沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

琉球王国の家

2006-08-24 | 琉球・首里城
海洋博公園の中に、おきなわ郷土村というのがあります。
琉球王国時代の家や与那国の家など、おきなわの昔が復元されています。

これが琉球王国時代の家。
外は暑いのに、中は驚くほど涼しい。材料は自然素材。床が高く風通しがよい。合理的だね。
今はエアコン装備のコンクリートの家が多く、こうした家は全く見かけないけど。
台風の風を抑えるフクギという防風林も家の周囲に植えられています。
ちょっと心配だけど、快適ですよ。

絵本で読んだ「三匹の子ぶた」を思い出します。
家を作れといわれて、兄達が早く簡単に作れるワラの家や木の家。末っ子が汗を流し長時間かけてレンガの家を作って、結果的に狼から3人兄弟を守った。
狼が「ふぅー。」って大きく息を吐いて、ワラや木の家を吹き飛ばす場面を、まだ覚えているけど、狼というのは台風のことだったんだろうね。
沖縄では、ワラから木の家へ、そしてエアコンつきのコンクリートの家に変化してしまった。
三匹の子ぶたの影響だろうか…。
三匹のこぶたー(イギリス)
【コラム】-三匹のこぶたにみる建築技術-200306

このほか、奄美、与那国など各地域の家が配置図や庭と一緒に再現されていて、結構楽しめます。