Chinaとテスラのビットコイン争いが熾烈なようです。何と、50兆円が消えたようです。
マネーゲームの典型でしょうか。金の亡者達の争いは想像を絶するのもがあります。
これも宮崎さんが取り上げてくれています。日本のマスメディアの報道では得られないものを宮崎さん一人が発してくれています。
もうマスメディアは存在価値も無いでしょう。と言うか完全に日本の敵です。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)5月25日(火曜日) 弐 通巻第6922号
ビットコイン市場から5000億ドルが蒸発した
中国、規制強化、取引停止措置はデジタル人民元最大の障害となるからだ
五月第三週(5月17日~22日)、ビットコインは4万4000ドル台から3・2ドル台へ30%の暴落を示した。5月24 日の終値は39967ドルだった。
テスラがビットコインでの支払いを拒否するとしたことが切っ掛けになり、世界の暗号通貨市場から5000億ドルが蒸発し た。
イーロン・マスク(テスラCEO)への批判が巻き起こった。
中国人民銀行は取引停止を発令し、また「米国FRBが同様の措置に出るかも知れない」(FT,5月24日)。中国の国家発 展改編委員会が命じた取引所の閉鎖は「電力消費が甚だしく、火力発電のフル稼働はカーボンゼロの目標達成を困難とする」等と 理由を挙げたが、ホンネはデジタル人民元最大の障害となるからだ
国務院は「個人と社会のリスクがある」とし、中国人の投機熱を冷まそうとしているが、世界のビットコインの70%が中国 人。現在「65%となった」(サウスチャイナ・モーニングポスト)と砂漠に水を撒く効果しかなかった。
同時に中国国家発展改編委員会は鉱物資源の価格高騰に関して調査を開始するとした
中国のレアメタル市場は投機色が強まり、不法行為、偽情報、価格調整が顕著となっている。
とくに石炭、鉄鉱石、銅、アルミニウムがカルテルによる値上げに直面している。
ビットコイン急落と反比例して、金(ゴールド)価格はじわり騰勢にある。また金回帰が目立つようになった。
最後はやはり金ですか。結局はマネーゲームの世界のようです。やはり愚ラス・すティーガル法の出番でしょう。
マネーゲームを放置している限り庶民に平和は訪れそうもない。