四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

府の被災地支援プログラムも使えます!

2023年08月16日 | 京都府議会

 16日㈬昨日、種清喜之市議らから「以前の災害でも有効だった京都府の地域交響プロジェクト被災地支援プログラムを使えるようにしてほしい」と要望を受けていたので、朝、益田文化生活部長に電話を入れたが不在で、担当の硲文化生活総務部長に「せっかくの制度であり、今回は中丹三市が災害救助法の指定も受けているので、ぜひ使えるようにしてほしい」と要請した。

 あわせて、高屋中丹広域振興局長にも電話を入れて、「今回は中丹が中心的な被害を受けたので、ぜひ局長からも部長に働きかけて下さい!」とお願いした。高屋局長からも部長に連絡していただき、「前向きに検討する」とすぐに回答いただいた。

 そして、今日の午後には文化生活部から下記の連絡をいただいた。迅速な対応に感謝申し上げます。

台風第7号に係る地域交響プロジェクト交付金の被災地支援プログラムにつきましては、以下の内容で、地域住民等による被災地支援について支援させていただくこととなりました。(詳細は別添チラシをご覧願います)

対象期間:8月14日~9月30日

交付額 :上限30万円(補助率10/10)

 高屋局長にはすぐに御礼のメールをすると共に「この補助金申請については、前回同様に柔軟にやってほしいと思っています。被災者やその地域の自治会長さんが申請してこられると思うので、前回OKにしたことはOKにしてもらうように、5年経って担当者も代わっていると思いますので、くれぐれもよろしくお願いします」とお願いしたところ、「ご申請があれば、局で丁寧に対応するように指示しております」と心強い返答をいただいた。

 

 今日は午前中、10時から市斎場にて、中山勝美さんの葬儀に参列した。喪主ご長男、中山五志さん私が25年前に綾部にUターンした時に、ローターアクトクラブに誘ってくださったり、最初の何の人間関係もなかった時にいろんな人を繋いでいただき、大変お世話になった。当時は福知山の食糧事務所の職員だったが、今は農林水産省の外郭団体にお勤めで、先日も東京から帰省された際、家に寄っていただいて、お話していたところだった。

 喪主挨拶で土下座をされ、お母様のこれからのことを皆さんにお願いされた。喪主のそんな姿は初めてだったが、あれほど想いのこもった挨拶は見たことがなかった。

 

 葬儀後、被災箇所の現地調査に回った。まず12時相根一雄さん宅へ。道路も通れず、歩いて家まで上がった。

 多くのマスコミが取材に来て、空にもヘリが飛んでいた。

 京都府森づくり推進課長綾部市上下水道部長来ていただいており、今後の土砂撤去や仮設トイレの設置などの段取りをして、「できる限りの制度を活用して再建をお手伝いします!」と相根さんを励ましてくださっていた。

 相根さんも昨日よりは元気を取り戻しておられたが、「裏の小屋に置いていた大事な書類がどれだけ掘り出せるか?」と嘆いておられたので、「元気を出しましょう!」と励ました。

 

 続いて、柳原秀一市議、種清喜之市議と共に、犀川が越水した物部地区の下市を現地調査した。床上浸水した家の方物部地区の連長でもある久木康弘下市自治会長に同行していただいた。

 ここは堤防をかさ上げしてもらわないといけないだろう。前回、5年前にも同様に越水し、床上浸水している。わずかにかさ上げしてもらった土砂は今回で全て流れてしまっていた。

 西坂町裏山から水が出て、土砂崩れを起こした現場へ。

 被災された家の方から「兄が福知山市職員だが、福知山市にはこういった災害復旧のための補助制度があるそうだが、綾部市にはなぜないのか?」と質問された。福知山市にどういう制度があるのかは分からないので、両市議に調べてもらうようお願いした。

