台風の接近が心配されるが良い天気。午前中は、綾部高校の学校公開(東分校)を見学した。
在校生の意見発表や研究紹介、圃場見学など、大変充実したもので、中学3年生たちも熱心に話を聴き、見学をしていた。
午後は、OECD(経済協力開発機構)の国際ワークショップ「人口減少・高齢化社会の地域活性化政策~京都府中北部を事例に~」に出席するため、龍谷大学深草キャンパスに行った。
ここでは龍谷大学LORCの野口寛樹研究員が、NPO法人あやべ福祉フロンティアの福祉移送活動について、平均年齢60代半ばのボランティアが平均年齢80代の利用者を支援する仕組みがうまくできている先進事例として紹介していただいた。
フロンティアがOECDの舞台に取り上げられ、世界の先進国の研究家に紹介されたことは本当に光栄で、ありがたいことだと思った。
議論全体としては、外国の研究者から、「北中部への投資は無駄になるのではないか?」との問いかけがずっとあった。
それに対するしっかりとした答えを日本人が出せなかったことが残念だった。
人口減少と少子高齢化の深刻な問題は近い将来、都市部で発生する。それを抑制するために、都市から農村への人口流出誘導政策が必要だ。
終了後、レセプションに参加し、京都府や亀岡市の職員の方々とも話ができた。