団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★ウクライナに戦車を!バイデンには何の戦略もない!

2023年02月07日 | 国際

 ドイツのウクライナへの戦車供与決定には色んな事情があったようです。その状況を及川さんが詳しく解説してくれています。
  それ以上にニセ大統領(バイデン)には、この戦車供与に戦略は無いのだそうです。
  なる程、バイデンには何の戦略も無いとは想像もしていませんでした。やはり、バイデンはこのウクライナ戦争にハンターの事件の隠蔽を企んでいるのじゃないかと疑いたくなります。

  
  それにしても、世界のリーダは本当に酷いですね。これも、日本の政治家と同じで正しい国家観も歴史観も持たないのでしょう。
  やはり、シラス国を知らないリーダー達に期待は出来ないようです。これではシラス国を世界になんてことは夢の又夢というか不可能でしょう。


★国連で「慰安婦=性奴隷は嘘!強制労働ではなく民間労働や自発的移住」

2023年02月07日 | 外務省

 優柔不断総理の考えでしょうか。それとも外務省が勝手にやったのでしょうか。それは有り得ないとは思いますが、今の日本の政治が信頼出来ないだけにどっちだろうと思ってしまいます。
  何と、国連で偽慰安婦と強制労働を完全したそうです。一体、日本に何があったのでしょうか。

  何時ものcoffeeさんが詳しく取り上げてくれています。もしかしたら、発言者の強い意志があったのでしょうか。

  何時ものように全文をリンク元で読んで下さい。」 


  国連で「慰安婦=性奴隷は嘘!強制労働ではなく民間労働や自発的移住」外務省参事官・南北朝鮮は反発

  長い間かかりましたが、日本の外交が変わったということであれば大歓迎です。
  この変化をこれからも続けて貰いたいものです。二度と、元に戻らないとねがいたい。
  さて、変わるのでしょうか。


★中国富裕層がいだく習近平への恐怖心

2023年02月07日 | 中国

 

これも宮﨑さんが報告してくれています。このところ宮崎さんの記事が多くてこちらも大変でが、こんな有難いことに文句は癒えません。反日売国左翼・在日・マスメディアは足元にも及ばないでしょう。

  流石にChinaの富裕層が習皇帝への恐怖心から外国パスコート取得が増えていたのだそうです。
  それにしても、国を変えることに力を注ぐこともせずに金に任せて逃げようとするその気持ちは理解は出来ますが哀れで可愛そうに思えて仕方ありません。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)2月2日(木曜日) 通算第7616号 

  中国富裕層がいだく習近平への恐怖心
   静かに外国パスポート取得が増えていた

 ヘンリー&パートナーという合法的な企業がある。
 何をする会社か? パスポートを売る。しかも合法的に。世界一強力なパスポートは日本。二位はシンガポールと韓国。判定基準はヴィザなしで世界の幾つの国へ行けるか、である。

 だからと言って中国人が日本のパスポートを取得することは、日本人配偶者を見つけるか長期滞在いがい無理である。なぜなら日本は二重国籍を認めていないからである。
 ならばヘンリー&パートナーに依頼して中国人富裕層が取得するパスポートは豪や英国、米国のように人気があっても手続きが難しい国々と、当該国の不動産購入、あるいは一定金額を超える投資と付帯する雇用の保障などによって取得が比較的容易なくにがある。

 抜け道がバヌアツ、アンティグア・バアブダ、セント・ルシア、モンテネグロ、グレナダ、マルタなどである。たとえばバヌアツは3000万円以上の不動産 投資でパスポートが取得できる。現地で聞くと巧妙な手口があって、1500万円でも取得可能という。だから目抜き通りの商店街の80%以上が華人経営、中 華レストランとホテルは中国人だらけだった。

 こうした方法で外国籍を取得した中国人は22年に10800人だった。これらを含む対外投資による外貨流出は1500億ドルだった。

 資産5000万ドル以上と推定される大金持ちが中国に3・2万人いる(クレディ・スイス、22年8月調査)。くわえてゼロコロナからフルコロナに政策変更 の中国では2023年に海外旅行外貨として2000億ドルが流れ出ると予測されている。表向き海外旅行はひとり一年間で5万ドルに制限されているが、地下 銀行の動きが活発である。

  それにしてもウシハク国とはこんなものなのでしょう。独裁のウシハク国に生まれなかった幸運に感謝です。
  とは言え、シラス国という素晴らしい日本を教えない日本の教育に改めて怒りを覚えます。
  と言うか、文科省にもその凄さを知っている人も殆どいないのじゃないでしょうか。何とも勿体ないことです。