 西坂町の主要地方道綾部大江宮津線の枯木峠土砂崩れで通行止めになっていたので、その脇道福知山市につながっている尾藤峠に車がドンドン入っていったが、何台かが「通れない」と引き返してきていた。

 中丹東土木事務所長に連絡して、「手前で通行止めを知らせるなど対応が必要ではないか?」と依頼して、本当に通れないのか見に行ってみたが、福知山まで通れる様子だった。それで峠を通って帰ろうとしたら、大型トラックが峠道に入ってきて、進むことができなくなり、立ち往生してしまっていた。何とか横を通り抜けたが、土木事務所長に「対応が必要ではないか」と再度連絡した。

 

 志賀郷地区本田文夫市議と回った。志賀郷は被災箇所が多く、約3時間かかった。

 最初志賀郷町犀川と支流の合流点の越水地点見た。山崎善也市長もちょうど来られ、副市長と手分けして回っておられるとのことだった。

 続いて、西方町の床下浸水現場へ。

 さらに坊口町に入った。

 各所で山から流れ出してきた木が大きな悪影響を及ぼしていた。もうだいぶ手遅れだが、それでも山に税金を入れて手入れをしなければ、これは全国各地で災害を甚大化させている原因となっているだろう。こういったことは国にもっと考えてほしい。

 内久井町も相当の土砂流出があった。一時は孤立家屋があったが、すでに土砂は除去してもらっていた。

 続いて、西方町へ入った。西方もあちこちで土砂崩れを起こしていた。浸水家屋の方々にお見舞いを言いながら回った。

 家の裏に多量の土砂が出ているところがたくさんあった。この土砂の処分場所や費用負担のことを支援して欲しいとお願いされた。

 西方町の別の場所でも。

 家屋だけでなく、農地も土砂が流入したり、畦が崩れて、相当大きな被害を受けているし、森林災害はまだまだこれから先に判明してくるだろう。

 現場を見て得た情報を活用して、早期の復旧と今後の防災対策について、京都府、綾部市と協力してどうやっていくのか、それを考えたい。

 他にも被害はあると思います。ご相談は遠慮なく、お寄せください。


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台風7号

2023年08月15日 | 議員活動

 15日㈫昨夜未明から台風7号の影響で雨が降り始めた。これまで約1ヵ月降らなかった雨が降り出す前、嵐の前の静けさというか、嫌な感じの静かな時間があった。

 0時になる前からか、自宅のあたりも雨が激しく降ってきた。

 京都府の河川防災情報システムを見ていると、奥上林地区の古和木、睦寄、東八田地区の於与岐、志賀郷地区の篠田、物部地区の物部の観測地点での時間雨量と累計雨量がここらへんの比ではないくらい降っていた。それも綾部だけ。雨量計の間違いではないかと思いたいくらい、時間50ミリ、累計200ミリという集中豪雨に見舞われていて、志賀郷、物部を流れる犀川の水位が急上昇していた。

 これは明日、大変なことになっているだろう嫌な予感を抱えながら朝を迎えた。15日の朝、雨量の多かった地域に「大丈夫ですか?」と連絡を入れた。案の定、「大丈夫ではない」という返事があった。上林と東八田からは「今のところ、大丈夫」という返事があったのはホッとした。

 昨夜と今朝からの写真物部地区の種清喜之市議、豊里地区の後藤光市議などから送られてきた。豊里はこれまで大きな被害を出してきた地域の家屋被害はないようだった。

 篠田の深山で土石流が出たと報道されていたので、深山在住の元市議、相根一雄さんに問い合わせたら、「やられましたよ」と電話があり、たくさん写真を送っていただいた。

 いつも元気な相根さんがさすがに気を落としておられたので、「明日、顔を見に行きます」と約束した。

 15日が台風の本格接近と言われていたので、これが過ぎるまでは待つしかないと、午前中正暦寺の施餓鬼供養筆頭総代として参列した。初盆を迎えた遺族の方々がお参りに来られていた。

