沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

ヤンバルクイナの保護区

2006-08-18 | 環境教育
国頭村に昨年完成したヤンバルクイナの保護区があります。
上の写真の森の部分で、面積は13万平方メートルもあります。
この中に、6羽のヤンバルクイナが生息しているそうです。

外周は延長2kmにわたって高さ2.7mのフェンスで囲まれています。
マングースやノネコなどの外敵が侵入できないようにしています。
ボランティアの協力で、半日で設置できたとのこと。
イノシシは、いつの間にか外に出て行ったそうです。

上部が縦格子になっているのは、ノネコ対策だそうです。
忍び返しのようになっているのは、マングース対策だそうです。

マングースがどんどん北上していて、ヤンバルクイナが絶滅するのは時間の問題ともいわれています。
○は、沖縄の北部地域で、マングースが確認されたところ。

ビジターセンターもあります。
保護区の中に設置された無人の監視カメラの映像を、ここでは見ることが出来ます。

ヤンバルクイナに逢えた

2006-08-17 | 環境教育
沖縄本島最北端の国頭(くにがみ)村の安田(あだ)にあるヤンバルクイナ救急救命センターに行ってきました。ヤンバルクイナ救命救急センター
ここでは、交通事故、カラス被害、子育て放棄などの受難の状況にあるヤンバルクイナの卵や雛などを救護している。
獣医の長嶺隆さんたちがNPO法人を作り、廃園となった村営幼稚園を無償で借りてボランティアの協力で作られている。

野生生物の保護・飼育施設は米国で見たことがあるが、日本で見たのは初めて。
寄付制度が充実している米国のNPOはスタッフも多いが、ここでは獣医さん達と学生ボランティアの協力及び国頭村が支えている。
獣医のながみねさん。

現在生後3ヶ月の6羽が保護飼育されていた。
特別に中を見せてもらった。
三ヶ月だけあって好奇心いっぱい。

飛べない鳥だけあって、足がはやい、はやい。
チョコボを小さくした感じ。小柄です。
写真とってたら、どんどん近づいてきて、右手をつつかれた(^^♪

小さな水場で、何度も何度も、水浴びして気持ちよさそうです。

だんぱち屋さん

2006-08-16 | 沖縄のくらし
道路を車で走っているとき、見かけた不思議な光景。
理髪店の前の街路樹の低木を、刈り込んで仕立てている様子を、以前紹介しました。沖縄の街路樹
自転車に乗って行って、調べてきました。
歩道から見ると、こんな風になってます。

横から見ると、こんな感じです。
何かの動物を表現しているのかな。
街のアクセントになっています。

歩道の反対側のお店の方です。
これはきっと、はさみだよね。
なんたって、理髪店だから。
楽しいですね。

沖縄では、理髪店のことを、だんぱち屋と呼んでいます。
ここも、だんぱち屋ひらのと書いてあります。
断髪がなまったのかな。
写真とってたら、今日は休業日だったのですが、店の奥で人影がこっちを見てる。
何してるんだろーと思われたかな。

蝶々園

2006-08-16 | 本部町
日本最大級の大きさを持つオオゴマダラが飛び交う琉宮城蝶々園に行ってきました。
上の写真の右側の建物が入り口です。
下に下りていくと(有料です)緑の森と蝶が飼育されている施設があります。


オオゴマダラがたくさん止まっている花です。
手にとって、記念撮影が出来ます。
女性が喜んでいるのに、蝶にさわれない男性がいるそうです。

この後、この花束をゆっくりと揺らすと、
驚いて、離れてしまう蝶もいますが、
直ちにまた、戻ってきます。
施設の人がやって見せてくれました。

8月8日は何の日?