★せと弘幸さん達石橋記者に勝訴

2023年02月07日 | マスメディア

 瀬戸弘幸さん長い間執着していた神奈川新聞の石橋記者に勝訴したようです。実際は、瀬戸さんのお仲間の裁判です。
  反日売国左翼・在日石橋記者はしつこく裁判を続けるとは思いますが、痛手にはなるでしょう。

  それにしても、反日売国左翼・在日共の狂ったしつこさには呆れるしかない。それが日本の足を引っ張り続けたことを日本人が気が付き、Koreaとの国交断絶こそが日本の目指すべきです。

   せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』より  2023年02月01日 

  佐久間吾一さん石橋記者に勝訴
 佐久間吾一さん石橋記者に勝訴

 弁護士なしの本人訴訟で

  全文をリンク元で読んでください。石橋記者はやはり、訳の分からない反論をしているようです。本当に懲りない奴等です。
  やはり未来永劫付き合う人達じゃないですね。政府・自民党が一日も早く決断して貰いたいものです。
  とは言え、今の日本の政治家にそれを求めるのは不可能でしょう。本当に情け無い。


★中国を批判するとテロの対象になるらしい

2023年02月07日 | 中国

 

Chinaの海外警察は何をしているのでしょうか。何と、Chinaを批判するとテロの対象になるようです。

  宮崎さんが報告してくれています。ニューヨークでの宮崎さんの経験談もかいてくれています。何とも恐ろしい国ですね。こんな海外警察にアメリカは動いたが日本は放置のようです。
  日本政府も余程Chinaが怖いのでしょう。何とも情け無い。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)2月1日(水曜日) 通巻第7615号 

  在米の中国人弁護士殺人事件と海外警察の関連は?
   中国を批判するとテロの対象になるらしい

 1976年から十年間、筆者は貿易商社を経営していたので取引先の関係から台湾からの留学生三人と、大陸からの留学生ひとりの身元保証人を引き受けた。いまと違って留学条件は厳しく保証人は納税証明など数枚の書類が必要だった。

 台湾が自由選挙に移行したのは1996年だが、80年代には党外雑誌が堂々と道ばたで売られていたうえ、警察も見て見ぬふりをしていた。
飲み屋では反国民党の活動家がよく国民党員と喧嘩をしていたが、なにしろ戒厳令は敷かれたまま、事実上は国民党独裁だった。

 その時代の話である。
「留学生の中に注意人物がいます。つまり留学生の動向を監視、どこかに報告しているので、本当の友人にしか本心は話せない。読書だって何を読んでいるかは分からないようにしている。台湾で禁書扱いの書籍は町の図書館で読むほどですよ」と台湾からの留学生が言った。
台湾ですら、そんな時代。いま騒いでいる中国の海外における警察派出所なるものは大使館直結ではまずいので、町へ出て民間を装わせているのだろう。

 海外警察の拠点は世界に散った華僑たちは出身地別の「同郷会」と連結する。シンガポールでも通りによって金門通りとか厦門通りがあり、ヤンゴンのチャイナタウンは細かな出身地別の同郷会オフィスが軒を並べていて壮観である。
 世界的なチャイナタウンの代表格はNYだが、通りによって出身地別の見えない仕分けがされており、また大まかに言えば旧チャイナタウンはダウンタウン南 端からリトルイタリアを飲み込み、ブロードウェイを挟んで対岸ソーホー地区まで拡がった。ここでは中心部が広東勢、そして福建省出身者で占められている。

 NYのラガーディア空港に近いフラッシング地区に拓けた新チャイナタウンは近年の移住組が多く、それも共産党を嫌う人々や天安門事件後に移住してきた華人が多い。ちなみに法輪功の本場もこちらのほうである。

 海外警察は中国共産党統一戦線工作部系と国務院華僑務弁事処系の二つの系列がある。世界54ヶ国に110ケ所。一番古いのはイタリアのプラトーだという。
ファッションと皮革製品の町だったプラトーは中国人移民が多数這入り込んできて、気がつけば不法移民も含めて五万人。工場の多くが中国人に乗っ取られていた典型例である。

 在米中国人はいいまや500万人と言われ、「海外警察拠点はNYだけでも六カ所、ロスにニケ所のほか、ヒューストン、サンフランシスコ、ソートレイクシティなどにも。
 しかも同郷会オフィスが拠点となって表向きは「自動車免許の更新、弁護士紹介、相互助け合い」など家族親戚ならびに同郷人の絆は強い。
これが中国の伝統である。