 台風のため、本堂を使わずに庫裏で行ったが、空調も効いていて、この方が良いのではないかという意見が他の総代からも上がっていた。

 午後から夜にかけて自宅で情報収集しながら待機した。テレビやネットの情報と共に、被災された地域の市会議員さん方が地元を回って、情報を入れていただいた。

 由良川の水位が上がっておらず、風もさほど強くはなかったので自宅の周りは大丈夫だったが、綾部の被災状況が全国ニュースで流れるので、全国の様々な方からご心配の連絡をいただいた。


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お盆

2023年08月13日 | 家族

 13日㈰朝から仏間の掃除をして、その後、お世話になった方の訃報に対し、事務所から弔電を打った。

 11時正暦寺玉川弘信住職棚経に回ってこられた。

 夕方にはお墓参り。涼子が体調不良のため、今日も温二郎が代表して参拝。

 小源太が巣立っていくと温二郎がしっかりしてきた。夜ご飯の買い出しにもおじいちゃん、おばあちゃんの付き添いで温二郎が行ってきてくれた。

 近くにある祖父の弟のお墓、祖母の実家のお墓にもお参りした。


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お盆を迎える準備

2023年08月12日 | 家族

 12日㈯台風接近が心配なところです。四方源太郎事務所は昨日からお盆休みに入りましたが、私は遠出する予定はありませんので、お盆期間中にでも何かありましたら、携帯までご連絡ください。

 

 今日はお盆準備のため、午前中JA京都にのくに「彩菜館」花を買いに行ったら、大勢の方が並んでおられて、花はほとんど売り切れていた。物部の土田幸男さん「今日、二回目や」と出荷に来られていた。

 午後仏壇の掃除。ロウソクの蝋の取り除き方を知らず、これまでドライバーなどで削っていたが、今回、ネットで調べたら水やお湯につければスッと取れるとあり、やってみたら確かにこっちの方が簡単で燭台を傷めないことが分かった。

 墓掃除にも行かなければならないが、あまりに暑いので17時から。今年は温二郎が手伝ってくれた。

 昨年までは小源太の仕事だったが、交通費もかかるので今年のお盆は帰省しない。9月上旬に帰ってくるそうだ。

 墓は草が生い茂り、その草も雨が全く降っていないので、枯れ果ててボロボロになっていた。

 約1時間、二人でゴミ袋にそれぞれ一杯、草を引いたり、落ち葉を拾った。温二郎がさすが中学2年生で相当に役立った。


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オーベルジュ・KIKUYAへ

2023年08月09日 | 食・レシピ

 日㈬ようやく監査委員の決算審査が終わったので、地元の相談案件への対応いつも「げんたろう新聞」を配っていただいている方から、近所の交通事故多発箇所について相談があったので、現地を見に行った。

 安場川九反田橋という夕陽ヶ丘自治会から上延町自治会に渡る橋がある。昭和49年3月に架けられている古い橋で、当時の規格だったのか欄干がコンクリートの重厚な橋だが、上延町方面に出る際に左右の見通しが悪く、交通事故が多い。8月上旬にも事故があったとのこと。

 一旦停止で必ず停まり、じわじわと出れば事故にはならないだろうが、通勤ラッシュ時はここを行き交う車も多く、目の前に見える信号も気になるのか、スッと出てしまう車もあるようだ。

 道路も幅が一定ではなく、勾配もあるため、安全確保が難しい交差点になっている。たまたま先日、事故に遭われた方が通りかかられたので、事故の状況を詳しく聴くこともできた。

 橋の欄干を一部切り取って見通し良くしてもらえないか?という要望だったが、橋の強度などの問題でそう簡単には取れないだろう。市道の交差点なので綾部市の建設部長に連絡し、まずは建設部に現地を見てもらって、交通抑制や注意喚起など、何らかの対応ができないか考えてほしいと依頼した。

 

