明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



無学祖元は今のところ、寺を襲った蒙古兵に喉元に剣を向けられ微動だにせず退散させた場面と、我が姿刻むことあれば、と遺言に遺したという袖から金の龍、膝上に鳩の図の2点である。蘭渓道隆が3点予定なので、もう一点考えても良い。と書きながら気が付いた。ブログを書くというのは、しばしばこういう効果がある。袖口から金の龍は人形に合わせてすでに作ってあるが、まずは写真作品用に、もっと大きく詳細な龍を作って写真の拡大にそなえるべきだろう。本来まずはそうすべきことを忘れていた。となれば鳩は本物を撮影すべきだろう。人物制作に関しては、私の本分であり、拡大して初めて見えるものがあるが、龍や鳩は別である。私が作った4センチほどの鳩など、実物大にでも拡大したら目も当てられない。ということで撮影用の龍を作ろう。しかし怪獣作って喜ぶつもりでは、と自分をを疑い、止めた昇龍図や龍虎図を、作ることになってしまいやしないかと少々不安である。

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