Chinaの海軍増強の意欲は益々酷くなってきているようです。と言うか、何故そこまで資金が続くのかが不思議で仕方ありません。
ソ連の崩壊は経済力がChinaとは比較にならないくらい小さかったということでしょうか。それにしても、こんなものを生き残らせては世界の危機です。
宮崎さんがそんなChinaの潜水艦増強の様子を詳しく書いてくれています。あの鐘や太鼓を鳴らしているようなものだと言われた潜水艦もかなり進歩して来ているようです。
やはり、このまま延命させると大変な事になるのは間違いないでしょう。平和ボケ日本はそれでもChinaに手を貸すのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)5月3日(月曜日) 通巻第6893号 <前日発行>
中国海軍、水中発射(SLBN)の新鋭「晋級」型潜水艦は六隻
胡芦島造船所から、海南島の三亜潜水艦基地へ
胡芦島は秦皇島、山海関、錦州に近い軍事都市である。開放されたのは十数年前だった。
すぐ見に行った。大連、上海と並ぶ軍艦製造基地として知られ、軍需産業の工場を夥しい都市である。
この胡芦島は戦後、百万以上の日本人が引き揚げ船にのって帰国した港として郷愁を抱く戦中世代もある。筆者が取材に訪れた 折、潜水艦基地などは取材出来ず、ただ町中には鉄工所関連の中小企業が多いことに気がついた。
胡芦島の造船所では中国海軍の潜水艦を建造している。80年代から90年代は、ソ連ならびにロシア、ウクライナから「キ ロ」級の中古潜水艦など十数隻を購入し、またロシアへエンジニアを派遣して潜水艦技術、建造ノウハウなどを学んだ。
中国海軍の潜水艦は世代交代が迅速である。092タイプは「夏」、093型は「商」。094型が「晋」。095が「漢」。 そして、新型で設計が終わって間もなく建造に着手する新鋭潜水艦は「唐」と呼称される。
もっかの注目は094の「晋」級潜水艦で、最大12000トン、最新型のJL─3(タイプ094A)は、原子爆弾の弾頭を 含む多数同時攻撃ミサイルを十二発搭載し(「晋」級に搭載される多弾頭の巡航ミサイルは「巨波」と呼ばれる)、発射実験を何 回か行っている。射程1万キロ、米本土のおよそ三分の二がカバーできる。
米偵察衛星が2006年に撮影に成功したが、現在6隻が運用されており、近未来には8隻体制とし、海南島三亜の潜水艦基地 に配属される予定という。
これまで中国の潜水艦など「ノイズが多くて、脅威ではない」と日米海軍関係者は豪語してきたが、最近そういう話は聞こえな くなった。
世界一と豪語してきた日本の潜水艦もこのままではあっという間に抜かれてしまうのじゃないでしょうか。
何と言っても、日本は原潜に手が出せないのですから。本当に平和ボケもほどほどにしないと大変なことになりそうです。
これを防ぐのはやはり一日も早くChinaを叩き潰すしか無いでしょう。世界にその覚悟はあるのか。