『蘭渓道隆天童山坐禅図』は背景に岩壁が迫る予定だが、そこを瀑布が縦に流れ落ちる。いずれ使うこともあるだろう、と一応滝のデータがあるのだが。長年〝夜の夢こそまこと”なんてやって来たものだから、そのおかげでホントのことが土俵から追い出されていき、ホントのことが合わなくてなって来た。まさに自業自得。イヤそれで良いのだが。 滝が流れ落ちる山も、手のひらに乗る石ころを使う。久しぶりに庭園の岩のデータを見たら、それも合わなくなっており、もう中国の深山風景は石ころでないとダメになってしまったかもしれない。ホンモノの石ころを〝まことを写す“写真機を使って撮る。絵のように見えるけれど、輪郭線だけはない。
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