの秘訣を探ろうとし、同誌の結論は、とどのつまり白人のアメ リカ人が、日本の保守論客になりかわって左翼リベラルをぶっ叩いていることが小気味良いので、読書人も釣られて買うのだという底 の浅い分析である。
そんなことよりケントさんは、日本人が露骨に批判しないところを、まっすぐに批判するというポイントを見逃してはならない。その うえ、言い分はあくまでも論理的であり、さすがに弁護士だけあって、日本の左翼特有の感情的な批判ではなく、論拠を明示した論の 組み立て方に、注意するべきではないかというのが評者の感想である。
それはそれとして、アメリカ人が、なぜ中国に怒りを表明しているのか。日本はあれほど中国に苛められ、莫迦にされ、顔に泥を塗 られ、利用されるだけ利用され、技術もカネも盗まれても、中国を非難しない。
そればかりか、安倍首相訪中でも「競合から協調へ」などと唐変木な言辞を吐いて、中国の狙う日米分断に策略に引っかかろうとして いる。エドワード・ルトワックは、米国は対中認識では与野党、右翼・左翼、メディアを問わず「反中というコンセンサス」があっ て、中国を潰すという戦略で結束しているという(今月号の「HANADA」と「WILL」を参照)
ケント・ギルバート氏は、この背景を詳述してはいないが、米中貿易戦争はトランプ大統領がしかけた「大英断」(76p)という。
「勝てる間に勝つことが重要」と判断したトランプは、中国は対面を重視するという弱点があるため、「中共は、負ける戦争では、 できるだけ権威が傷つかない形で早めにダメージ・コントロールしようと考えます。そこがアメリカの狙いどころであり、オールマイ ティーなカードにもなる」
これによりアメリカは北京から多くの譲歩を獲得できると説く。その上で、ケントさんは米中貿易戦争を批判している人に問いたいと 反論する。
「現在ですら貿易ルールを守らない中共が、今後さらに経済成長した結果、誰も逆らえない技術力や軍事力、政治力を手にした場 合、自由貿易やWTO体制を破壊し、世界大戦を脅し文句に、もっと傍若無人に振る舞うのは、火を見るよりも明らか」
「私たちは、肥大化した中共の下で、彼らの言いなりになって暮らすことを拒否したい」。
それゆえに戦いは早いほうがよく、「いま戦うしかない」という結論が導かれる。
ちょっと日本人評論家が書かないような語彙(たとえば「大英断」とか「中共」など)、その力強き言辞に感心しながら読み終えた。
平和ボケ日本人、特に政治家や経済人などに読んで貰いたいですが、読ませたい奴等程読まないのでしょう。何と言っても、反日売国左翼・在日が読むはずがないですね。
花田さんもそんな話題を、産経に書いてくれています。
産経ニュースより 2018.10.28
【花 田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈692〉必読の「ケント・ギルバート現象」
芸能人の不倫告発や、政治家のあら探しばかりが週刊誌ではあるまい。たまには硬派のしっかりしたリポートなども読みたい。
『ニューズウィーク日本版』(10・30)の大特集「ケント・ギルバート現象」(本文のタイトルは「出版界を席巻するケント・ ギルバート現象」)は、そんな思いに応えてくれる良い企画だ。自著を前にしたケント・ギルバート氏のイラストの表紙も強い。
〈17年だけでも12冊以上、18年も9月末までに12冊以上を出版(共著含む)。書店の店頭で彼の名前を見ない日はない〉
しかも著書の多くは3万~10万部以上の売れ行き。『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(講談社)は電子版も含め51万 部。
〈とどまるところを知らぬ勢いは、まさに「ギルバート現象」と呼ぶにふさわしい〉
批判的な論調ながら、テレビの外タレとして人気者だったケント・ギルバート氏が、いかにして保守派の論客に生まれ変わったかを 綿密、周到な取材によって明らかにしている。
どういう“仕掛け人”がいて、どんなふうに“著書”が量産されるか、本人のインタビューも含め、必読。…以下略
やはり、ケントさんを筆頭に日本を本当に理解してくれる方達の活躍は有難い。何故、この日本の素晴らしい応援団の方達を、政府・外務省は活かせないのでしょうか。
あの人達の著書を英文で世界に発信すべきでしょう。それだかでも、世界の日本に対する見る目が変わるはずです。
これこそが、特亜3国への強烈な攻撃となるはずです。