 ▲NYチャイナタウンで弁護士が殺害された

 既報の、FBIが手入れしたNYの拠点は「長楽会」のビルだった。NYイーストブロードウェイ107番地。筆者の定宿に近いので見知った建物である。
福建省の長楽は不法出国のメッカとして知られ、いつぞやはドーバー海峡をこえてきた保冷車で39名だったかが遺体で発見された。全員が長楽出身だった。

 さて海外警察は在外中国人の見張りである。ときに反体制派の動向を監視し、人物を割り出すと中国に残る家族を「人質」として帰国をうながすのである。帰国したら最後、収容所へ直行となる

 NYフラッシングで開業していた弁護士の李進進は元天安門事件の活動家、昨年3月14日に殺害された。華字紙によれば中国から殺し屋が派遣されたのだとする。単に痴情のもつれとする解説もある。犯人は女性だった。

 台湾マフィアの竹連幇が在米作家を暗殺した事件を思い出した。
1984年10月にロス郊外で起きた「江南事件」とはアメリカ在住の台湾人作家・江南(筆名)が勝手に蒋経国伝を書いたために暗殺された。アメリカ政府は中華民国政府に圧力をかけ、台湾民主化のきっかけになったとも言われる。

 「民主の壁新聞」(西単の壁)時代のリーダーだった魏京生は、合計18年も刑務所にぶち込まれた筋金入りの民主活動家。97年にアムネスティなどの圧力で病気治療を理由に渡米し、すでに四半世紀。魏京生は72歳となった。

 2022年五月、運転中の前後を車に挟まれ、事故に見せかけての謀殺寸前になったという(博訊新聞網)。

 世界的に有名な中国人アーティストのアイ・ウェイウェイは、北京のスタジオがブルドーザで破壊され、所蔵作品数万点が消えたという。
アイはポルトガルに現在、スタジオを建設している。五月にロンドンで新作展示会を開催すると意気軒昂だが、かれほどの名声に達しない若い芸術家は制作に干渉を受けているという。

 1月26日、上海吉峰書店(有名なランドマーク書店だった)の経営者が店を畳んで米国へ移住したところ、家族が脅迫され帰国する羽目に陥った。
 海外警察の暗躍は続いている。

  何と、Chinaはやはり根本的に今とやることは同じようです。どう考えてもChinaをこのまま放置しておくことは世界にとっても危険です。
  その恐ろしさを世界が真剣に認識して対応しないと奴等が狙う世界制覇なんて恐ろしいことになりそうです。
  それにしても、Chinaは本当に困った国です。やはり、何としても叩き潰さなければなりません。


★南洲翁遺訓を読む

2023年02月07日 | 誇れる日本

 


天を相手にして、己れを盡(つくし)て人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。

 人を相手にせず、常に天を相手にせよ。
天を相手にして、おのれをつくし、人をとがめず(ひとのせいにせず)、自分の誠意が足りないことを尋ねるようにしなさい。

 三〇 命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るもの也。
此の仕末に困る人ならでは、艱難を共にして國家の大業は成し得られぬなり。

 命もいらず、名もいらず、官位も金もいらないという人は、まったく始末に困る人です。
そんな始末に困る人でなければ、艱難辛苦をともにして、国家の大事を成し遂げることなどできないものです。

 三九 今の人、才識有れば事業は心次第に成さるゝものと思へ共、才に任せて爲す事は、危くして見て居られぬものぞ。體有りてこそ用(はたらき)は行はるゝなり。

 いまの人は、才能や学識があれば、心はあとからついてくると思っているようですが、才能や学識にまかせて為すことというのは、危なっかして、見ていられるものではない。
人としての根幹があってこそ、はじめて世の役にたつのです。

 四一 身を修し己れを正して、君子の體を具ふる共、處分の出來ぬ人ならば、木偶人も同然なり。

 いくら身をおさめ、おのれをただして君子らしい体裁をよそおっても、処分ができない人はただのデクノボウにすぎない。

  ***

 いかがでしたか。
まったく明治以降の日本そのものであり、まるで現代の日本を予見したかのような言葉の数々です。

 いまの日本に、そしてこれからの日本に必要なことは、まさに南洲翁遺訓にあり。
そのように思いますが、みなさんはいかがでしょうか。  

  これを実践できる政治家が現れて欲しいものですが、国民がそうならない限り望みは無いのじゃないでしょうか。
  と言うことは、ねずさんにしかられそうですが、望みは限りなく薄いのかも。


★LG韓国【倒産】99.9% ! 蒸発200兆円 !

