2年ぶりにヒューマンカレッジに出席。相変わらず、熱心なお年寄りで満席。生命医科学部の、萩原明朗教授の『胃腸の外科手術による糖尿病・肥満病の新しい治療法』の話を聞いた。資料・動画によるプレゼンテーションが分かりやすく、肥満の悪病たるものがよく分かった。こういう新たな医科学的な事は、日本は遅れており、アメリカに続き追い越さなければならないものである。かなり明白な成功事例を基にお話しされたので、会場の聴取者は納得された様子であった。しかし、胃や腸を切除し、食事を制限、栄養摂取を激減させるいわば荒治療にまだ市民権は充分与えられていないのである。本日のお話には、問題事項や課題等が一切でてこなかったことが疑問として残った。