ヤフオクで落札した水石届く。ためつすがめつ、蘭渓道隆が岩山の中腹の坐禅窟、後ろには切り立った見上げる山並み。月下達磨図の巌窟、蘭渓道隆面壁坐禅図の座禅窟。それらの遠景近景、二種の石質ですべてカバー出来るだろう。盆栽、水石ともに自然をコンパクトに表現した物を、水で戻すかのように大自然化。確かに昔からどんな手でも使うぜ、とはいっていた私ではあった。 いずれ手掛けるであろう山中の寒山拾得は、曽我蕭白の奇岩を思うと水石を使わず、作るべきだろう。蕭白に対抗意識を燃やす必要はないけれど、あの結晶のような奇岩自体が寒山拾得そのもののようである。背景に人物の想い、イメージその他を託すことを日本人は良く使う。
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