 午後口上林の十倉中町にオープンした「オーベルジュ・KIKUYA」を訪ねて、蕎麦ランチコース(3,000円)をいただいた。蕎麦二品(すだち蕎麦、もり蕎麦)、蕎麦麩田楽、天ぷら盛り合わせ、デザートを出してもらいながら、お困り事はないかなどお話を伺った。

 店主駒井靖さん三代100年続いた京都・宮川町の天ぷら割烹「喜久屋」を営んでおられた。経営は順調だったが、コロナによって転機を迎えられ、65才になったらやろうと思っておられた田舎暮らしと一日一組限定の宿10才前倒しの50代半ばで開業された。

 2年ほど前、関西周辺であちこち回って物件を探されている頃に、地元の東山区選出荒巻隆三府議から紹介を受け、綾部の物件もいくつか見ていただいた。最終的に綾部の景観や食材、人間の良さを気に入っていただき、綾部に移住していただくことができた。

 農家民泊の営業許可はまだ下りていないが、まずは飲食店として蕎麦ランチコースなどで7月から営業をスタートされている。

 

 駒井さんは愛犬家であり、全国のペット同伴可の宿やレストランにも行かれているが、ペット同伴可というだけで、料理が本当に美味しいとか、滞在環境がすごく良いというところがなかなかなかったそうで、愛犬と共に過ごせて料理も美味しい、そういう場所を創りたいと思われた

 宿泊は1日1組限定で、2人で10万円(1泊2食付、飲み物込)と高額ではあるが、綾部に新しい「名所」ができたと思っている。本格的なフィンランド式サウナもある浴場ドッグランなども備えられている。

 宿泊が入っていない日には予約制で蕎麦ランチコースや懐石コース、天ぷらコースなどを提供される(席はカウンター4席)そうなので、綾部の人は泊まるというより、自分たちが食事したり、また大切なお客様を接待する場所として活用できるのではないだろうか。

 先日近所にある「るんびに学園」たくさんのパンを持って訪ねていただいたそうで、「これからの人生は自分一人が生活できればそれでいいので、利益というよりもふるさと納税の商品開発をするとか、自分の経験や能力で綾部市に役立つことができれば嬉しい」とおっしゃっており、綾部の同じ思いの人達と繋がってほしいと感じた。

 

 綾部市民を健康にするプロジェクトの会合参加新しいメンバーにも参加していただき、今後に向けての良い話し合いができた。起こり得る課題もメンバーで共有しながら、前に進めていきたい。


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決算審査が終わる

2023年08月07日 | 京都府議会

 日㈪朝7時12分発の特急京都へ。監査委員の決算審査は10時からなので、この電車に乗らないと間に合わないと思っていたが、調べてみる夏休みや週末には7時53分発の特急が走っているようだ。でも、綾部駅まで歩くのに、8時前では汗だくになってしまうので仕方ないかもしれない。

 決算審査もようやく今日で終わり。最後知事直轄の職員長、知事室長、会計管理者への質問を行った。

 私は広報について質問。

 知事と行き活きトーク予定調和されすぎているので、もう少し、参加もオープンにして、話の内容もざっくばらんなものにしたらどうか提案した。

 広報業務の発注がプロポーザル入札ばかりで受注業者が偏っていないか?昨年度末の予算特別委員会で指摘したことが改善されたか?聞くと、今年度6件のうち、2件は一般競争入札に変えたとのことだった。

 京の未来創造PR事業費については京都府のホームページに一切内容が出てこないので、どういう事業かもう少しアピールすべきではないかと指摘した。

 毎月発行されている「府民だより」については、ペーパレス時代にいつまでも現行形態で発行するのか?と質問した。「必要としていただいているので同じ形態で発行する」とのこと。市町村の広報媒体もあるので、連携して府の情報を掲載してくれたらお金を払うというやり方もあるのではないか?と提案した。

