回避されるのかと思っていた民主党代表選は、菅VS小沢で争われることになった。
これまで“毒気”のなかった民主党の代表選から、権力をめぐって毒まみれの代表選となるので、興味深い。
国民の多くは、菅政権に不満を抱きながらも、小沢政権への不安はぬぐいきれない。
そういう世論に押される形で勝敗が決まるのではないかと思うが、自民党の派閥抗争の渦中で鍛えられた小沢氏の党内選挙の強さを侮ることはできない。
民主党が衆院選で勝利したのは、去年の8月30日。まだ1年しか経っていない。
鳩山総理が誕生してからは、まだ1年も経っていない。
円高が進み、株価がどんどん下がる。ただ、これは民主党のせいではない。民主党の罪は、できもしないことが分かっていて、政権をとるためにウソをついたことだ。
その民主党のウソに眼をつぶって、民主党を選んだのは国民だ。
日本国民は、もういい加減に、他人のせいにして、そこで思考をストップするのを止めるべきではないか。
一歩踏み込み、自ら参加することで、情報が増えるし、視野は大きく広がる。「参加する」ことでしか、日本は良くならない。
国は余計なことをする必要はない。
国民が「参加できる」環境整備に気持ちを注いでさえいれば、国民生活の課題は国民自らで解決していける。
国は「大きなお世話」をやめて、本来の役割に集中するべきだ。
国に「大きなお世話」をやめてもらうためには、国民がまちづくりや政治に「参加」し、自らが自らの生活改善を図っていくことだと思う。