アメリカのChinaに対する半導体しめつけはいよいよ本気なのでしょうか。日本とオランダを取り込んで対中輸出に踏み込むようです。
宮崎さんが報告してくれています。これはChinaにとっても厳しい現実でしょう。鴻海あたりが何かやりそうな気もしますがどうなるでしょう。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)1月29日(日曜日) 通巻第7610号
最先端の半導体政争装置、米蘭日で対中輸出規制に合意
1月27日、米国バイデン政権は「先端半導体製造装置」の対中輸出規制に関して、オランダと日本との合意を取り付けた。
この合意によって、日本とオランダは対中輸出規制に足並みをそろえる。規制の対象はニコンや東京エレクトロン、オランダ半導体製造装置大手ASMLホールディングなどだ。
日本とオランダの政府当局者がワシントンを訪れ、「3カ国協議」を討議した。サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が主導した。
バイデン政権は半導体技術ならびに製造装置、人材のスカウトについて、中国との取引を禁じ、同盟国にも足並みをそろえるよう要請してきた。規制はすでに2019年から始まっており、関連する装置は出荷直前に輸出許可が下りずペンディングとなっていた。
このため技術者が中国にのこり製造装置そのものの製造技術を指導していたとも言われる。
ちなみにニコンの株価は1774円から1052円に落下したが、1262円まで回復、東京エレクトロンは、69170円という高値から一時期は34550円まで墜落し、ようやく45480円まで戻した。
こういうことになると、こうやって株が敏感に反応します。何時までこんな金の亡者共が目の色を変えて動き回る世界が続くのでしょうか。
こういうことをするのを恥だと思える時代が来てほしいものです。それは人類には無理なのでしょうか。