 また印刷の発注振興局単位で入札するなど、安さだけでなく、幅広く府域全域の印刷業者の仕事になるようにした方が良いのではないかと指摘した。

 

 一番最後監査委員事務局に対しての質問だったが、こちらは質問というより、決算審査を通しての改善点等意見交換した。

 これで決算審査は終了して、9月7日に審査結果を知事に提出し、意見交換をすることになっている。

 夜は予定があったので、京都に泊まった。


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夏まつり

2023年08月05日 | 議員活動

 日㈯暑すぎて、体がだるい。

 10時からITビルにて、令和5年度両丹お茶まつりが開催されて出席した。第74回両丹茶品評会の褒賞授与式が行われた。綾部市、福知山市、舞鶴市の三市持ち回りで開催されている。

 綾部市からも、玉露の部1等賞の福井ヒデ子さんをはじめ、多くの個人、企業、団体が受賞された。

 両丹茶は多くが宇治茶の原料となっている。戦後まもなくから、由良川沿いに茶畑が作られ、製茶技術も年々向上して、高級宇治茶をお手頃な価格で飲んでもらえるようには両丹茶が貢献している。

 福井ヒデ子さん受賞者を代表して、謝辞を述べられた。

 夕方、17時からは京都府中丹文化会館にて、第24回ドンドコ夏祭りの開会式出席し、山崎善也市長と共に来賓として挨拶させていただいた。

 この事業は、綾部市太鼓連合会(芦田正巳会長)中丹文化事業団の協力を得て、長年、主催され、子どもからお年寄りまでの幅広い世代の太鼓演奏飲食店が並んで来場者を楽しませている。綾部市が太鼓を通したまちづくりをしていることを示す象徴的な事業である。

 17時半頃には、お声がけいただいていた「井倉町夏まつり」に顔を出した。田野町自治会からもお招きいただいていたのだが、今年は都合がつかず申し訳ありませんでした。

 大勢の方が集まっておられて、こちらでも一言、挨拶させていただいた。

 井倉町自治会の前会長私の後援会の綾部第6支部長を長年、務めていただいた安村昇さんが来ておられて、久しぶりに言葉を交わした。

 以前はお酒も好きで大変お元気な方だったが、病気になられてここ数年、お顔を見ていなかった最近は家の周りを散歩されるまでに回復されたようで、今日も奥さんと一緒に来ておられて、お元気そうなお姿が嬉しかった。亡くなった洋伯父と同級生でご高齢ではあるが、いつまでもお元気でお顔を見せてもらいたい。

 

 18時からは綾部中学校PTAの本部役員と先生方との暑気払い岡町「ふじ田」で開催した。20名弱の皆さんと学校のことや子どものことなどを話しながら懇親を深めた。

 綾部中学校は若くてやる気のある先生方が多いので、数年で「日本一」の学校になると校長先生もおっしゃっていたが、きっとそうなると思う。


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監査委員の決算審査がつづく

2023年08月03日 | 京都府議会

 日㈭7時12分綾部駅発の特急京都へ。10時から監査委員の決算審査(3日目)出席し、午前中総合政策環境部の審査に当たった。

 1点目「DMO」について。もともとは「観光」の組織だったが、そこから発展して「まちづくり支援法人」となっている。京都府にも「市町村域を超えた総合調整」という役割が本来あると思うが、あえて「DMO」でやることに別の意義があるのか?と質問した。

 答弁ではそこの明確な区分けはよく分からなかったが、「海の京都DMOは中丹と丹後の振興局を包含しており、これは私が日頃から主張している北部府庁にゆくゆくなっていくと考えたらいいのか?」と問うと、皆さん苦笑しておられた。

 「総合調整機能」と言えば、ジビエの加工施設の計画が綾部で進められているが、獣の確保や解体後の残さの処理などで、中丹三市や府の関係部局との調整が必要なので、そういう「総合調整」をやってもらえるのか?と聞くと、それはやってくれそうな感じだった。