2023年02月07日 | 韓国

 毎日のようにKorea企業の危機の話題がアップされていてワクワクしますが、残念ながら実現したものは殆ど無いようです。
  とは言え、こんどこそ実現するだろうと期待させられます。いずれ国と共に消えてくれるのは間違いないと信じたい。
  
  今回はLG韓国だそうです。あのサムスンも危ないと言われているくらいですからこれは実現するのじゃないでしょうか。

  Koreaの人達もニセ慰安婦や徴用工なんて嘘で日本を責める暇が有るのならそちらの心配をされた方が良いのじゃないでしょうか。


  それにしても、ここまで自国の企業のピンチが続いているのに日本を貶めることに必死なのは、もしかしたらそれで気持ちをごまかしているのでしょうか。

  考えたら暇な人達なのかも。やはり、相手にする人達じゃない。


★聖徳太子は暗殺された

2023年02月07日 | 誇れる日本

 何と、聖徳太子は暗殺されたという衝撃的な題の本が出版されたようです。古代の日本をこれまでとは違った解釈で書いてくれている田中英道の本だそうです。

  宮崎さんが書評で取り上げてくれています。これまでの聖徳太子は存在しなかった以上に衝撃的かもしれません。
  それにしても、歴史とは面白いですね。一体本当の日本はどうだったのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)2月2日(木曜日) 
  書評 

 古代日本で暗殺は日常茶飯の政治だった
  天皇を暗殺しても平然としていた蘇我氏の言動はまさにユダヤ的なのである

   田中英道『聖徳太子は暗殺された』(育鵬社)

 衝撃のタイトル、しかも副題は「ユダヤ系蘇我氏の挫折」である。
 著者の田中氏はこれまでにも『ユダヤ人埴輪があった』『京都はユダヤ人秦氏がつくった』のシリーズがあり、本書は第三弾。 
 聖徳太子とは、そもそも後世に冠せられた聖名であり、初出は『懐風藻』だ。この本邦初の漢詩集の序文に曰く。

 「逮呼聖徳太子。設爵分官。肇制礼儀。然而専崇仏教。末煌篇章」。
 『懐風藻』は天平勝宝3年(751)に編纂され、撰者は淡海三船などの名前が挙がっている。三船はそれまでの歴代天皇のなまえを、たとえばカムヤマトイ ワレビコを神武天皇に、ハツクニシラスミマキイリビコイニエを崇神天皇と諱したように、すべて唐風の名前にして国風文化を軽んじた学者である。
聖徳太子の死から129年後の命名である。現代から129年前といえば、1894年(明治27年)、ちょうど日清戦争が開始された時代を振り返るような、歴史が濾過され、往時の出来事はやや美化され、追憶的な回想風になったときである。
したがって聖者を意味する聖徳太子の名付け方には、それまで日本に入っていたキリスト教ネトリウス派「景教」の影響が見られるという。ネトリウス派は東シ リア教会ともいわれ、唐代に中国へ伝わったが、唐末に弾圧され消滅した。日本に、この景教がどのように侵入したかは詳細が不明である。田中氏は、蘇我氏が ネトリウス派の信者ではなかったのかと言うのである。しかも聖徳太子の子孫たちをネトリウス派信者にしようとし、その陰謀が発覚したため山背大兄王は自殺 に追い込まれ一族25名が殺されたのだとする。

 聖徳太子の本名は厩戸皇子でもない。
厩戸皇子なるはフランクフルト学派が戦後、それも1950年代になって命名した適当な解釈であり、イエス・キリストが馬小屋で産まれたことと関連づける作為がある。
 『古事記』では「上宮之厩戸豊聡耳命(かみつみやのうまやとのとよとみみのみこと)」とされ、『日本書紀』推古天皇紀では「厩戸豊聡耳皇子命(うまやと のとよとみみのみこのみこと)」とされている。ほかに用明天皇紀では「豊耳聡聖徳」や「豊聡耳法大王」という表記がある。つまり通称は「上宮」だった。
聖徳太子が一度に十人の言い分を聞き分けたという伝説は「豊耳」でわかるが、多くの方言や漢語発音を聞き分ける能力があったという意味だろう。 