2006-08-14 | 沖縄のくらし
土曜日は蝶の特別講演会に出かけてきました。
毎年8月8日は、蝶々の日なのだそうです。知らんかった。
沖縄の本部(もとぶ)町が提唱し、全国で採択されたらしい。

講師は、多摩動物公園で昆虫生態館などを手がけ、今は群馬昆虫の森にいる矢島稔さん。夏休みはNHKラジオの子供電話相談室で忙しい。いきなり相談内容を通告されて2分以内でまとめて回答するらしい。
そんな矢島さんがいきなり、問題を出題。この中で昆虫はどれか。

正解は蜂とカミキリムシが「昆虫」で残りは「虫」。
ためになるね。
1億2千万年前のトンボの化石。人が500万年前だから。恐竜時代よりも前から昆虫がいたことに。たくさんの昆虫が生まれたから爬虫類が増えた。鳥は恐竜の仲間。2億年前にトンボやゴキブリが空を飛んでいた。

紫外線を感じる蝶々。
上が人間の目。下は蝶々の目。まるで違う、など楽しい話をたくさん。
たくさんの蝶の不思議な話が次々とお話された。
会場の子供からは、蝶と蛾の違いは、など難しい質問。

講演会の後は、子供達の踊りです。元気で踊ってます。

蝶の食草を記念に植えてます。


人工尾びれのイルカ

2006-08-13 | 美ら海水族館
「病気のために人工尾びれをつけたイルカがテレビに出ていたけれど、今も元気でいるのか見てきてほしい。」と、kikiさんからコメントがあった。
…もし、いなかったら、悲しい知らせを書かなくてはならない。

イルカにエサをあげている飼育員に尋ねた。
「人工尾びれをつけたイルカって、まだ元気でいますか?」
「向こうにいますよ。娘のイルカと並んでいます。」

「よかった。」
この女の子は人工尾びれの話を知っていました。

水際に頭を乗せていたけれど、フジが子供の方に近寄ってきました。
イルカって人の考えていることや、自分が何を期待されか分かるんじゃないだろうか。
「フジ、フジ。」って、女の子がイルカに声をかけていました。

元気な顔を見せてくれました。尾びれは小さいです。

普段は人工尾びれが不要です。今もつけていません。
隣のオキちゃん劇場でショーに出るときには、ジャンプ力不足を補うため人工尾びれをつけるようです。

空を飛ぶイルカたち

2006-08-12 | 美ら海水族館
海ガメ館の隣に、イルカのオキチャン劇場とラグーンがあります。
どちらも無料です。
オキちゃん劇場は1日の公演時間が決まっており、まだ始まらないので、ラグーンの方に行って見ました。
水面上に浮かび上がり回転しています。練習しているのかな。

おおっ!ジャンプが始まった。
右から、左から。何頭ものイルカが競演。

青い空に向かって、すごいジャンプ。

カメラに入りきらないジャンプ力。すごいね。

海の青と空の青。波の白と雲の白。

空を飛ぶイルカ。すごいね。

ウミガメ館

2006-08-12 | 美ら海水族館
海洋博公園は、沖縄国際海洋博覧会をテーマにした公園だけあって、海に関するいろんな施設があります。
ちゅら海水族館を出た左側には、海亀館があります。
ここは無料区域です。
上から見るとこんな感じ。
なんか左の方に集まってるけど、何だろう。

下に潜ってみると、ドカドカっとウミガメが集まってました。

人が珍しいのか、好奇心一杯なのか、人間の方に近寄ってきます。

確かにこの水槽はウミガメしかいないので退屈なのかも。

結構、迫力があって、みんな喜んでいます。

産卵したアオウミガメを飼育し、1年後に海に放しているようです。
タグがついていて、米国西海岸まで回遊したことが初めて確認されたそうです。

沖縄美ら海水族館(7)熱帯魚

2006-08-12 | 美ら海水族館
ちゅら海水族館は、お目当てのジンベイやマンタもいいけど、サンゴや熱帯魚も楽しめます。
今回は、熱帯のお魚たちを紹介します。
ナンヨウハギ君:サンゴ礁に棲んでます。全長25cm。
この模様、どんな意味があるのかな。

ツノダシ君:サンゴ礁に棲んでます。長く伸びてるのはツノじゃなくて背びれです。

カンモンハタ君:サンゴ礁に棲む。斑点模様が特徴。イシミーバイ。
マダラハタ君(下):全長50cm。サンゴ礁に生息。肉食性でエビ・カニ魚を捕食。

トゲチョウチョウウオ:サンゴ礁に生息。背びれの一部が糸状に伸びる。全長20cm。
顔は左です。間違えないようにネ。
斑点が目のように見えます。敵から逃げるための工夫なのかな。

