昨晩、蘭渓道隆と蒙古兵の陰影はないけれど立体感はある、という方法が行き当たりばったりで、なぜそうなったか判らないままであったが、蒙古兵に刀を向けられる無学祖元に立体感がなく、並んでいると合わない。睡魔と戦いながらなんとか方法を思い出し、撮影だけ済ませてピストルに撃たれたように寝る。朝再開。やはり今後はこれで行こう。大リーグボール4号というほどのこともなく3号改とでもしておこう。夜の夢こそまことな、江戸川乱歩のような“文体“を持たなくてはならない。『猟奇王』の川崎ゆきおが亡くなった。川崎ゆきおでさえ、自転車に乗って喫茶店でコーヒー飲んでたよな、と思いながらモニターの前に座り続ける。袖口から龍が現れ無学祖元に絡みつき、膝の上には青い鳩が2匹。ここまで出来た、ここで完成のはずだが、さらに白鹿を配してみたい。