 さて暗殺されたという証拠は何か?
前提として蘇我氏の粗暴な振る舞いが例証される。蘇我馬子は自分の言うことを聞かなくなった崇峻天皇が邪魔となって、帰化人をそそのかして暗殺させ、その下手人も殺した。仏教に反対した物部守屋一族を葬った。
この「帰化人」なるは常識的には朝鮮半島かシナ大陸から渡来した外国人と認識されるが、田中氏は「蘇我氏はユダヤ系だった」と推定する。しかも蘇我馬子はネトリウス派の信者で聖母マリアは信じない、磔刑のキリストの蘇生があると考える人物だったとする。

 歴史家でここまで断定的に言った人はいない。 
明治時代の歴史家・久米邦武が「記紀編纂時、すでに中国に伝来していた福音書の内容などが日本に伝わり、そのなかからイエスキリスト誕生の逸話が貴種出生 譚として聖徳太子伝説に借用された」云々とした。久米は岩倉使節団に加わり旅行記をまとめ、晩年は早稲田大学教授を務めた人物。
聖徳太子の入滅後二十年間に山背大兄王子らが殺害され、秦河勝は奈良を脱出して明石へ逃げた。『日本書紀』は、秦河勝の先祖は4世紀頃に百済を経由して日 本へ帰化した有力氏族の長、弓月君の直系子孫としている。秦河勝は聖徳太子に協力して国造りに貢献し、朝廷の財政に関わって四天王寺の建立や運営を賄っ た。
 その後、秦氏は蘇我と敵対した。
 蘇我氏の崇仏は政治手段であり、純粋な信仰でなく偽善である。
日本の史書は蘇我を伝説上の武内宿祢の末裔としてきたが、おそらく襲名したユダヤ系ではなかったのかとするのが本書だ。
武内宿祢は一節に360歳(『因幡国風土記』)、或いは295歳(『公卿輔任』)、或いは280歳(『水鏡』)とノアの850歳には及ばないまでも信じら れない長寿だった。『古事記』は竹内宿祢が巨勢、蘇我、平群、紀など27氏の祖としており、忠臣の代名詞を襲名していたのかもしれない。
神功皇后の三韓征伐に武内宿祢が主要な役を果たした。たぶん応神天皇の父親だろうと田中氏は推測している(34p)が、この点は評者も同意見だ。そして遠征中に戦陣で急死した仲哀天皇は「謀殺と考えられます」という。
聖徳太子は飛鳥を離れ斑鳩に法隆寺を建立する。これは何を意味するかと考えると、聖徳太子は保護を受けた蘇我氏から離れようとしていたのである。
聖徳太子は「和の精神」を説いた。仏教を崇拝するが、古来からの日本の神道を敬えとしており、神仏混合の基礎を培った。しかし神道派の物部氏を殲滅するな どの暴力路線の蘇我氏としては『和の精神』など屁とも思わない覇権主義丸出しだった。蘇我氏は日本人ではない、まさにユダヤ人的なのである。
こういう危険人物をのさばらせては国が滅びるという危機意識から中大兄皇子は立ち上がった。乙巳の変で蘇我氏は誅せられた。

 田中氏はこの乙巳の変という軍事クーデターが成功していなければ、日本にキリスト教が這入り込んで「日本は独自の文化が育まれず、西洋のような国」とされ、「ユダヤ人たちに支配され、ユダヤ人と同じ神を拝むようになっていた」かもしれないとして乙巳の変を評価する。
その後の壬申の乱に勝利した天武天皇の国風政治が始まる。
天武天皇は遣唐使を中断し、古事記と日本書紀の編纂を命じ、日本統一を前進させた。だが中臣鎌足を祖とする藤原一族の興隆があり、藤原南家は蘇我氏と変わ らない陰謀と暗殺で政治を壟断し、陰謀と殺戮に明け暮れ、藤原仲麻呂がうたれてようやく政権が藤原北家の摂関政治に移行した。
ようやくにして日本に泰平の世が訪れ、恋の歌にうつつを抜かし風流を愛でるゆとりが産まれた。藤原北家の摂関政治時代、殺戮劇もなければ、驚く勿れ死刑のない平和国家を実現させていた。

 さて本書の主題は「聖徳太子が暗殺された」とする謎の組み立てにあるが、それは松本清張なんぞの推理小説よりはるかに面白いので、本書を読むお楽しみ。

  ここまで来ると、勉強不足なので理解できないし、付いていけないものがあります。
  それにしても、宮﨑さんの松本清張よりはるかに面白いには興味が沸きます。

日本史はまさに謎ですね!