ヘラヤガラ君:全長1m。トランペット・フィッシュ。初めて長期飼育に成功。
右が顔で、黄色いのは尾びれ。

ウメイロモドキ君:背が青で、背びれと尾びれが黄色。
上にいるのはツノダシ君。

今日の熱帯魚は、尾びれが黄色が多いです。
頭より尾を目立たせて、逃げやすくしているのかな。

「ちゅら海水族館ガイドブック」で調べて解説しています。

沖縄美ら海水族館(6)子供達

2006-08-09 | 美ら海水族館
沖縄は一足早く、お盆です。
エーサーの踊りも街中で見かけます。
店は閉まって、家には親戚が集まり賑やかです。

ちゅら海水族館も地元の家族連れが多いようです。
孫が、祖母の車椅子を押し、祖父の手を引いて案内しています。

熱帯魚の海は子供に人気です。

記念撮影よりも、お魚が気になります。

サメさんも来たよ。

つかまり立ちが危ないので、だっこされて、おしまい。

こりゃ、なんじゃ?

もぞもぞ、うごいとる。海の生き物は不思議だ。

アナゴの仲間です。砂から頭を出してプランクトンを食べる。

沖縄美ら海水族館(5)マンタ

2006-08-08 | 美ら海水族館
マンタ君。英名、Manta Ray。
世界最大のエイ。オニイトマキエイ。
ジンベイ君が一緒にいるので目立たないけど、マンタ君もでかいよ。

世界で初めて飼育に成功した。
大きな口で海水を吸い込んでプランクトンをバクバク食べる。
キングキドラに似てるような…。
二つ飛び出ているのはヒレです。その間に口があります。

泳ぎを楽しんでいるね。
羽を広げて空を飛んでいるのと錯覚してしまう。
海流に乗ってダイナミックに滑空しているね。

上昇気流にも乗ったのかなあ。
おなかを見せて、後ろに倒れ込むように、大きく宙返り。


沖縄美ら海水族館(4)ジンベエザメ

2006-08-08 | 美ら海水族館
今回は、ジンベイザメ特集。
体長8mもあるジンベイザメ君が3匹も悠々と泳いでいます。
近くの海にある公園のいけすにはメスも含めて数匹いるようです。
いつか繁殖が見られるかな。
映画館のスクリーンのような大きな水槽を見ていると…
来た。来ました。

ジンベイ君が!Whale Shark。英名はサメクジラ?

でかいなあ。圧倒される。

魚を引き連れているのがカッコイイネ。
それとも、魚たちは、楽して泳いでいるのかな。

こんな巨体なのに、プランクトンや小魚しか食べない。

いなくなった、と思ったら…。
わぉ!いきなり現れた。
しかも2匹がぶつかるように交差して。

見せてくれます。
楽しませてくれます。


熱帯ドリームセンター

2006-08-07 | 本部町

海洋博公園のなかにある熱帯ドリームセンターTROPICAL DREAM CENTERに行ってきました。
入り口の天井のステンドグラス。
遠くに塔がそびえます。
あそこまでいけるかな。

ランが咲いています。

咲き乱れる胡蝶ランに、圧倒された記憶がありました。
8月は咲く花の種類がやや少ないらしい。次回に期待です。


バオバブの木です。
今日の夕方には花が咲く予定らしい。
白い花です。

アセロラです。実はビタミンCが豊富で注目されています。
公園のある沖縄県本部(もとぶ)町が生産量日本一です。

スターフルーツです。
美味しそうな実がついています。

パイナップルをいただきました。
イベントなのか無料サービス。
おいしかったです。


油味噌(あぶらみそ)

2006-08-06 | 料理
昔、沖縄で勤務した先輩方が集まってきてくれた。
仕事上の苦労話などをお聞きし、記録するのが目的。

移動中の車中で、名所やお気に入りの特産品などもしっかりお尋ねした。
少しずつ、紹介しますね。

まず、油味噌。ピーナッツ入り。
伊江島の特産で道の駅許田にしか置いていないらしい。
ピーナッツは地豆(じーまみ)という。”め”が”み”に変化。

ネギ味噌みたいに辛くて食欲が進むものかな、と思っていたら、砂糖が入っていて甘い。
温かいご飯に載せたり、これでおにぎりを作るそうだ。

ピーナッツ好きの人にはたまらないといわれたが、ピーナッツの王者は柿ピーだ。
この不思議な食感については、しばし論評は避けよう。