団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★「イスラエル v ハマス戦争」で裨益するのはロシアと中国である

2023年11月03日 | 国際

 

イスラエルとハマスの戦争はパラダイム・シフトが起きそうなようです。何と、Chinaとロシアが浮かび上がりそうなのだそうです。本当なのでしょうか。

  宮崎さんが取り上げてくれています。露中が浮かび上がるなんて許せないが、この世はそんなものかも。さて、世界はどうなるのか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)10月30日(月曜日)参 通巻第7981号 

 国際秩序は「システム・シフト」に移行するだろう(フィオナ・ヒル女史)
  「イスラエル v ハマス戦争」で裨益するのはロシアと中国である

 トランプ政権で大統領安全保障担当副補佐官を務めた女傑学者はフィオナ・ヒル女史。
ロシア研究の泰斗として世界的に知られる。
『シベリアコース』、『エネルギー皇帝』『プーチン』などの著作で知られる。後者は『プーチンの世界 皇帝になった工作員』(新潮社)として邦訳も出ている。

 そのヒル女史が言った。
 「西側諸国は無自覚的に、しかも長期に亘ってロシアと第三次世界大戦を戦ってきた」
 「CIA工作説の強いノルド・ストリーム破壊は第三次世界大戦を引き起こす可能性がある」とトランプ前大統領が発言したが、こうした認識のバックグランドにはヒルの考え方との共鳴がある。
彼女は『第三次世界大戦ははじまっている』という認識だ。

 フィオナ・ヒルは「ウクライナとイスラエルで続いている紛争は地政学的変化の前兆であり、ロシアにとって有利に働く。国際秩序に大きな変化を反映し、そ れを生み出した第一次世界大戦や第二次世界大戦のような、地球規模のシステムを変える戦争になる可能性がある」(10月29日、『ロサンゼルス・タイム ズ』とのインタビュー)
https://www.latimes.com/politics/story/2023-10-29/mcmanus-column-fiona-hill-russia-ukraine-israel-gaza

 「ロシア、中国、イランが連携しており、これらの紛争で中国とロシアの連携が緊密になった。米国は中国と超敵対関係にある場合、ロシアの選択肢を狭め、中東を沈静化させる望みはないだろう」とヒルは続けた。「ゆえに国際秩序は『システム・シフト』に移行する」。
留意しておくべき分析だろう。

  何とも恐ろしい予測です。どうか外れて欲しい。ウクライナも怪しい雰囲気のようです。これも宮崎さんが報告してくれています。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)10月31日(火曜日) 通巻第7982号 

 ウクライナ税関。「援助物資の三分の一が消えた」
  ショイグ報告は西側の戦況分析と百八十度異なっている

 10月29日から31日までの「香山フォーラム」はホスト役が不在だった。
北京で開催された国防相会議で、解任された李尚福国防相に代わって、基調演説に立ったのは張又侠・副主任だった。
張は「西側の一部の国が世界秩序に混乱をまき散らし、中国の共産党統治を弱体化しようとしているが、断固たちむかう。台湾独立の動きがあれば直接行動にでる。またアメリカとは大局的観点に立ってしっかりとした絆を継続していく」と、述べた。

 激越な演説はロシアのショイグ国防相だった。
 北京の「香山フォーラム」へ出発する前に記者会見したショイグは「ウクライナは人的資源の損失が顕著で、攻撃力を低下させている。敵の能力はますます低下している。ウクライナはパニックに陥っている。軍人たちが自発的に降伏している」とした。

 ショイグは「西側はウクライナをロシアに対する『破城槌』として利用している。とくにアメリカは西側陣営を完全に征服し、あらゆる政治的・軍事的資源を 必要なあらゆる手段を使って低下しつつある自国の世界的優位性を維持することに集中させた。米国主導のNATO加盟国はロシアの正当な安全保障上の利益を 無視し、拡大路線を追求し、最終的にはロシアに『戦略的敗北』を与えるという方針を公然ととった。ウクライナは皮肉にも破城槌として選ばれ、単なる消耗品 の役割を割り当てられた」とした。

 ショイグは続けて戦況を語り、「西側の武器と支援にもかかわらず、大々的に宣伝されたキエフの反撃は失敗に終わった。ウクライナは6月4日以降だけでも、9万人以上の兵力、約600台の戦車、約1,900台の装甲車両を失った」

 この戦果報告は西側の日々の「ウクライナが勝っている」とかの情報とは百八十度異なるが、最近は米国メディアもウクライナ戦況報告には懐疑的である。

 ウクライナ税関は衝撃的な報告をしている。
 「西側からの人道援助物資の三分の一が消えている」。
しかもこの報道はウクライナのゼレンスキー政権に近い有力英字紙『キエフ・ポスト』である。

  やはり、金の亡者達の思惑に世界は蹂躙されているようです。何とも嫌な世の中です。一体、どうなることやら。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