 中丹広域振興局の農林商工部長には事業者本人から加工施設のことを直接説明してあるので、連絡を取り合って課題解決の道や使えそうな補助事業などあれば、アドバイスをしてあげてほしいとお願いした。

 2点目「移住」について。京都府の移住条例が全部改正されて、何が変わったのか?ということを質問した。

 移住にもいろんなスタイルが生まれている。例えば、漫才師シャンプーハットてつじさん綾部で古民家活用して、そこには大阪方面からも様々な人が来られて、新たな交流が生まれている。

 先日は3周年のイベントがあり、私は誘われて行ってきたが、京都府の職員は誰も来ていなかった。そういうところに積極的に顔を出して、新たな縁をつくり、京都府の施策に役立てることを考えたらどうでしょうか?と提案したら、「それはちゃんと情報を得て、次回からは誰かが行くようにします」とおっしゃっていた。

 あと、「関係人口」という言葉は「交流人口」をさらに後退させたもので、そういう言葉は京都府の文書では使わないでほしいと求めた。

 にも「大阪関西万博」について質問した。

 

 午後総務部と建設交通部総務部には「財政調整基金」について意見を述べた。

 京都府の財政調整基金2100万円程度と非常に少ないが、「府債管理基金」には3000億円近い金額が積まれている。これが「財政調整基金」に代わる「貯金」になっているのだろうが、府民からすると分かりにくい。「府債管理基金」に積む金額の一部を「財政調整基金」に積むようにしていった方が良いと指摘した。

 旧本館の保存活用は壁は元通りの漆喰塗りに戻すなど、忠実に再現保存し、それに費用がかかるだろうから、300年計画くらいの長期にわたって整備すへきだと提案した。サクラダファミリアのようにしたら、観光客も増えるだろう。

 建設交通部には道路改良率が全国41位であるものを上げていくために「原発避難路予算」など、国交省以外からの財源確保に努めるように考えたらどうか?と提案した。

 また、北陸新幹線については「国が京都府の負担額をハッキリさせないから、京都府としては進むのも退くのも判断できない。国に金額を示される前に京都府から『これだけしか払えない』と金額提示したらどうか?」と提案した。

 さらに北陸新幹線だけでなく、在来線の複線化にも力を入れてほしいと要望した。毎年6月に行う政府への政策提案でも在来線強化の要望は毎年同じ資料で味気ない。もっと京都府の熱意を示すような資料を付けて、JR山陰本線の複線化などを国に提案してほしいと求めた。

 余談だが、7月26日付のしんぶん赤旗「北陸新幹線よりも在来線強化!」と北部5市2町の首長、議員、商議所会頭らとの会合で訴えたことを書いた先月7月12日のブログ「農工業プロジェクト、山陰新幹線誘致と在来線強化」の内容が掲載されていたらしい。共産党光永敦彦府議がTwitterで紹介しておられたので気がついた。

 

 日㈮昨夜京都に泊まり、今朝10時から監査委員の決算審査出席

 午前中農林水産部、午後教育委員会など。

 農林水産部には農振地域を農業経営の採算がとれる土地に絞り、農振地のインフラ整備は個人負担なく公費で行うべきだということと、ほ場整備の適地地元の意向を待つのではなく、京都府の方から「ここならやる価値がある」と示していった方が地域の話し合いが進むのではないかと提案した。

 北部の広大な農地を守るには稲作が欠かせない。稲作を成り立たせるためや食糧安保上でも米粉の研究や普及にも取り組むべきだという提案も行った。

 農林水産技術センターの亀岡から綾部への移転の準備状況どういった機能を強化するのかについても質問し、早く進めてほしいとお願いした。

 京都農人材育成強化事業に関しては、新規就農者の貸付資金等の対象年齢(現在は49才)を思い切って、65才まで上げたらどうかと提案した。

 スマート農業については、イスラエルの農業をモデルにしては?と提案した。

 

