沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

勝ったよ

2006-08-27 | スポーツ・将棋
娘からケータイに電話がかかってきた。
信じられないことに、「勝った!」という。

女子ソフトのインカレに出場し、1勝したことが母校史上初なのに。
昨日の初勝利に続いて、今日は2戦2勝でベスト4だという。
引退試合が、明日の最終日に持ち越された。快挙だ。

「エラーしなかったか。みんなに迷惑かけなかったか。」
活躍よりも、そちらの方が心配だ。

聞くところによると、今日の1試合目は、8-5。
2打席後に交代したという。
3点差がついた時点で、控えの4年生が全員出場し、勝利の瞬間を味わった。
いつも同じ練習をしているメンバーだけど、実力勝負の世界。試合に出れない人もいる。
だから点差を少しでも広げて、「4年生最後の試合を、先輩を試合に出そう。」と、後輩たちが頑張った。
そんな後輩の気持ちが、とてもうれしい。
だから試合が終わったときは、みんなが泣いたという。

2試合目は2-1の僅差。
息詰まるような接戦だ。DHと聞いてなぜかちょっと安心。

明日は準決勝と決勝。3位決定戦はないのでメダルがもらえる、と喜んでいた。
保護者やOGも大勢応援に来て早稲田の快挙を見届けた。

「お父さんは浜松だから応援に来ているんでしょ?」と、監督に言われ、「実は先月、沖縄に転勤したんです。」と言ったそうだ。

沖縄からでも応援しているよ。ケガしないように頑張ってね。

ヘチマを食べる

2006-08-27 | 料理
生き物と人間の関わりは場所が変われば変化するものだが、ヘチマは食べるものとは思っていなかった。

小学校では、理科の観察で習い、ヘチマ水や体を洗うタワシを作った。
庭のある家に住んでいた頃は、縁側から屋根にはわせ夏の強い陽射しを防いだ。

「いとうり(糸瓜)」が「とうり」になって、「と」は「へ」と「ち」の間にあるという洒落で、「と」を「へちま」と読みかえた。
洒落を楽しむくらい生活に密着した植物と認識していたが、沖縄では食べ物だった。

へちまは沖縄では「ナーベラー」と呼ばれ、ナーベラーチャンプルーが有名だ。
この「ナーベラー」も「鍋洗い」が変化したという説がある。
だとすると、鍋洗い用のタワシを食べているという失礼な話になるぞ。

先月まで住んでいた浜松は、へちまタワシの産地として有名だ。
したがって、沖縄へやって来てへちまを食べることは、固定観念の打破、新たな食文化への挑戦、生き物の持つ多様な価値観への理解として重要事項といえよう。

洗って、1本を縦に切り、斜めに厚さ5mmで切ります。
フライパンでポーク、ニンジン、タマネギを炒めます。
次に、へちまを加え、弱火にして炒めます。

へちまがしんなりし、水分が出てきたら、ダシの素と味噌を少々加え、さらに炒めます。
味見をして一振り醤油をかけて出来上がりです。
見た目はいいでしょ。
へちまやキュウリの匂いが苦手な人もいるけど、味噌で消えています。

食感はなかなかいいです。
食べて直ぐに気づいたけど、既にお分かりの方もいるかもしれないけど、へちまの皮を剥いていなかった(ーー;)
歯ごたえがあり、皮まで美味しいっていう事実はなく、やっぱ皮は剥いた方がいいと思う。