ウクライナ戦争はChinaにとって最良の結果になるのじゃないでしょうか。人民元決済が現実になるなんてことは信じたくないですが、その恐れもありそうです。
宮﨑さんが取り上げてくれています。結局はこの戦争はプーチンと習皇帝の立場を変えることになるのかも。
習皇帝がほくそ笑むのが見えるようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)2月4日(土曜日)
通算第7619号 <前日発行>
SWIFTから排除されたロシアはどうやって生き延びているのか?
人民元決済が12・3%から32・4%に増えていた
金融面でほくそ笑んだのは習近平だった。
ロシアは外貨準備の主要通貨比率を以下のように変化させていた。
ユーロ取引は52%から34%に。
ドル取引は35%から19%に
ところが、人民元決済は12・3%から32・4%に増えていた。これがSWIFTから排除されたロシアが生き延びてこられた実態、つまりバイデンの制裁はザル法だったのである。
この趨勢はさらに変化しており、22年度第三四半期の統計をみると、ロシアの外貨運転資金の40%が人民元であり、ロシア国富基金の60%が人民元である。
ロシア人は観光ツアーでトルコ、タイ、キプロスなどへ出かける。クレジットカードは使用できないはずだろう?
カラクリは中国のアリペイ、ウィチャットペイである。この二つのカードが中国国内では23・8兆ドルもの売り上げ統計もあるほどに、ロシア金融のニッチに中国がはいりこんだ。だから習近平の高笑いが聞こえる。
まだある。第一にロシアの中国からの輸入は全体の四割である。
第二にロシアから西側企業が撤退したが、この穴埋めは中国企業の買いたたきとなった。ファーウェイ、オッポ、小米などの携帯電話が市場を席巻した。
第三にロシアの14の自動車メーカーのうち、いまや11社が中国企業という様変わりである。
結局、ニセ大統領(バイデン)を操ってウクライナ戦争を起こしたグローバリストの負けということになる恐れもありそうです。
やはり、最悪はChinaの生き残りで世界が奴隷となることでしょう。有り得るかも。