 教育委員会には教員の未配置(今年度5月時点で19名)が発生する原因とその対策を質問した。欠員が出ると現場にしわ寄せがくるので、教育局単位で少し余分に講師を集めておく必要があるのではないかと指摘した。

 外部人材の活用では、若い先生達と一緒にトラブルに対応する人材として「学校評議員」に協力してもらうのはどうでしょうか?と提案した。

 学校長寿命化対策では早く全面的にトイレを洋式化すること、体育館やトレーニングルームにも空調が必要では?と求めた。また、学校統合すれば長期的なコスト削減になることを考慮し、その削減分を統合後の学校に特別に設備投資することで統合に対する住民のハレーションを和らげる必要があると要請した。

 新旧監査委員と監査委員事務局の新旧職員の歓送迎会出席した。府の職員さん達の歓送迎会に出席するのは初めてなので、新鮮な気持ちになった。

 決算審査は来週月曜日で終わり、今後は現地へ赴いての審査が何度もあるようだ。


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綾部中学校吹奏楽部が金賞を受賞!

2023年08月02日 | 家族

 日㈬今日は監査の予備日だったが「中休み」の一日となったので、綾部中学校吹奏楽部が出場する第60回京都府吹奏楽コンクールを観に、京都コンサートホールに行った。

 娘の涼子は3年生トロンボーンのパートリーダーをしており、中学生時代のコンクールはこれが最後となる。長男の小源太も中学、高校の6年間、吹奏楽部だったが、よく考えたら今までコンクールは一度も観に行ったことがなく、初めての体験だった。

 涼子は1年生の時はパーカッションで、2・3年生はトロンボーンでこれまでに3度、出場しているが、金賞の経験はない。本人は3年生の今年こそ何とか!と思っていたようで、数日前には「練習で部員全体の気持ちが合っていない」とイライラしていた。

 綾部中学校は14時半から、24番目の出場だったので、少し前の19番目、福知山市立桃映中学校から25番目の福知山市立日新中学校までを聴いた。

 桃映中学校は一人一人の音が良く出ていて、人数が少ないながらも迫力があった。先生の指導力が高いのだろう。

 綾部中学校の前に出場した南丹市立園部中学校は、人数も多くて迫力があり、技術もしっかりしていた。綾部中学校はその直後で「比較されると不利かな?」と思ったが、そんなことを気にもしない勢いのある良い演奏で素晴らしかった。涼子も最後列で頑張って吹いていた。

 結果は見事に金賞!おめでとうございます!

 昨日綾部高校吹奏楽部が高校(小編成の部)で金賞だったので、二日連続で良い知らせが届いて嬉しかった。

 園部中学校もさすが金賞で、桃映中学校や日新中学校は銀賞だった。綾部から他にも出場していた何北中・八田中葉加瀬太郎の有名な曲の楽しい演奏だったが、残念ながら銅賞だった。

 

 綾中吹奏楽部の3年生は秋にも出演機会があって、まだ引退とはならないようですが、3年間よく頑張って取り組み、本当にお疲れ様でした。高校生になっても引き続き、頑張って下さい!

 

 午前中から別の用事で京都に来ていたので時間調整のため、次男の温二郎を連れて府議会の旧本館を見学した。以前は綾部の小学生が京都遠足で府議会見学に来ていたが、私が府議になってからは遠足のルートから外れたので、温二郎が府庁に来るのは初めてのことだった。

 旧知事室などは公開時間内であれば、どなたでも無料で見学できます。

 旧本館の旧正庁には昭和天皇やガガーリン少佐が来られた時の写真が掲示されている。その際にはバルコニーから駆けつけた府民に挨拶されたようだ。

 明日からは再び、監査委員としての審査が始まるため、綾部に戻って少し準備をして、明日朝から京都に向かうことにしている。


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