~こころ豊かな愉快な生き方を求めて~

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内容:地域活性化、歴史探訪、パソコン、野球

人間社会と秩序

2011-11-17 22:25:09 | 人物・人材
昨日も出くわしたのだが、駅構内全面禁煙にもかかわらず、未成年と思われる少年が、タバコに火をつけている。

もう当たり前にはなっているが、現代の風潮であるように、誰もまた駅員も注意をしない。

またまた、通りすがりの私が立ち止まり、少年のほうを見つめるとその場から立ち去っていった。

その後少年はどうしたかは分からないが、本人のためにきっちりと注意したほうが良かったのではないかと思ってしまう。


吉田松陰が脱藩し東北に旅に出るが、見聞を高めると共に、親友との約束を守るということを武士の義という視点で幕府の許可なくして実行し、帰ってきたときにお咎めを受ける。

萩の長老が武士の義を主張する松蔭に対して、時間をかけ、家族・親戚、藩、お殿様にまで、迷惑をかけることを諭す場面を思い出している。

尊厳高い人間の約束、これを破れば生きる根底が皆無となってしまい、国の法を犯すよりも重大なことと考えた21歳の若者。

そういう人物が、国の中で充満してしまったら無秩序となり、混乱状態になるという長老。

実にいい場面だ。黒澤明であればどう映し出したか・・・。

現代にもこういった、長老がいるはずではあるが、残念なことに中々出くわさない。

登場する人物や場面は、決して、その時代の政治経済教育環境 等が作り上げたものでもないと思う。

人間は、個人がしっかりとした考えを作り上げ、何のために生きていくかを形成していくかについて時間を費やしたいものだ

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