沖縄や北海道などで日本分断作戦が行われているのはネットの世界では殆どの人が知っているのじゃないでしょうか。
とは言え、反日売国左翼・在日マスメディアしか見ない人達には殆ど知られてないのが現状でしょう。
仲村覚さんがそんな陰謀を書いた本を出してくれたようです。宮崎さんが書評で取り上げてくれています。
その中でも、沖縄が日本であることの証拠を言葉から証明してくれているのが嬉しいですね。
敵は、アイヌと同じように沖縄人は人種が違うとの作戦で攻めていますが、この証拠がそれを粉砕してくれると期待します。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)5月23日(日曜日) 通巻第6919号
書評
国連の場を悪用し、アイヌと政治的結託、日本を分断する大陰謀
沖縄は日本であり、沖縄県人は日本人である
仲村覚『狙われた沖縄 ──真実の沖縄史が日本を救う』(ハート出版)
沖縄で世紀の陰謀が進んでいる。本土と沖縄の分断工作である。
国連を利用し、アイヌと政治的連帯をなして、日本を分断する大陰謀が秘密裏ではなく、白昼堂々と、沖縄で展開されている。
その背後に謀(はかりごと)にかけて天才的な、「某国」がある。
国連で「先住民族勧告」がなされ、首里城は焼け落ちたあと、危険がいっぱいの所有権移転論がある。
そして尖閣諸島に近い沖縄は、某国の前線基地として狡猾に活用されている。
故郷沖縄を誰よりも心配し、将来を懸念している著者が歴史の解明から、左翼の展開する奇妙な陰謀の全貌を抉り出した苦心の 作品である。
方言、神社、DNAから沖縄県人は100%日本人である。ゆえに沖縄の危機は日本の危機である、と主唱されている。
さて評者(宮崎)が仲村氏の論考の中で、とくに注目したのは沖縄語は外国語ではなく、「日本語の方言」が言語学上ただしい のだ、とする定義である。
沖縄語も薩摩語も、率直言って外国語のように聞こえる。だから民族が異なり、先祖は違うのだという主張があった。しかし、 沖縄の方言を緻密に言語学的に分析すると、「日本語と同じ祖語から別れた日本語の方言であり、それも古事記や日本書紀以前の 古代日本語がタイムカプセルのように眠っているのです」(60p)。
例として仲村氏はいくつかを紹介しているが、たとえば蜻蛉である。
沖縄で蜻蛉は「あーけーじゅー」と発音する。「じつはその語源は古事記にあります。古事記では本州のことを「秋津島」と称 していますが、「あきづ」とは蜻蛉のことで、日本の島の形が蜻蛉に似ているから「あきづしま」と称した」
ちなみに東北地方では蜻蛉を「あげず」と呼び、沖縄の方言と似ている。
すなわち「日本の両端の東北と沖縄に発音がすこし変わりながらも方言として残っており、現在の標準語のほうが、「とんぼ」 という新しい単語に変化したのです。つまり、変わっているのは沖縄の方言ではなく、標準語の方なのです」
ウルトラセブンの「チビル星人」の「ちびる」は沖縄語で「頭」のことだ。
古事記にも、「頭」と書いて「つぶり」と読み、古代日本語が沖縄の方言に生きていることが分かる。南風(はえ)も東風(こ ち)も古事記で使われている。
著者は、この語彙をさらに追求し、九州各地の方言、奄美大島の方言などと比較して類似点を列挙している。
近代で沖縄方言を学問的に研究し、集大成した人物が居る。しかも外国人である。
パジル・ホール・チェンバレンだ。お雇い外国人として東大で英語を教える傍らチャンバレンは古事記を英訳し、俳句を英訳した 最初の外国人であり、また国歌「君が代」を英訳した。小泉八雲との親交でもしられる。
そのチャンバレンが沖縄にやってきて「庶民の会話に耳を傾け、沖縄の方言の研究に着手しました。琉球の古語をまとめた『混 効験集』を表し、辞書まで編纂した」
このチャンバレンが「平安朝時代を中心とする日本の古語と比較し、両者はまぎれもなく、共通の祖語から別れてきた姉妹語で あることを証明した」(70p)。
沖縄には数こそ少ないが由緒古き神社が存在している事実も、日本と同根である。
波上宮は、鵜戸神社(ウガヤフキアエズを祀る)のような洞窟を抜け、花屈神社(イザナミを祀る)のような巨岩を祀るため拝 殿しかないというスタイルで、日本の古社と共通する。
もう一つ、本書では触れていないが、沖縄にも縄文遺跡がある。
最大規模は中原遺蹟でうるま市にある。2500年前の縄文遺跡で竪穴式住居跡が多数、出土した。ほかに恩納村に沖泊遺蹟や 荻堂貝塚、野国貝塚など。
沖縄の再認識に大いに裨益する良書である。
あきつしまが日本列島が蜻蛉に似ているからというのは知りませんでした。てっきり、昔から蜻蛉が多かったからと思ってました。又しても、勝手な思い込みでした。
それにしても、こういう素晴らしい本を読んで沖縄だけでなく本土の人達にも信実を知って貰いたいものです。