現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

悪しき習慣?

2008-10-08 08:57:39 | 心の問題
あちこちの神社で秋祭りが行なわれている。
立ち並ぶ夜店の明かりに郷愁を感じるのだが、
少子化か、店を覗く人影は少ない。

「民主文学」に掲載された「悪しきならわし」という
一文は、私の心に暗い影を落とした。

町内会の総会で、「神社の礼大祭に、町内会費から
支出するのは反対だ」と、異議が出る。80がらみの
老人も「神社が何をしてくれたというんだ。日の丸と
神社への敬礼を強要させられて、親、兄弟が戦場に
駆り立てられ、命を無くしたのだ」と同調する。
「想定外の異議に、町内会長は反論もできず、事態を
どう収拾したらよいのか動揺する」というところで、
ストーリーは終わっている。

昨今、消防団への負担金も問題になっている。納めた
金は団員の飲み会に使われているからだ。だからと
いって、納めないと、いざ火事という時、助けてもらえ
ないことになりかねない。苦々しく思いながらも払って
いるという。

消防団に比べて、たしかに、神社は直接的な恩恵はない。
見返りが無ければ、出費は拒否する。小中学校で教職員が
堂々と国旗掲揚への反対運動をする。それを見て育った
子供達の代には、もう神社は無用のものとなるのか。

家庭崩壊、学級崩壊、神社仏閣の崩壊、そして国家の
崩壊は もうすぐそこまで来ている。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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