3月3日、グリンデルワルトにおけるスキー初日です。「二セコに住んでいるのに、なぜスイスまでスキーに行くの?」と、聞かれますが、広大なスキーエリアと素晴らしい景色を写真に収めたいと思い、今回の計画を立てました。
グリンデルワルト(Grindelwald)は、スイス・アルプスにあるベルン州山岳地方(ベルナー・オーバーラント)の村で、この地方の観光の拠点となっています。有名なアイガーとベッターホルンに囲まれた静かな佇まいの町でした。
グリンデルワルト駅に集合して登山電車に乗り、クライネシャイデックに到着。今回のフェローのスキーツワーは25名で、3チームに分かれて滑ることになりました。電車を下りると目の前にアイガー(3970m)、メンヒ( 4107m)、ユングフラウ(4158m)のオーバーランド三山が広がって、期待通りの圧巻でした。それにしても暑い暑い!まだ3月になったばかりなのに、4月位の春スキーの感じでした。
ゲレンデの状態は残念ながら、しばらく雪が降っていないそうで、一部アイスバーン状態になっている所もあり、圧雪されているもののあまり良くありません。私はいつも使用しているスキーを持っていったため、エッジの効きが悪くて苦労しました。
どこからもこのアイガーの北壁が眼前に迫っている感じでした。
アイガー北壁は、高さ1800mの岩壁で、グランドジョラスの北壁、マッターホルン北壁とともに、困難な三大ルートの一つとして知られ、三大北壁と呼ばれています。1858年に初登頂されていますが、日本人の槙有恒がアイガー北壁のうち、1921年9月、未踏の東山稜を初登攀した話は有名です。
メンヒ、ユングフラウの谷間は深くて、山の高さが感じられます。