明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



冷凍のイワシが届く。軽く干してあるが、一眼で新鮮と判る。50匹以上入っているので、利用法も工夫しながら当分重宝しそうである。同封のレシピにはアヒージョの作り方が書いてある。とりあえずは2、3匹を焼いて納豆と味噌汁で朝食は考えないで済む。作業机の上の照明の位置が、文机で制作していた時のままで低過ぎ、横着にもそのまま制作していたのを直した。   ずっと止まっていた柱時計のゼンマイを巻いた。 40年もやってると、自分の使い方は知っている。この間に弓を引き絞り、飢餓感を演出。自分を焦らしながら、頼むから作らせろ、という所まで持って行く。この飢餓感が妄想を呼び、新たなイメージに繋がっていく。そして空気を溜め込んで、また水中深く潜航する。これの繰り返しである。先日、39年ぶりに、架空のジャズシリーズ時代の初期作品を観たが、カッコ良いと思いながら作っていたことを思い出す。当時は正座して作っていた。写真をまだ撮っていない頃で、記録がほとんど残っていない。当時は残したいとも思わなかった。 まんざらではなかったが、この変わり様こそ私だ、といいたいし、同じことを続けるには一生は短か過ぎる。



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