食事用の布マスクが頭に思い浮かび、その仕組を形にしてみた 仕組み通りに実用性に適うかどうかは分からない

2021-03-08 12:05:56 | 政治
 食事用の布マスクが頭に思い浮かんだ。Google画像で既存の食事用マスクを調べたら、顔一面を覆うフエイスシールドを口に飲食物を運ぶたびに上げ下げする仕掛けのものとか、布マスクの口の部分を二重にして、ひと重側の布を持ち上げると、ふた重側の口に当たる布部分がくり抜かれていて、右利きなら、ひと重側の布を左手で持ち上げておいて、その間に右手で食べ物をくり抜いてある場所から口に運ぶ方式のものなどがあった。

 当方が考えたファスナーと形状記憶合金ワイヤーを使った食事用の布マスクは見当たらなかった。但し実際に製作してみたのではなく、頭に浮かんだ仕組みをその仕組み通りに画像と言葉の形にしただけのものだから、実際に着用可能なのか、着用可能でも、実用性があるのかどうかも分からない。専門家が一目見ただけで、使い物にならないといった評価を下す代物かもしれない。だが、折角頭に浮かんだから、ここに紹介してみることにした。

 画像にして説明することにしたが、手直し箇所があるので、改めてテキストで説明し直すことにする。

 〈ズボンのファスナーはスライダーを上に上げると閉まり、下げると開くが、逆の開閉にする。ファスナーの外側に沿って布の中に0.3ミリの形状記憶合金ワイヤー仕込む。スライダーを上げて、ファスナーを開くと、ワイヤーが上に跳ね上がって、口元に茶碗等を持っていけるようにマスクの端を表側に湾曲させる形で左右に開く仕掛けとする。食べ終えたら、スライダーを下げて、マスクとしての形に戻して、お喋りをするなりする。〉
 
 より具体的に説明すると、ファスナーの片方の歯列〈Zep teeth(務歯・むし)〉を前以って通してあるスライダーにもう一方の歯列を通して左右の歯列を噛み合わせ、ファスナーを閉じることができるようにする蝶棒(ちょうぼう)と呼ばれている小さな部品と、蝶棒を受け止める箱と呼ばれている部品は不必要なため、取り付けず、左右各歯列の下端(布マスクの最下端)にスライダーが抜け落ちないようにストッパーのみの取り付ける。

 スライダーはマスクを閉じている間はマスクの顎の下にイヤリング様のアクセサリーとして吊るしておくことになる。

 当方のファスナーを用いた食事用布マスクは、実用性があった場合はという条件付きとはなるが、飲食物を口に入れる直前にファスナーを上げておけばいいから、フエイスシールドや布二重マスクのように口に頬張るまで空いている方の手で支えていなければならない面倒は省くことができる。但し何らかの面倒を必要としても、既存の食事幼まずくは実用性という点で優るということなのかもしれない。

特にフエイスシールドの場合は何よりも相手の表情が透明なアクリル板を通して眺めることができる点が長所となっているのだろう。

いずれにしても、家庭内感染や飲食の機会の場の感染が多いということは複数で飲食する際には対人距離が最も狭まる状態でマスクを外す回数が多くなることがより大きな要因となっているはずだ。政府側は家庭内での生活は個室すること、食事や寝るときも別室にすること、食事の際はなるべく会話を交さない、その他頻繁に手を触れる場所を消毒することといった注意を一貫して出しているが、飲食の機会の場と共に家庭内の感染が多い傾向は変わらない。

 家庭内感染の場合の原因は空間的にも時間的にも家族それぞれが別室で生活する、あるいは時間をずらす生活をすることのできる余裕のある家庭がどれ程にあるかということに尽きるはずだ。家の狭さに応じた空間的な部屋数の少なさ、子どもが複数いて、親も共稼ぎなら、子どもを幼稚園や学校に間に合わせ、親自身も出勤に間に合わなければならない時間的な余裕の無い家庭の絶対数がより多いということを考えなければならない。

 感染者のウイルスはクシャミや咳だけではなく、これらの生理現象を伴わなくても、目前の距離で会話する場合に生じる飛沫が他者や物に付着することによって感染を広げていく仕組みを取るということを考えると、特に別室で別々に、あるいは時間をずらして食事を摂る空間的余裕も空間的余裕もないとなれば、最も対人距離が一定の時間狭くなる食事の際に飲食を口に運ぶとき以外はなるべくマスクをして会話を交わす必要に迫られる。

 このことは飲食店という飲食の機会の場でも言うことができる。と言うことは、これと言った面倒を煩わされることなく使用できるより実用的で感染防止により効果的な食事用マスクが必要になる。

 既存のマスクがその用を既に果たしているなら、家庭内感染や飲食の場でも感染はもっと減っていいはずだ。
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